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2023年度合格
深澤 義博さんの予備試験合格体験記

深澤 義博さん

社会人として仕事をしながらLECのサポートを受けて合格!

深澤 義博 さん

年齢 37歳
大学 中央大学(法学部)卒業
予備試験合格時 民間で働く社会人(アルバイト含む)
LEC受講歴 S式入門講座、予備論文直前パック

※本体験記は、合格発表日を基準として年齢等を記載しています。

法曹を目指したきっかけ

高校生時代からなんとなく法曹になりたいと考え法学部に進学し、学習していました。在学中も学習はしていたものの、当時は真剣に取り組んでいるつもりでしたが、合格した今振り返ると正直中途半端だったと思います。当時は旧司法試験の最終期で合格率が極めて低い中、3年時に一度だけ短答式を受験し、まったく惜しくもなく不合格となりました。そして、ロースクールに進学して学習を継続する意欲も金銭的余裕もなく、一般の学生同様に就職活動をし、現在の企業に就職しました。会社での業務は順調そのもので、しっかりと評価もされていました。ただ、社会人となって10年以上が経ち、大学の同期の多くがロースクールに進学し、法曹として活躍しているのを見聞きすると自分も再度チャレンジしたいと思うようになり、学習を開始しました。

LECを選んだ理由

予備試験の学習を始めるにあたって、基本書を中心とした独学をメインとして取り組もうと考えていました。しかし、膨大なページ数の基本書を一人で読み進めるのが困難であることは、学生時代に知っていたので、安価で手ごろな講座を受講しようとネットサーフィンしていたところ、「スマホで司法試験S式入門講座」を見つけたため、LECを利用することとしました。LEC自体は学生時代から名前を聞いたことがあったので、安心して申し込みました。入門講座のほか、矢島のスピードチェック講座、模試など多岐にわたりお世話になりました。

仕事や学業、家庭との両立のコツ(時間活用術)

「仕事」との両立はよくできていたと思います。一般企業に勤務していましたが、学習開始時点から周囲に「司法試験を目指している!」と宣言していました。そのため、周囲からは「学習熱心な人」と評価されていたと思います。会社としても自己研鑽をすることを推奨する雰囲気が出てきていたのため、仕事との両立は比較的よくできていなのではないかと思われます。一方、「家庭」との両立はできていたかは疑わしいです(笑)。合格時は妻のほか娘が3人おりました。妻からは「子供が『父ちゃんいつも部屋にいる』って言ってる」と言われていました。家族には寂しい思いをさせていたと思います。ですが、社会人として予備試験に合格するためには何かを犠牲にしなければならないのはやむを得ないと思います。上記の通り、「仕事」はしっかりと取り組み、実際、社内での評価も高く、昇進もさせてもらっており、合格時には管理職になっていました。、少しでも犠牲にするものを少なくするため、予備校の利用は必須だと思います

受験勉強を通じて「失敗したこと」「成功したこと」

失敗したことは、答案を書くことを怠ってしまったこと、です。学習のほとんどが移動時間・隙間時間であったため、スマホにダウンロードした講義を流し聞きするのは中心で机に向かって勉強する時間があまりとれない中、机に向かえる場合でも、答案を書くことが億劫になったり、テキストを読むなどのインプットが中心になってしまいました。やはり論文答案は書かないことには書けるようになりません。成功したことは、受験仲間を無理やり作ったこと、です。社会人のため、受験開始時は当然のこと、受験仲間はいませんでした。幸いそこそこの規模の企業のため、法務部があり、業務上つながりのある法務部員に「予備試験やろうよ」と勧誘したところ、2名の後輩が予備試験の学習を開始し、受験仲間となってくれました。受験期間が長くなりはじめ、「本当に合格できるのだろうか」と思っていたところに受験仲間ができ、悩みを共有することで、学習を継続することができました。

LECに通ってここが良かった

LECの良かった点は、入門講座受講生への合格サポートが手厚いことです。短答合格者には矢島のスピードチェック口座、模試を無料で提供していただけるのが大変ありがたかったです。受験開始から合格まで時間がかかってしまったため、当初購入した講座が古くなっていたところ、短答式に合格すればスピチェがもらえるため、法改正・最新判例の情報を仕入れることができました。また、模試については、丁寧な添削をしてもらえたことが良かったです。他校では「客商売だということがわかっているのか?」と思われるような添削コメント・精度であることがままありました。LECでは一切そのようなことはなく、いかに受講生のレベルアップにつながるのかを考えた添削をしてもらえたと感じています。

LECの講座の良かった点

S式入門講座

【「スマホで司法試験S式入門講座」基礎編・完成編】予備試験の学習を始めるにあたって、基本書を中心とした独学をメインとして取り組もうと考えていました。しかし、膨大なページ数の基本書を一人で読み進めるのが困難であることは、学生時代(一応法学部で、司法試験の勉強をしているつもりにはなっていましたが、今振り返ると全然その域には達していません。)に知っていたので、安価で手ごろな講座を受講しようと本講座に申し込みました(学習開始時から合格に至るまで、一般企業の会社員です。)。スマホで完結できるのか?と思われがちですが、(上記の通り基本書をベースにしようと考えていたので問題ありませんでした。もっとも、)実際に申し込んで学習を開始すると講義がわかりやすく、どんどんと聴き進めていくことができました。そのため、基本書をあえて利用する必要がなく、辞書的に利用する程度でした。講義はスマホにダウンロードし、倍速再生できるアプリで2倍速(最終的には3倍速)を基本とし、移動時間を中心に繰り返し受講しました。受講した回数は流し聞きを含め数十回は確実に超えていたと思います。それだけ繰り返したため、特に論文の試験会場では、耳から入ってきた情報がすんなり想起でき、おかげで時間内に答案を書きあげることができ、無事に合格することができました。スマホで手軽に受講でき、繰り返し、流し聞きをすることができる本講座なくして合格はありえませんでした。

矢島のスピードチェック講座

本講座は合格サポート制度を利用して受講しました。短答式に合格すると本制度により本講座を受講することができるため、毎年(笑)、短答式合格後は、スマホに講義をダウンロードし2倍速を基本(最終的には3倍速)として、特に、法改正・新判例の知識を習得する目的と、全範囲の総復習をする目的で受講していました。矢島講師は丁寧に、重要な個所をわかりやすく説明されるため、知識の習得に大変役に立ちました。またテキストのサイズが小さく、内容もコンパクトにまとまっているため、持ち運びにも便利でした。入門段階を終えた後は、毎年(笑)、短答式合格後は、本講座を繰り返し・繰り返し聞きました。私は社会人で勉強時間をたくさんとることができないため、隙間時間・移動時間の有効活用が必須でした。本講座のおかげで短い学習時間(ただし、受験期間は長い)での合格を勝ち取ることができました。

論文公開模試

LECの模試の良いところは、添削が丁寧なところです。細かいところまでしっかり読んで採点し、良い点は良いと褒めてもらえるほか、より良くするためのアドバイスをしっかりと記載してもらえました。また、悪い点も何がどのように悪いのか具体的に記載してもらえたことで、より良い答案を書けるようになりました。他校では、「ダメ」「もっと丁寧に」「この書き方をしているようでは到底合格できない」などとコメントを書かれることがありましたが、LECの採点者にいわゆるハズレの方は一人もいませんでした。

今後の抱負

四回目の挑戦で最終合格をしました。一回目の受験から短答式に合格してしまったため、「適正がある」、と勘違いしてしまったため、受験期間が相当長期にわたってしまいました。その間会社ではしっかりと昇進し、それなりの地位を得ているため、あえて退職して法曹となることは少なくとも現時点では積極的には考えていません。中途採用のインハウスが二桁人数いる規模の企業のため、生え抜き社員が弁護士となって本業とリーガルの両面を理解している、という強みを生かして、さらなる出世を目指したいです。そのためには、半年後に迫った司法試験の突破が必須です。予備試験合格者の司法試験合格率は驚異的ですが、社会人だけを切り取るとそれほど高くないのが現実です。それは社会人であることから、業務に時間を取られる一方、学生は学習に集中しやすい、という環境の違いが理由だと思われます。気を抜かず、あと半年、しっかりと学習に取り組んでいきたいと思います。

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