西村 真吾 さん(53歳)
1年目の失敗から予備校を選び直し、2年目にLECを選んで合格!
受験回数 | 2回 |
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主な受講講座 | 2018年合格目標 パーフェクトコース+直前講座 |
受講形態 | 通学(神戸本校) |
学習開始時期 | 2017年12月 |
行政書士を目指した理由・きっかけ
以前住んでいたマンションの管理組合の理事長をやったのをきっかけに2016年度のマンション管理士試験を受け、不合格ではありましたが、ちゃんと勉強していなかったにもかかわらず、そこそこの点が取れました。では、ちゃんと勉強したら士業の試験に合格できるのではないか、と不遜にも思ってしまいました。同じ頃に、年齢的にも社内での自分のキャリアについて展望が持てない、ならば、別の職業に転じてこれからの人生を送りたい、という思いが募っていました。2002年にAFPを取得したもののあまり活用ができず、やはり独占業務を持っている士業につきたい。ただ、それまで会社の業務としてやってきた会計や税務の世界はちょっと自分に合わないのではないか、と考えて法律系資格を検討しました。その中でもとっつきやすい(とその当時は勝手に思っていた)行政書士試験を受ける決意をしました。
LECを選んだ理由
1年目(2017年)は他予備校の通信講座を自宅受講したのですが、インプット学習のペースメイクに失敗。特に行政法の学習にかなりの穴をあけてしまい、直前期になっても基本事項をきちんと押さえられずに焦っていろんな本に手を出して、結果不合格でした。この反省のもと、2年目となる2018年は通学講座を受けようと決意し、いくつかの受験予備校から自宅のある神戸にある学校の休日講座、という条件で見たところ、LEC神戸本校が条件に合致しました。その上で山本先生のガイダンスを受けて、「この先生ならついていって大丈夫」と判断。翌週に行われた行政法の第1回目の体験受講の後にパーフェクトコースを申し込みました。
合格への道のり
講座のスケジュールの都合で、最初に受講したのが行政法Ⅰ。2月にウォーク問過去問題集が発刊されると、山本先生が講義中に言われたように、法令編の冊子をぶった切って行政法択一の部分をカバンに入れて持ち歩き、通勤電車の中や外出先で問題を解いて解説読み。結果、行政法は得意科目といえるようになってきました。しかし、模試では得点が伸びず、真剣に「今年もダメかも・・・」と落ち込みました。ここで、行政法で手続法・審査法にて繰り返し間違う論点があることに気づき、ウォーク問過去問題集で全問題を5周回した後に、繰り返し間違えた問題だけをさらに3周回す。また、民法については民法20点アップ道場で重要論点の復習を行いつつ、「過去問を見ていないことが自信のなさにつながっている」と気付いて、9月になってからウォーク問過去問題集に載っている過去問や模試の問題を素材にして問題・解説の読み込みを行っていきました。朝1時間早く起きて勉強を始めたのもこのころです。さらに、記述60問解きまくり講座の問題を外出時に持ち歩いて読み込み。iPhoneユーザーなので、このころに配信開始された憲法の×肢コレクションアプリも隙間時間に取り組み、商法・会社法4点アップ道場も受講しました。本試験の直前1週間には、直近3年分の本試験問題を、年度ごとに本試験と同じ3時間で解いてみて、本番のシミュレーションを行いました。
LEC行政書士講座カリキュラム・教材の良かった点、有効な活用法
2018年度の合格講座講義録はB5サイズでちょうどよい大きさで、外出時にカバンに入れて持ち出して読んだりしていました。わざわざノートを作る方もいるようですが、私は講義で先生がお話しされたポイントは全部テキストに書き込みし、模試で間違えた問題の問題番号も書き込んで情報の一元化を図っていました。また、合格講座以外には民法20点アップ道場や商法会社法4点アップ道場、記述60問解きまくり講座を受講したのですが、いずれも内容がコンパクトにまとまっており、直前期にはこれらのレジュメを繰り返し読んでいました。一般知識等では、文章理解特訓講座が役立ちました。もともと不得手ではないとは思っていましたが問題文が長文になると間違える傾向があったので、「文章を全部読む必要はない」という効率的な問題の解法を学ぶことができ、得点が安定しました。
講師のここが良かった
神戸本校の山本先生の講義で印象的なフレーズは「わかりにくかったらこう考えて!」と一見わかりにくい論点を直感的な言葉に置き換えて説明されるので、すとんと頭の中に落ちる感じがしたので、必ずテキストに書き込んでいました。いわく、民法95条(錯誤)→「勘違いは助けるけど、とんでもないおっちょこちょいは助けない」、信義則=「相手の信頼を裏切ったらあかん」。また、Webフォローの講義では横溝先生の講義が分かりやすかったです。サザエさん一家を使った事例解説は、もはや定番と言っていいでしょう。2色のマーカーによりポイント指示は、私もそのまま自分のテキストへのマークに使わせていただきました。
LECのサポート制度で良かった点
パーフェクトコースのすべての講座についているWebフォローを使うと、生講義と合わせて最低2回聴くことができます。そこで、生講義とWebのそれぞれの説明で指摘されるポイントをテキストに書き込んで情報を補完し、学習内容の理解をより深めることができました。このWebフォローはスマホで視聴できるので、生講義から間をあけずに通勤途中やお風呂に入りながら繰り返し視聴しており、隙間時間の有効活用ができてよかったです。
これから行政書士を目指す方への応援メッセージ
長い学習期間の間には、必ず伸び悩む時期があります。ただ、そんな時でもむやみに新しい問題集などに手を広げても中途半端に終わるだけです。そんな時こそ、自分がこれまで使ってきた教材や問題集、受験した模試をフル活用して、自分が足りなかった部分の学習をやり直してみるべきだと思います。一見遠回りに見えますが、それが結果的に本当に身につく対策になります。また、捨て科目は作らないのが賢明です。具体的には、(憲民行の3科目を固めることを前提に)商法・会社法には手が回らないからといって安易に捨てないことです。私自身で言えば、本試験で記述が振るわなかったところを補ってくれたのは商法・会社法(5問中4問正解)でした。コスパ重視で範囲を絞って学習すれば、万が一の保険になりますし、なにより捨てた分野以外のところだけで合格点を取らねばならず、それだけハードルが上がってしまいます。手を抜いた勉強ではなく、正しい学習法で勉強すれば合格できるのが行政書士試験だと思います。私自身が「夢はかなう」というのは本当にあるんだな、ということを実感させてもらったこの試験で、皆さんも本当に夢をかなえてください。応援しています。