自分を信じて、勉強し続けて合格をつかみ取りました。
T・N さん
年齢 | 40歳 |
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大学 | 神戸大学(発達科学部)卒業 |
予備試験合格時 | 民間で働く社会人(アルバイト含む) |
LEC受講歴 | 入門講座、論文基礎力養成答練、論文直前パック |
※本体験記は、合格発表日を基準として年齢等を記載しています。
法曹を目指したきっかけ
昔から弁護士や検事裁判官といった法曹が登場人物として出てくるテレビドラマをみることが多く、法曹三者が社会正義・公正を追求していく姿にかっこよさを感じ、法曹にあこがれを抱いていました。また、司法書士の資格を取得し、司法書士の仕事を数年やっていましたが、法的なトラブルの相談を受けても、司法書士の扱える業務の範囲には限界があり、当事者の相談を十分に解決できなかった経験も多々あったため、やはり法曹資格を取るしか無いと思い、LECの受講を決めました。
LECを選んだ理由
司法書士資格取得時に、LECの講座を受講しており、そこで自身が合格できた経験から、LECに信頼を置いていました。ここ最近のオンライン中心の予備校と違い、地方にも校舎をきちんと構えており、直接現地でスタッフに相談できることや、これまでの長年の実績も十分であるという老舗ゆえの安心感もありました。また、受講料も他の予備校と安価であり、合格サポート制度など、受講後のサポート体制などもきちんとしていたため、LECを選択しました。
仕事や学業、家庭との両立のコツ(時間活用術)
この試験は暗記事項も多く、忘却と戦う必要があります。忘却を防ぐには、毎日少しでもいいので、法律に触れている必要があります。私はまとまった時間の確保が難しかったため、隙間時間を有効活用することでそれを実践していました。少し時間があれば、スマホに入れていた定義集を確認し、車に乗っているときは、予めダウンロードしていた講義の音声を聞くなどして、時間が無い中、できる限り法律に接しておく工夫をしました。この積み重ねがきっと合格につながったと感じております。
受験勉強を通じて「失敗したこと」「成功したこと」
失敗したことは、入門講座受講の後満足し、論文を解くことや、本試験を受験する事を先延ばしし、本気で試験と向き合う覚悟を持てていなかったことです。入門講座受講中にでも習った所から論文問題を書くこと、書く時間がなくても答案構成してみること、受からないと思っていても試験に申し込み、本気になって試験に向き合っていればもう少し合格は早かったかもしれません。本試験から得る経験は何よりも代えがたい経験です。落ちたとしても試験の経験を積むことは確実に自分を進歩させてくれます。入門講座受講中であったとしても、まずは直近の試験に申し込むのがおすすめです。
LECに通ってここが良かった
オンライン中心の予備校では、論文模試や短答模試については、東京・大阪といった都市圏でしか開催していない予備校も多い中、、LECは、地方の校舎でも現地で模試を開催されており、私も実際に受講させて頂きました。自宅で受講すると、緊張感が無かったり、時間にルーズになったりする可能性があるため、本番と同じ時間帯に、校舎で受講できるのがLECの特徴の一つでよかった点です。また、前述しましたが、入門講座を受講すれば、受講年度にかかわらず、予備試験の短答、論文、口述合格の合格後に応じた講座をプレゼントしてもらえる、合格サポート制度では、老舗の予備校ゆえ強みであり、非常にありがたかったです。
LECの講座の良かった点
入門講座
入門講座は、基本7科目の講座の基本的な事項を網羅的にカバーしていることや、一見とっつき難い法律も、講師の方のわかりやい講義で、飽きることなく最後まで受講することができ、私の予備試験合格の基礎となった授業であったと考えております。また、予備試験論文で問われている内容は、難しい問題もありますが、基本的には、法の趣旨・目的から考えると結論はどうあるべきかを問うており、入門講座で取り扱った知識だけで合格水準に達することができる試験であったと、実感しております。また、何よりもよかったのは、入門講座を受講すれば、受講年度にかかわらず、予備試験の短答、論文、口述合格の合格後に応じた講座をプレゼントしてもらえる、合格サポート制度です。司法試験合格の最後までサポートして頂ける体制は、老舗の予備校ゆえ強みであり、非常にありがたかったです。
模試
複数年度模試を受講させて頂きましたが、令和3年度論文では、民法の複合的契約における一方の契約の解除による他の契約への影響という論点や、行政法の附款の論点が的中していたり、今年の予備試験論文の、民事訴訟法における、制限的既判力説の論点が的中していたりと、模試の的中率についても、他の予備校と比べても、高いと思います。圧倒的上位合格者は別として、合格圏内付近にいる人は1点、2点で合否を分けますし、本番で似たような論点がでれば精神的にも安定します。LECの模試を受講していたことが、今年の合格をつかみ取れた要因の一つであったと考えており、非常に役立ちました。
矢島のスピードチェック講座
矢島講師の授業は予備試験短答後、論文までの時間が無い中、全科目を総復習するのに非常に適した講座でした。同講座の良いところは、重要な所とそうで無いところのメリハリを大きくつけて頂けているテキストと、講師のわかりやすい授業です。音声をダウンロードして、試験直前期に私は3倍速で授業を聞いていました。受講後、講師が説明したところを中心にテキストの総復習を行うことで、試験本番に知識の穴が無い状態で、自信をもって望むことができました。
今後の抱負
予備試験に合格しましたが、約半年後には、司法試験が待っております。司法試験と予備試験では、問題の形式や試験時間なども大きく違い、予備試験経由の司法試験合格率が9割を超えているとはいえ、全く気を抜けない状況にあります。また、司法試験に合格しても司法修習や二回試験など法曹になるには課題が多くあります。法曹資格を取得し、自身の能力を社会に還元していくために、まずは確実に司法試験合格を果たしたいと思います。