田中先生の講義と、チェックシート
柳原 良洋 さん
年齢 | 25歳 |
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大学 | 中央大学(理工学部)卒業 |
予備試験合格時 | 社会人 |
LEC受講歴 | 2年合格コース |
※本体験記は、合格発表日を基準として年齢等を記載しています。
法曹を目指したきっかけ
私は、大学では、理工学部に在籍し、入学当初は、最先端の技術を研究することを志していました。しかしながら、大学での生活を通して、次第に、自ら研究開発を行うよりも、直接多くの人と関わりながら、研究開発を行っている人の力になれる仕事に就きたいと考えるようになりました。その際に、昔見たドラマに弁護士が登場していたことを思い出し弁護士を志すことになりました。
LECを選んだ理由
私は、弁護士を志し、理工学部だったこともあり、予備試験経由で法曹を目指すことを決め、予備校探しをしていました。いくつか予備校を見て回る中で、私は、司法試験の勉強以外にもやりたいことがいくつかあったため、他の予備校に比べ、講義の時間の短いLecに魅力を感じていました。また、Lecの受講相談に伺った際に杉原さんや、田中先生とお話しさせていただき、お二方のお人柄の良さを感じ、予備試験の勉強を長く続けられそうなLecに決めました。
仕事や学業、家庭との両立のコツ(時間活用術)
私は、勉強自体の絶対量をできる限りすくなくして合格することを目指しました。そのためには、講義を集中して聞き、講義中に多くのことを理解することはもちろん、田中先生が、重要とおっしゃったことには力を入れ、不要とおっしゃったことは全くやりませんでした。また、睡眠時間はできる限り長く確保し、短い勉強時間でも多くの知識を吸収できるようにしました。そうすることで、勉強時間は他の人と比較して、非常に短く済んだと思っており、他の趣味や大学での勉強、研究に時間を割くことができたと思います。
受験勉強を通じて「失敗したこと」「成功したこと」
私が受験勉強を通じて、成功したと考えていることは、予備校特に田中先生のクラスに入ったことと勉強方法です。予備試験は、長期に渡り、膨大な量の勉強が必要となる試験です。また、法律に関する勉強は突き詰めようと思えば、キリがありません。そのため、予備試験についてノウハウのある予備校や講師の方に何が必要で何が不要なのかを教わり、それらを効率よく吸収していくことが極めて重要だったと思います。また、勉強時間を短くすることは、長期間にわたる勉強のモチベーションの維持という観点からも重要だったと思います。一方、私が失敗したことは、予備試験は、法律に関する知識のみならず、その他の精神的な部分やタイムマネジメントといった点の試験対策が不十分だったと思います。
LECに通ってここが良かった
LECに通ってよかったところは、田中先生と、チェックシートです。まず、田中先生の授業は、非常にわかりやすく、オンラインの授業が多い現代において、対面での講義を行なっているおかげで、講義の中に少しわからないことがあると、田中先生がそれを察して、少し厚めに解説していただけました。そのおかげで、入門段階での知識の定着が非常にスムーズでした。また、チェックシートは、とにかく試験対策に必要な事項に絞った情報のみが凝縮されていました。また、論証集という形ではないため、ひとつひとつの項目の記憶する量も少なく済みました。現在、司法試験対策でも愛用しております。
LECの講座の良かった点
入門講座
まず、なにより、田中先生のお人柄がとても素敵で、授業前、休み時間、授業後、いつ質問をしても、嫌な顔ひとつせず、指導していただきました。そんな田中先生の全ての講義を対面で聞くことができたことが、LECの入門講座の最もよかった点だと思います。また、全ての科目が田中先生の一貫指導だったため、科目間の矛盾が生じず、つながりが見えやすかったです。さらに、入門講座である程度の知識を得た直後から、論文基礎力養成答練で、問題を検討することで、初期の段階から、知識をどのように使って問題を解くのかということがイメージでき、理解が深まるとともに、モチベーションの維持にもつながりました。
合格答案作成講座
合格答案作成講座でも、入門講座同様に田中先生に担当していただいたことで、入門講座と同様の説明方法で、各科目の典型問題を網羅的に解説していただくことができたため、入門講座後忘れてしまっていた部分や、抽象的でわかりにくかった部分を、問題を通してより具体的に理解することができました。また、LECでは、試験対策上必要な問題が、非常に絞られており、限られた時間の中で、予備試験の合格を目指す私にとって、無駄な時間や手間を費やすことなく、効率的に勉強することができた。
短答合格講座
「短答対策では、過去問が重要だ」とさまざまなところで言われているが、正直なところ、自分自身で、全過去問を検討し、各選択肢の解説を読み理解するのは大変だった。そんな中で、短答合格講座は、田中先生が、司法試験と予備試験の全問題について解説してくださるというもので、とても助かりました。特に、各選択肢について、田中先生が、端的にポイントを解説してくださったことで、長い解説を読み、理解するという膨大な手間がなくなったのは、大きかったです。短答合格講座がなければ、あれほど短期間で、短答式試験に合格することはできなかったと思います。
論文指導
予備試験は過去問の検討が必須であり最も重要な部分でした。そんななかで、論文指導は、田中先生ご本人に予備試験過去問の添削をしていただくというもので、個人的には、予備試験合格にあたって一番大きかった講座だったと思います。通常の答練では、できないような、添削した答案を見ながらの指導や具体的な注意事項等の指摘をしていただき、疑問点があれば、形式面内容面問わずその場で解決することができたので、予備試験過去問については、万全の対策をすることができました。
論文ポイントコア講座
私は、一度目の予備試験の論文式試験に不合格となりました。そんな中で、予備試験ポイントコア講座は、チェックシートを用いて約100時間で田中先生のインプット講義を再度聞けるというもので、二度目の予備試験をうけるにあたり、復習や知識の穴をなくす作業を一度にすることができました。一度目の受験の際には、理解していると思っていた部分でも、田中先生の講義を再度聞くことで、理解が深まったり、間違いに気づくことも多々あり、受けて良かったと思っています。
今後の抱負
まずは、直近の司法試験に無事に合格することが、第一の目標です。近年は、予備試験合格者の合格率は、90パーセントを超えていますが、油断せず、日々勉強したいと思っています。その上で司法試験後は、就職活動に力を入れ、若いうちはさまざまな業務分野を経験できる事務所で働きたいと考えています。自分の将来を見据え、勉強をすることも重要ですが、法曹として社会人になる前にさまざまな経験をしておきたいなと思っています。