最短時間で合格するための合理的な講義
Nagano Kouji 永野 康次 LEC専任講師
最終学歴 | 一橋大学大学院法学研究科、修士課程修了(法学修士) |
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担当 |
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職歴概要
一橋大学大学院法学研究科、修士課程修了(法学修士)。
大学院在学中に、国家公務員Ⅰ種(現:国家総合職)に合格。
早稲田大学法科大学院へ進学、在学中に予備試験合格。同法科大学院を修了後、司法試験に一発合格(総合56位)。
研究職を養成する修士課程を経た上、公務員、法科大学院、予備試験、司法試験、すべてに合格し、法律以外の科目も担当できるオールラウンド講師として、さらに活躍の場を広げている。
メッセージ
みなさんこんにちは。LEC専任講師の永野です。
司法試験・予備試験の合格を目指すみなさんにとって、一番のネックは「時間が足りない」ということです。
今のみなさんは、友人との付き合いで時間を使ったり、場合によっては会社勤めやアルバイトにも時間を使うことを要求されています。これは、法科大学院に進学した場合でも同様で、受験期間中は、慢性的な時間不足に陥ります。
それにもかかわらず、両試験共に試験範囲は非常に広く、どれだけ努力したとしても全範囲を詳細に網羅することは不可能というべきでしょう。
こうした現状を踏まえると、およそ不可能なことにチャレンジするよりも、現実的な対策を採るべきです。具体的には、基礎的で汎用性の高い知識や考え方の修得に時間を集中させ、それ以外の部分については推論すればアウトプットできる程度にのみ時間をかけるべきです。そして、このような学習を可能とするためには、何が本質的な重要知識なのか、何がそうではないのかをあらかじめ理解しておく必要があります。
また、上記以外にも、限られた時間内で最大限の効果を発揮する手法はいくつかあります。私は長く試験対策を教えてきましたので、時間の使い方という点には常に細心の注意を払ってきました。そこで私は、単なる知識の解説だけではなく、こうしたノウハウをみなさんに伝えることにします。
- 予備試験について
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予備試験における一般教養科目の比重は、他の類似試験種に見られないほど非常に重いものがあります。
そのため、一般教養で失敗してしまうと、法律科目で他の受験生に差をつける必要が生じ、受験戦略上非常にマイナスとなります。およそ法律科目に自信を持つ受験生が多い予備試験で、他の受験生に差をつけることは至難の業でしょう。一般教養の対策は手を抜けないところです。とはいえ、一般教養科目ばかりに時間を使うわけにはいきません。
そこで出題頻度の高い分野に絞った要点講義を行い、法律科目にできる限り多くの時間を避けるよう、効率的に一般教養を得点源とできる力を養成したいと思っています。
- 法科大学院小論文について
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小論文試験は、対策方法が非常にわかりにくく、試験科目のうち、独学では最も対策が困難な科目と言えます。ただ、一度「書き方」さえしっかりと身につけてしまえば、試験で高評価を得られることはもちろん、その後法律科目の答案を書く際にも非常に役に立ちます。
特に、司法試験では問題文の事実をいかに自説の根拠として利用できるかがポイントとなりますので、問題文の事実を適切に評価できる力を身につけておくことは必須です。
そこで、私の講義では、まずは文章の基礎的な素養を身に付けた後、事案の評価の方法や、それを当てはめに生かす方法など、法律科目にも役立つ総合的な文章の書き方をレクチャーします。この講義で、高い文章力を培い、その後の受験を有利に進めていきましょう。