二度と悔しい思いはしたくない!
M・K さん
年齢 | 38歳 |
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大学 | 筑波大学(社会学部)卒業 |
法科大学院 | 京都大学法科大学院 未修 |
予備試験合格時 | 社会人 |
LEC受講歴 | 入門講座が含まれるコース(入門講座・論文基礎力養成答練等)、予備試験論文直前パック、口述対試験策講座 |
※本体験記は、合格発表日を基準として年齢等を記載しています。
法曹を目指したきっかけ
公務員として数年働くうちに裁量のない仕事内容に物足りなさを感じていました。また、人生100年時代と言われているのに、当時の公務員の定年年齢は60歳とされていたので将来に不安を持つようになりました。そこで、職務内容とも関係があった法律の仕事をしてみたいと思い、働きながらLECの入門講座を受講し始めました。大学時代の親友がロースクール進学後、司法試験に合格し弁護士として活躍していたことも法曹を志望するきっかけとなりました。
LECを選んだ理由
上記した親友がLECの講座を受講して見事司法試験に合格したと聞いたのが理由になります。LECは講座が充実しており、長年にわたって司法試験を研究しているためノウハウが蓄積されており学習効果が高いと絶賛しているのを聞いて、複数ある司法試験予備校の中からLECを選びました。実際に自分が受講してみて、この選択は間違ってなかったと思います。
仕事や学業、家庭との両立のコツ(時間活用術)
私はロースクール卒業後に司法試験を受験していましたが失権し、アルバイトをしながら予備試験を受験していました。このため、時間の調節はフルタイムの正社員で働く方に比べて容易でした。試験までまだ時間がある期間はシフトを増やし、直前期はシフトを減らすというような対応を取れたことは不幸中の幸いでした。このような私が時間活用術を語るのはおこがましいのですが、強いて言えば「メリハリをつけること」が大事なんじゃないかなと思います。集中すべき時にどれだけ集中して勉強できるかが大切だと思います。
受験勉強を通じて「失敗したこと」「成功したこと」
失敗したこととしては、インプットの時間を多く取りすぎたことが挙げられます。予備試験は短答式試験で法律7科目、論文式試験で10科目が課せられるので非常に試験範囲が膨大です。このため、インプットを重視する人はかなり多いと思います。私もそのうちの一人で、勉強時間のほとんどをインプットの時間に充てていました。このような勉強をしてしまうと、短答式試験にはなんとか対応できるのですが、予備試験の天王山である論文式試験に全く対応することはできません。これが合格まで長くかかってしまった要因であると自己分析しています。成功したこととしては、上記の自己分析に基づく反省を踏まえて、アウトプットの時間を多くしたことです。論文に受からない時期は「まだインプットが十分でないから」ともっともらしい理由をつけて、答練や模試を敬遠していました。しかし、今年は「0点でもいいから受けよう。点数が悪くても復習すればいい」という心構えで、申し込んでいる答練や模試は全て受けました。中には50点満点中一桁の点数をつけられる回もあり、精神的なダメージを負ったこともありましたが、「これは本番じゃない。単なる模試だから大丈夫」と思って復習に力を入れました。アウトプットを重視したことは一番の成功したポイントだったと思います
LECに通ってここが良かった
私は公務員を辞めロースクールに進学した後、失権し本年の予備試験に合格することができたのですが、LECの入門講座を受講していたのは公務員時代までさかのぼります。数年前に受講していただけなのに、入門講座出身者ということでたくさんの特典をいただくことができ、本当にアフターフォローが充実しています。受験生のことを非常に大切にしていると実感し、LECを選んで正解だったと思います。ありがとうございました。
LECの講座の良かった点
入門講座&論文基礎力養成答練
入門講座は初学者が法律を体系的に学ぶことができ、法的素養を伸ばすために必須だと思います。予備試験の試験範囲は膨大なので、独学でマスターすることは非常に困難です。このため、既に法律をマスターされている先生に講義で教わる方が効率的だし、合格への近道だと思います。
予備試験全国短答ファイナル模試
短答模試では本番レベルの問題を制限時間内に解くという貴重な経験ができました。私は短答にはそこまで力を入れていなかったのですが、過去問と模試は絶対に試験までに消化しようと考えていました。そこで、模試までに一度過去問を一周し、模試で仕上がり具合を確かめ、残りの期間は過去問や模試で間違えた問題を復習しようとしました。模試をペースメーカーにしたことで勉強にメリハリがついて良かったです。
論文公開模試
論文模試でも本番レベルの問題を制限時間内に解くという経験を積むことができました。また、添削が丁寧だったので有意義に復習をすることができました。
口述模試
口述模試は本番と似たような緊張感で行われたのですごい良い準備ができました。また、試験官の先生が厳しめに質問してくださったので、本番ではそんなに緊張することなくスムーズに受け答えできました。先生のアドバイスも的確だったので参考になり非常に助かりました。
今後の抱負
予備試験合格者の司法試験合格率は非常に高く、予備試験を突破できたのだから翌年の司法試験には確実に受かるだろうと思われがちです。しかし、私は過去に司法試験に5回連続不合格という苦い経験があります。あの時のような悔しい思いは二度としたくないので、予備試験の時以上に自分を追い込んで勉強したいと思っています。