矢島先生の講座だから論文試験まで7ヶ月でも合格できました
矢花 由希 さん
年齢 | 23歳 |
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大学 | 早稲田大学(法学部)卒業 |
予備試験合格時 | 無職 |
LEC受講歴 | 矢島の速修パック(速修インプット講座、論文完成講座)、矢島のスピードチェック講座、矢島のスピードチェック労働法 |
※本体験記は、合格発表日を基準として年齢等を記載しています。
法曹を目指したきっかけ
法学部に入ったものの始めっからちんぷんかんぷんで、その場凌ぎを重ねてなんとか卒業しました。その中でも印象的な授業・分野との出会いがあり、それらの科目には一生懸命取り組みました。また、大学主催のイベントで現在は弁護士となった卒業生の方々の話を聞いて、素敵だという印象を持ったこともあります。進路を考えるとき、そういう数少ないよい記憶に背中を押してもらって、法曹の資格に挑戦することを決めました。
LECを選んだ理由
通学を前提に、3つの予備校を比較検討しました。LECにした積極的な理由は、(特に水道橋本校が)最も親しみやすさや誠実さを感じる対応だったこと、矢島先生の講座が圧倒的に安価で短期間で履修を終えられそうだったこと、通いやすい場所にあったことです。他の大手予備校でも体験授業や受講相談をさせてもらいましたが、多くの点で(受付や教室の雰囲気、授業の進め方や質問への講師の応答など)自分には合っていないと感じました。
仕事や学業、家庭との両立のコツ(時間活用術)
私は専業受験生だったので他にするべきことはほとんどなく、恵まれた環境に置かれていたと思います。しかし勉強開始が12月と遅かったため、常に勉強の効率については意識していました。図書館で勉強していたのですが、昼食は決まっておにぎり一個と茹で卵一個と極力減らし、何時から何時で寝るのが最も自分に合っているかを1ヶ月ほど実験し、駅から家への帰り道で自転車に乗りながら、あるいはお風呂で体を洗いながら毎日「どうしたらもっと効率的に勉強を進められるか」について考えていました。主体的に受験勉強をするのも初めてだったので、矢島先生の講座とテキストという核はそのままに、ノートは取るべきか(しばらく試して取らないことにしました)、大量の短答過去問をどうこなして自分の知識とするか、なんとなく答案を書いてなんとなく復習しないためには何を意識すべきか、など勉強の方法についても試行錯誤しました。とにかく右も左もわからなかったので、矢島先生やLECのスタッフさんのアドバイスも積極的に試し、自分に合うかを判断するようにしていました。また、LECのスタッフさんに助言を頂きながら1ヶ月ごとに計画を立て、その時々でやるべきことを明確にするようにしていました。
受験勉強を通じて「失敗したこと」「成功したこと」
短答試験に落ちて論文試験に挑戦すらできない怖さから、短答対策に時間をかけすぎたように感じます。より早く本格的な論文対策を始めるつもりでしたが、怖すぎて勉強計画を変更してしまいました。短答対策をしっかり行った時期に初めて(スピチェではなく)速習インプット講座のテキストを見直し読み返すことができたので、基礎が固まったという意味では良かったのですが反省点です。迷ったときには常に矢島先生のご指導に従うようにしており、これが最も良かった点です。法律実務基礎科目や労働法の勉強をいつ始めるか、答案を毎日どのくらい書くか、時間がない中でどの問題を解くべきなのか、先生が授業中やテキストでおっしゃっていることを指針とし、実現するよう努力していました。
LECに通ってここが良かった
矢島先生はとても気さくな方で、「来年ロースクールに入って再来年には予備試験に合格できるといいな」程度に考えていた私に、約半年後の予備試験に本気で挑戦する選択肢を見せてくれ、お尻に火をつけてくれました。他のスタッフさんも優しい方ばかりで、たくさん相談に乗ってもらいました。水道橋本校での授業は始まれば逃げられず必死で食らいつくしかないので、集中力、メモ力が鍛えられました。事前の準備を怠らず、かつ、頭をフル回転させて矢島先生のノンストップ早口に終始ついていくことができれば、数時間が秒で吹っ飛びます。これは簡単に止めたり巻き戻したりできる動画視聴では絶対に味わえない感覚だと思います。反対に準備や復習が足りないときには、授業を聞きながら自然と猛省し次回までのやる気を燃やしています。
LECの講座の良かった点
矢島の速修インプット講座
この講座の最も大きな特長は、比較的短時間で主要7科目の基礎を築くことができるところです。私は12月頭に受講を始めてから約1ヶ月で受け終え、とりあえず必要な知識に触れることができました。とにかく基礎の基礎から掘り起こした上で応用まで話を積み重ねてくれるので、論文試験に耐えうるだけの密度の高い知識を得ることができます。
論文試験を意識したインプット
インプットの段階から論文を書くための思考過程を意識できるように作られているため、その後のアウトプット学習にも自然に移行することができます。教科書は読んだけど、いざ試験問題を見ると何を書いたらいいのかわからない、ということにはなりませんでした。
短答対策にも使える
本講座のテキストには、授業中にはあまり触れられませんが、短答対策にも十分な量の情報と条文が掲載されています。短答知識の全てが網羅されているわけではありませんが、過去問とこの講座のテキストのみで法律科目8割を取ることができました。
幾度の読み返しにも耐える質
一度授業を受けただけでテキストの内容を理解し記憶することは困難で、その後何度も読み返すことになります。矢島先生のテキストは本当に噛み砕いてわかりやすく書かれているため、大抵の疑問が解消されます。それだけでなく、自分の理解度合いや知識の解像度が上がるにつれて、読み返すたび新たな発見をすることができる、幅広いレベルの学習者に対応するものだと思います。
情報の取捨選択が既にされている
試験に必要な最新の情報が矢島先生の手によって取捨選択され整理された状態で提供されるので、自分で情報源を選ぶ労力を割く必要がありません。とにかく目の前にあるこのテキストで頑張ろうと決めたら、それを徹底するだけで試験に対応できるだけの知識を身に付けることができます。
矢島の論文完成講座
この講座を受ける上で私が最も重要だと考えるのが、「復習の仕方」を守る(少なくとも参考にする)ことです。同じ問題を繰り返し解く、きちんと手書きで時間を測って書く、時間がなければ最新の問題から遡る、といったルールを徹底したことが短期間で論文試験90位に到達するのに有効だったと感じています。そしてこの講座は、その復習の質をとてつもなく高めてくれます。
複雑に見える問題に法的視点を
授業を受ける前と後では同じ問題の見え方が全く変わります。長い問題文の読み方、核の部分、そこに込められた深い意味など、自力ではわからなかったことが理解できるようになります。
勘違いが少ない
これは矢島先生のテキスト全般に言えることですが、誤解を極力減らすように作られています。時に学習者には言葉足らずに感じられる出題の趣旨や採点実感も、装飾や注釈入りでわかりやすく工夫されており、学習を大いに助けてくれます。
解答例の質が高い
矢島先生の解答例はできうる限りの緻密さと正確さで作られています。自分の解答と比べどうしてこう書いたのかを考えることで、書き方の工夫や短いフレーズに込められた法的意味など、新たな発見を得て参考にすることができます。
矢島のスピードチェック講座
本来は速習インプット講座のテキストを回すべきなのですが、時間がなかった私は矢島先生のアドバイスもあり、スピチェのテキストをずっと、論文試験まで回していました。スピチェは授業が短くテキストもとにかく薄くて助かります。短い時間で全体を復習できて初学者でも全体像が見えやすいですし、口述試験直前期の極度の緊張を宥めるのにも役立ちました。カットされている情報も多くその部分については知識がすっぽり抜け落ちてしまうため、論文試験・口述試験ともにほとんど覚えのない分野から出題されて冷や汗をかくことにはなりましたが、この講座のテキストで論文試験まで通したことが短期合格のためには必須でした。
矢島のスピードチェック労働法
労働法の基本と全体像を効率よく知ることができました。受講した3月から論文試験1ヶ月半前までノータッチでも労働法の世界にすんなり入ることができたのは、この講座で労働法に対する良いイメージを持てていたからだと思います。
今後の抱負
とにかく司法試験に合格できるように、また一から頑張りたいです。