社会人でも無理なく一発合格できるのが田中クラスでした
T・M さん
年齢 | 37歳 |
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大学 | 上智大学(文学部)卒業 |
予備試験合格時 | 民間で働く社会人(アルバイト含む) |
LEC受講歴 | 予備試験1年合格専用コース |
※本体験記は、合格発表日を基準として年齢等を記載しています。
法曹を目指したきっかけ
私は公認会計士として監査業務に従事しています。法律は会計士試験で少し学んでいましたが、いざ実務に出て見ると何も分かっていなかったことを実感しました。そこで会計だけでなく、法律の知識も身につけたいと思って法律の勉強を始めようと思いました。そして、どうせやるなら予備試験に挑戦しようと思ったことが、法曹を目指したきっかけです。
LECを選んだ理由
社会人受験生だったので可処分時間をどう補うかという観点と、過去問対策の充実度から予備校選択をしました。他社との教材を比較したところ、田中クラスの基本テキストはかなり薄く、この量ならやりきれると考えたことが理由の一つです。実際に、基本講義のテキストだけで合格に必要な情報はすべて載っていたので、この選択は正しかったと思います。情報を詰め込んでテキストを厚くすることは容易ですが、情報を絞ることはリスクが伴うため簡単にはできないものだと思います。他社の教材や市販の教材を探しても厚い教材ばかりで、薄い教材は中々見つかりませんでした。そのため、合格に必要な事項のみに絞ったテキストの情報価値は極めて高く、理想の教材でした。また、論文指導では全過去問を時間をかけて検討するもので、過去問を重視したカリキュラムになっています。全過去問の添削が付いているのも他社にはないメリットでした。これらの点から、時間をかけずに試験範囲を周回できて、かつ過去問の検討を十分にできるのはLECだけだと思い、LECを選びました。
仕事や学業、家庭との両立のコツ(時間活用術)
優先順位として、家庭→仕事→勉強の順位付けをして可処分時間を逆算しました。そうするとこで、必然的に朝早起きして勉強時間を捻出しないと、勉強が追いつかないことが分かりました。勉強に充てられる時間を可視化することで、時間が足りないという危機感が生まれて、これにより毎朝の学習を習慣化することができ、始業前の2,3時間の学習を毎日継続することができるようになりました。また、スキマ時間を有効活用して、チェックシートを積極的に読み込んでいました。スキマ時間の積み上げはとても大きく、別途チェックシートの暗記の時間をとらずとも、ほぼ全ての内容を覚えることができました。一般的に社会人は学生や専念生よりも不利と言われますが、可処分時間が少ないからこそ危機感を持って時間を有効活用する意識が生まれるので、これは可処分時間が多い方にはない武器だと思います。時間がないことを活かして、時間を有効活用する意識を持てたことがよかったです。
受験勉強を通じて「失敗したこと」「成功したこと」
受験勉強を通じて失敗したことは、テキストの読み込みを重視してしまったことです。学習開始段階では、テキストの内容をしっかりと覚えてから演習に入ろうと思って、論文の起案を後回しにしていました。しかし、ただ漠然とテキストを読んで覚えようとするのと、過去問を分析した上でテキストを読むのとでは、解像度が全く変わります。過去問を知った上でテキストを読むと、重点的に読み込むポイントが見えてくるようになり、学習効果が飛躍的に高まりました。もっと早い段階から演習をしておくべきだったと思います。成功したことは、条文を重視したことです。知らない条文や内容があやふやな条文が出てきたら、必ず六法を引いていました。また、定期的に条文の素読もするようにしました。これによって条文知識が増えるのは当然ですが、六法を引くたびに科目に対する理解が深まっている感覚もありました。条文の運用能力も向上するので、短答のみならず、論文、口述でも非常に効果的だったと思います。
LECに通ってここが良かった
無駄のないカリキュラムで、効率的に学習できたことがよかったです。早い段階から論文の起案がありインプットとアウトプットのバランスが良いこと、入門講座→合格答案作成講座→短答合格講座と講義が実施され試験範囲が3回転できるので知識の定着がしやすいこと、教材(特にチェックシート)が薄く回転向きなことなど、短期合格のエッセンスが詰まっていると思います。教室講義とweb講義のハイブリッドであったことから、予定に合わせて受講の形態を選択できたのもよかったです。私の場合は、論文指導だけ教室で出席して、それ以外の講義はwebで受講しました。週1回は教室で受講することで、周りの受講生の方から良い刺激をもらえて、高いモチベーションを維持することができました。それと、田中先生に顔を覚えてもらうことができたのもよかったです(笑)先生との距離が近く気軽に質問できるた点や、個別の勉強ブースがあったことも、環境に恵まれていたと思います。渋谷校のスタッフの方や司法試験課の方も親切で、受講を開始してから終始快適に勉強することができました。
LECの講座の良かった点
入門講座
田中クラスの入門講座の特徴は、テキストの薄さにあります。入門講座で使うテキストは各科目100ページ程度でまとめられた先生のオリジナルテキストでした。内容は非常に充実しており、このテキストの中に合格に必要な知識はすべて詰まっています。ページ数が少ないため短時間で講義の復習をすることができ、効率的に学習できたと思います。そして、別途配布されるチェックシートは合格に必要な情報をさらにコンパクトにしたもので、学習の中心となる教材でした。最終的には各科目1時間?2時間で復習することができ、論文の直前は、1日で全範囲の復習ができました。チェックシートは学習の初期から論文直前期まで使用してきた教材で、これなしには合格は考えられませんでした。また、私は法律初学者でしたが、講義の内容が分かりやすく、最初から最後まで楽しく受講することができました。
合格答案作成講座
講座名のとおり、合格答案を書けるようになるためのエッセンスが詰まった講座でした。講義の中で論文答案の思考プロセスを解説していただき、論文解答にあたっての解答方法はこの講座で見に付けました。講座で扱った事例問題の答案構成を繰り返すことで初見の問題でも解答筋が見えるようになりました。また、その中でチェックシートに掲載されている重要な規範を暗記していき、答案の精度を高めていきました。論文指導と並んで論文対策の中心となる講座であり、この2つの講座だけで論文対策は万全になりました。
論文指導
予備試験の前過去問を、1問あたり1時間〜1時間半をかけてじっくりと検討をする講座であり、過去問への深度のある検討ができました。この講座のおかげで論文の得点力が大幅に上がったと思います。講義の中では問題文の事情の拾い方や評価の仕方を解説していただき、事実のあてはめはかなり強化されました。回を追うごとに、問題文の見え方が明らかに変わってているという実感がありました。特に公法系や刑訴法では成果が大きく、本番のあてはめで大きく差をつけることができました。また、未知の問題が出題された際の対応方法なども過去問を通じて教えていただきました。私は本番で民法の解答筋が思い浮かびませんでしたが、先生に教えていただいたとおりに守りの姿勢を貫き、大崩れせずに守り切ることができました。全過去問を起案できたことも、実力アップに大きく貢献したと思います。早い段階から過去問を起案し、フィードバックをいただくことで自身に足りていないものを矯正することができ、論文力が向上していることが実感できました。
短答合格講座
短答合格講座は、ストレートで目標年度に合格するための決め手になった講座だと思います。短答式試験については、かねてより過去問対策がすべてと聞いていたことから、当初は独学で過去問対策をすれば十分と考えておりました。しかし、民法の第一回の講義を受講して考えが変わりました。講義の中では過去問演習を通じて解答にあたっての思考方法を教えていただきましたが、思考方法を確立できたおかげで、少ない回転数で過去問対策をほぼ完璧に仕上げることができました。また、講義を受けるにあたり、事前に対象範囲の問題を解いていたため、講義と合わせて過去問を2回転することができました。このおかげで短答対策に充てる時間を減らすことができ、短答直前にも論文の過去問起案の時間を確保できました。短答をコスパよく合格するには最適の講座だと思います。
予備試験ハイレベル論文答練
合格答案を書き上げるだけなら、合格答案作成講座と論文指導だけで十分です。しかし、論文式試験は試験時間がかなりタイトであり、答案を書く技術に加えて、タイムマネジメントを身につけめる必要があります。そこで、ハイレベル論文答練を活用して本番でのタイムマネジメントを身につけました。この講座は各科目6回ずつ問題が用意されて、すべて初見の問題であるため、時間感覚を身につけるには十分な量があります。そして、合格者による添削もあるため、自己の癖を矯正することもでき、論文そのものの実力を向上させることもできます。試験直前での初見の問題は貴重であり、短答直前?短答後にかけてとても役に立った講座でした。
今後の抱負
司法試験の合格が当面の目標です。予備試格に慢心ぜず、より上の順位での合格を目指して勉強を継続したいと思います。