川田 清 さん(58歳)
遠回りがあっての合格
| 受験回数 | 3回 |
|---|---|
| 主な受講講座 | 2019年合格目標 模試パック＋直前対策講座 |
| 受講形態 | 通学（梅田駅前本校） |
| 学習開始時期 | 2018年12月 |
行政書士を目指した理由・きっかけ
会社員ですが、55歳の役職定年で肩書を外されました。長年のサラリーマン生活で、付いていた肩書を外されるという事は辛いものです。予想を超える苦渋の日々でした。そんな中、自力で獲得する「資格」は会社で通用しなくとも、社会で活かせる可能性が高い、ならば何か受けようと思い、手の届く限界が行政書士だと考え受験する事にしました。
LECを選んだ理由
横溝先生のブログを閲覧して決めました。最初の1年目は、参考書1冊、問題集、直前模試問題集だけで受験、２年目はYouTubeの閲覧で通信教育気分で受験しました。２回の不合格を通じ、初めて分析、反省、改善計画へと進み、横溝先生のブログにぶち当たり、この人についてゆこうと決意しました。阪神地区に横溝先生が来られる機会はほとんどなく、ブログの追っかけが中心でした。
合格への道のり
独学で獲得した２回の不合格は本当に迂遠な経路であり、非効率、無駄、無謀、迷路の状態でした。これに対して利点は、金銭負担が少ないという点です。また、あの有難い２回の不合格のお陰で自分を分析し、反省し、試験を分析し、対策立案に向かうことが出来ました。あの２回の不合格で余分に苦しみ、余分な２年間を過ごしたことで多くの時間を勉強に費やすことが出来ました。自力で参考書を読み進めることで何度も理解できていない所が理解できない苦しみにジタバタする事ができました。こんな経験は容易に出来るものでなく、誰でも進める道ではありません。
LEC行政書士講座カリキュラム・教材の良かった点、有効な活用法
模擬試験（会場受験）ほど実力を高める効果が感じられるものはありません。何回も実施されますが、最低4回の受験が必要です。弱点把握、復習確認、補正箇所確認、成長確認、それぞれ毎回1回で成果が出るものではありません。模試パックは合格に絶対に必要だと思いました。
講師のここが良かった
お世話になった先生として、横溝先生と梅田駅前本校の徳田先生、上田先生の3先生を挙げますが、徳田先生と上田先生について述べます。お二人とも厳しいです。両方を追うことは勧めません。出席し易いどちらか一人の先生に絞り込んで、徹底的に喰らいつき、泣きながらでも付いて行き、自分が怠けて教室に通いづらくなっても足を運び、追いつこうと努力した人に合格通知が届きます。
LECのサポート制度で良かった点
乗り入れ受講は初学者にはお勧めです。法律は数多く類例に触れることで感覚が養われるので、繰り返し学習が効果的です。基本パターンは、基本書と問題集の繰り返しなのですが、初学者の時は同じところをクルクル回ってしまい、気が付くと授業ははるか先に進んでいたと言う事を経験します。生真面目な人は特にそうです。授業で全体の進行に付いて行き、フォロー学習で繰り返し効果を高めるのが効果的です。ただし、ここで、「ああ、なるほど」とうなずいた人の90％は、クルクルに陥った時、この話を思い出せません。思い出せた10％の人は、無駄の少ない学習ルートを進むことができます。
これから行政書士を目指す方への応援メッセージ
僕も開業に向けた準備を進めている段階で、具体的な応援をするのは気が引けます。受験を志すのは、あくまでスタートラインに立つためのプロセスです。大切なのはスタートしてから、もしくは、どんなスタートを、どんな経路（専門分野）を進むかではないかと感じています。もう少し掘り下げれば、僕の知人の行政書士の先生の多くは厳しい収入状況です。他士業（多くは司法書士）兼業でも楽ではないようです。それでも自営業者の自由と孤独は得難い世界のようです。僕は先にそこに進んで行きます。
