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2023年度合格
加藤 洋一さんの予備試験合格体験記

加藤 洋一さん

人生百年時代、幾つになってもチャレンジできます。必要なのは一歩踏み出す少しの勇気と継続する気持ちです。

加藤 洋一 さん

年齢 63歳
大学 東京大学(法学部)卒業
予備試験合格時 民間で働く社会人(アルバイト含む)
LEC受講歴 予備試験1年合格専用コース、論文ポイントコア講座

※本体験記は、合格発表日を基準として年齢等を記載しています。

法曹を目指したきっかけ

社会人になり有余年、定年退職を間近に迎え第二の人生をいかに生きるかを考えました。「このまま会社にしがみついても70歳前にはお払い箱。人生百年時代、幸い心身ともに健康なので、人生の2周目を目一杯生きてみよう。」そこで思いついたのが司法試験でした。法律には若い時に少しは触れたことがありましたし、専門家として元気である限り何歳になっても現役でいられる。そこで、60代に法曹になり、30年以上現役で働き100歳を迎えるという人生設計を立てたのでした。

LECを選んだ理由

司法試験受験を決心して情報収集を始めたところ、私の学生時代と全く異なり、受験予備校が乱立していることがわかりました。大別して、通学を基本とする大手予備校とオンライン授業による新しい予備校が存在していました。色々調べるとどうも後者はあまりいい評判を聞かないので、フルタイムで仕事をしつつ通学することにしました。そこで出会ったのがLEC渋谷本校です。なぜ渋谷駅から桜ヶ丘でなく道玄坂に向かったのか、今となってはわかりませんが、そこで出会った田中先生の講義を試しに受講して感動したことは今でも鮮明に憶えています。この先生は「本物」だということが長年会社で人事をやってきた私にははっきりと判りました。それがLECを選んだ理由です。

仕事や学業、家庭との両立のコツ(時間活用術)

「時間がない」と嘆く暇があれば「時間はいくらでも作れる」と考えるべきです。平日でも通勤の行き帰りはもちろんのこと、始業前、昼休み、ちょっとした空き時間などフルタイムで働いていてもなんとかなり、人より早く仕事を済ませれば、帰宅後寝るまでに入浴中を含め勉強できます。チェックシートを繰り返し見る、短答を解く等はスキマ時間に十分できます。休日はなんとか自由時間を確保して論文を書きます。時間内に書き上げれば土日で一年分の過去問を書くことが可能です。別に一生続ける訳ではないのですからこのくらいのことはできるはずです。

受験勉強を通じて「失敗したこと」「成功したこと」

失敗したことは「論文の型」への回り道をしたことです。これは、自分の文章の型が出来上がっている社会人特有のことかもしれません。特にビジネス文書は「結論を前出し、理由は簡潔に箇条書き」が基本。なので、法的三段論法や憲法の三段階審査がなかなか身に付きませんでした。しかし、法律文書は法的三段論法で書いてあると読み易いのです。答案は読んでもらえなければ採点されません。その為には読み易い答案を書く必要があります。それが分かり型を意識して書くようになってようやく合格することができました。成功したことは、田中先生のチェックシートにこだわり抜いたことです。各科目のチェックシートには合格答案を書くために必要なことが全て詰まっています。なので、徹底的にこだわってその内容を答案に現すことができるように努めてきました。それが合格の秘訣だと思っています。

LECに通ってここが良かった

LEC以外の予備校も一通り体験しましたが、LECの良さは田中先生とスタッフの皆さまの面倒見の良さだと思います。他では、講師の先生やスタッフの方と気軽に話すことができる雰囲気がありません。田中クラス2期生ですからもう修了して2年以上経ちますが、なおも交流が続くことはなかなか他の予備校では期待できないものです。これからもLEC修了生として勉強していきます。

LECの講座の良かった点

入門講座

40年ぶりに再会した法学は全く様相が異なり、驚きの連続でした。何しろ、学生時代にはまだ民法も刑法も今の手形法のように文語体のカタカナ表記だったのですから。平成の判例も見たこともないものばかり。そんな「浦島太郎」にとって、田中先生の入門講義は目から鱗の連続、初めて法学の面白さを知ることができました。その上、田中先生の講義はユーモアたっぷり。毎回の講義が本当に楽しみでした。また、田中先生オリジナルの教材は、レジュメ、チェックシート、事例問題解説集のセットでしたが、合格に必要な事は全て網羅されていながら必要最小限かつ極めて実戦的で、ずっと使い続けることができました。今なお、最高の入門講座だと断言できます。

合格答案作成講座

旧司法試験や法科大学院入試問題など短文事例問題で法律論文の基礎を学びました。ここでは、当事者の主張、反論から組み立てるという答案構成を身につけることができました。現在、民法をはじめとした民事系科目が得意なのはこの時にしっかり当事者目線で考えるようになったからだと思います。論点主義にならず、原告の請求、被告の反論から問題となる条文を摘示し、要件を充足させる。その基本が本講座で培われました。また、問題集は必要な論点を網羅しているので、これを繰り返し解くことにより実力が確実にアップします。

論文指導

一年合格専用コースの1番のセールスポイントが田中先生とソクラテス方式で行われる論文指導でした。素材は予備試験過去問。合格答案作成講座で学んだことを活かして早速過去問に挑戦しました。今から思えば大変なスパルタ方式でしたが、一番大変だったのは初心者のボロボロの論文を添削し、それを素材に口頭試問する田中先生に違いありません。ソクラテス方式で即答できなかったところは当然強く印象に残るので、二度と間違えることがなくなります。論文力が鍛えられました。

ポイントコア講座

これが私のイチオシの講座です。田中先生と当時の渋谷駅前本校の杉原副支店長で作り上げた他に類を見ないオリジナル講座です。基本7科目と民事、刑事の実務基礎、計9科目について、田中先生オリジナルの「チェックシート」を解説し、最新の予備論文過去問についてもしっかり解くというもので、論文式試験に必要なエッセンスは全てこの講座に詰め込まれています。私はこのチェックシート講義を音声ダウンロードして、毎日一コマ聴くのを日課にしていました。いわゆる規範、論証集に似ていますが、実際の論文で使い易いようにできているのがポイントです。このチェックシートを自在に使いこなせるようになった時が合格する時と言っても過言ではないでしょう。

模擬試験

大手予備校ではどこも論文式試験の模擬試験を提供しています。その中でLECの模試が一番本試験に近い難易度だと思います。他は凝りすぎて過度に難しい問題になっているように思っています。特に近年の予備試験の論文式試験は基本的事項の正確な理解と問題文の事実に即した当てはめを求めています。したがって、基本に忠実なLECの模試はとても良いと思います。

今後の抱負

予備試験に合格してもまだ司法試験という山の登山口まで来たに過ぎません。まずは今年の司法試験合格が目標です。そして、無事法曹になる事ができたならば、生涯現役を目標にして日々成長していきたいと考えています。さらに夢を語るならば、判例百選に掲載される裁判に関わって生きた証を残してみたいと思います。

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