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2017年度合格 鈴木 聡子さんの合格体験記

合格者
一発合格

鈴木 聡子 さん(38歳)

受験回数 1回
主な受講講座 2017年 パーフェクトコース、到達度確認模試
受講形態 通学(新宿エルタワー本校)
学習開始時期 2017年3月

行政書士を目指した理由・きっかけ

きっかけは友人から勧められたことです。子ともが2歳の時に仕事を辞めるまでは、商社の人事部門で、海外の役所に許認可申請書類を提出したり、外貨支払いの精算をする仕事をしていました。複数の友人から「行政書士って資格があるよ」と何度か勧められていたものの、独身時代は資格なんて全く興味がなく…。
出産し、仕事と家事育児の両立がうまく行かず仕事を辞め、短時間で働きながら生活をする中で「このまま人生終わっていくのかなぁ」ともやもやしていた頃、再び友人が「行政書士でも取ったら?」と。法律の勉強などしたことがなく、行政書士と司法書士の区別もつきませんでしたが、行政書士について調べてみて、また好きだった許認可の仕事ができるかもしれない、と嬉しくなり、目指すことを決めました。人生において出産・子育てをする選択をすると、ライフステージに合わせて働き方を変える必要に迫られますが、その変化に対応できそうな仕事であったことも理由の一つです。
夫は日曜日のみ休みがとれたため、3歳になったばかりの息子を夫に託して日曜日の講義に通うことになり、受験生生活をスタートしました。

LECを選んだ理由

条文って何?というレベルだったので、予備校に通うことは決めていました。予備校を選ぶ際は、カリキュラムや実績も重要かとは思いましたが、良さや違いを見分けられるだけの学習経験がなかったことと、最終的には自分が頑張れるかどうかで結果は決まると思ったので、まずは学校の雰囲気やそこで働く人の感じよさ、落ち着いて勉強に打ち込める環境かどうかを重視して、いくつか見学してまわろうと思っていました。2番目に見学したLECの新宿エルタワー本校は自分の条件に合っていたことと、カリキュラムや教材も最初に見学した予備校よりしっかりしている印象を受けたことから、これ以上は見なくていいやと、すぐに申し込みました。「やろう」と思い立ったのは3月。本試験まで8か月という時期でしたが、スタッフさんの「大丈夫です、いけますよ。」という力強い後押しがあったことも大きかったです。

合格への道のり

合格したら社会的にも信用のある資格がとれるというのは、非常に恵まれたことだなとずっと思っていましたが、何年も夫と息子に負担をかけることは避けたく、1回で合格しようと決めていました。そのために、勉強のやり方はプロの講師の教えを素直に聞くこと、自分は時間の使い方を工夫することを心掛けていました。
子どもが生まれてからは朝4時に起きる習慣がついていたので、早朝は講義の録音を聴きながら家事を済ませ、家族を起こすまで記述問題を解いたり、条文を読んだりする時間にあてました。家族を送り出してから自分が出勤するまでの数時間と、日曜日の講義後〜夜までが、勉強の時間でした。逆に、平日の夕方〜翌朝と土曜日は家族の時間と決め、勉強はできないものと割り切りました。
それでも、息子と公園や児童館に行くときは教材や参考書を持参し、民法を解く際の図を公園の砂場で描いてみたり、ブランコを押しながら暗記箇所をブツブツ言ったり、1分でも勉強できればまあいいか、という気持ちであれこれ工夫してみました。
ダイニングテーブルにも六法を置いておき「若しくは若しくは…又は…若しくは…若しくは!」とブツブツ唱えていたら息子のツボにはまり、ゲラゲラ笑いながら「もっかい!」と行政事件訴訟法の条文読みを何度もリクエストされたこともあります。
ママなんだから・・・と色々なことをあきらめてきたように思っていましたが、ママになった今だからこそできることがあると、勉強を始めることで前を向くことができました。辛いと思う気持ちはたくさん湧いてきましたが、幸せや楽しさを感じることも多い勉強期間であったと思います。
途中で息子が熱を出したり、試験前日には自分も熱を出して咳でほとんど眠れぬまま本試験に臨むことになったりしましたが、不測の事態が起こるのも子育て中はよくあることなので「やれることはすべてやったし」と、わりと清々しい気持ちで受験したのを覚えています。『合格』にとらわれず、その日その日の最善を尽くそうと勉強を続けていたら、結果がついてきたという感じです。きっかけをくれた友人、支えてくれたすべての人に感謝したいと思います。

LEC行政書士講座カリキュラム・教材の良かった点、有効な活用法

学習の進捗管理や教材選びに悩む必要がなかった点が一番良かったです。勉強を開始した時点で生講義はすでに半年程進んでいましたが、試験の1か月前まで生講義のスケジュールが組まれており、とりあえず通学スケジュールに追いつくことを目指してWeb講義で遅れを取り戻していきました。
教材には合格に必要な知識プラスαが盛り込まれていて他に買い足す必要がなく、テキストの知識の中でも重要でないものは先生がばさばさ切り落としていってくれるので、自然と重要な点や自分の弱点が絞り込まれていき、学習効率が良かったと思います。
その他には特別なことは何もしていません。都度、先生が「やってください」とおっしゃったことを素直にやるので精一杯でした。
例えば、先生が「○月までに覚えましょう」と言ったものは遅れないよう覚える、「これからは記述構成トレーニングを始めましょう」と言えば記述問題を解く時間を毎日の勉強の最初に取り入れる、「憲法の条文読み始めましょう」と言えば仕事開始前の5分〜10分程度を利用して何条かずつを毎日読む、といった具合です。時期によってやるといいことや、必要な勉強法を示してもらえるのは、独学にはないメリットかと思います。

模試は、点数や判定結果にとらわれず、時間配分や問題の解き方・解く順番を確立する、弱点を見つけるために使うと良いのだな、と今は感じています。模試では『わかった問題』、『あとでテキストを確認する問題』、『見たことも聞いたこともないもの』など、記号を付けながら解いていました。わかったと思ったが間違えたもの、あとで確認したいと思ったものを重点的に復習し、8月、9月の時点で見たことも聞いたことがないようなものは、さっと解説を見るだけにしました。
先生や合格者の方が共通しておっしゃるのが、①講義を受けてテキストを読んだら該当箇所のウォーク問をやる。②間違えた箇所は必ずテキストと条文に戻って確認・理解する。③これをワンセットにして何周も回す。というものです。私は民法が6月に始まったため、短期間でこれを実践する必要があるのか…と焦りもありましたが、生講義を受けた箇所のテキスト読みとウォーク問をやりながら、前の講義で習った箇所のテキスト読みとウォーク問をやる形で、1周目をやりながら、2周目、3周目を並走させていたところ、3か月後には好きな科目になっていました。時間のない人にはお勧めの方法です。
LECのスタッフさんは行政書士試験合格者の方もいらっしゃるので、辛さを親身に理解してくださったり、かみくだいて教えてくださったりしていつも助けていただきました。

講師のここが良かった

生講義で佐久間先生と三浦先生、Web講義で横溝先生、内谷先生と、多くの先生に教えていただきました。佐久間先生は元気で明るく、三浦先生はポイントを押さえた無駄のない教え方と時々真面目な顔でおっしゃるギャグとで、勉強が苦痛な時でも通学が嫌になったことはありませんでした。
Webの画面越しに拝見するオシャレな横溝先生はとにかく説明がわかりやすく、特に民法の図の描き方はすべて横溝方式を踏襲させていただき、手が覚えるくらい何度も描きました。横溝先生の講師としてのプロ意識の高さにも、学ばせていただくことが多かったです。
内谷先生は、テキストと六法を常に行き来しながら知識を深めていくスタイルで、必死で話についていくうちに条文知識も頭に残っていくので、内谷先生の講義を受けてから条文を読むことが好きになりました。苦手としていた記述の対策にもなりましたし、民法415条の「よい子はしない債務不履行!」と言う先生のドスのきいた声は、今でも耳に残っています。

LECのサポート制度で良かった点

Web講義にはお世話になりました。勉強開始時期により、生講義で受けられなかった行政法や憲法の遅れを取り戻すためには必須のものでしたし、何度も視聴できることもポイントで、行政法は本試験直前までWeb講義を確認していました。また、1.2倍速くらいで録音したものを、通勤中や、家事をしながら毎日聞いていました。通学生だったため、自分ではどうしてもわからない箇所は講師に聞けたので教えてチューター制度は利用したことがありませんでしたが、質問という形でアウトプットすることで印象に残りやすくなるので、通信生であったらフル活用していただろうと思います。

これから行政書士を目指す方への応援メッセージ

多くのプロフェッショナルな先生方にご指導いただき、大変幸運だったと感謝しています。だからこそわかったことですが、先生が誰であれ、教え方がどうであれ、合格するためには自分自身の努力が必要不可欠だということは確信を持って言えます。先生方は、合格までの道を最短距離で示してくださいますが、その道を歩く努力を私たちに代わってできるわけではないからです。お住いの地域によっては講師を選べない方もいらっしゃると思いますが、ご縁のあった先生の言うことを信じて、その日にできる最大限の勉強を続けていれば、先生方の指導も必ず自分の血肉になっていくので安心して勉強なさってください。
仕事の繁忙期や子育てや介護などで、勉強期間中にも思うように時間がとれないタイミングが出てくるかもしれませんが、目の前のことを淡々と受け止めて対処し、また淡々と日々の最善を尽くすこと、「あきらめる」という選択肢を初めから外してしまうと精神的にも楽でいられます。自分には無理かも…と自分で制限をつくらず、最後まであがきつづけることが、合格への近道かと思います。

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