2021年度合格
U・Yさんの合格体験記

法曹を目指したきっかけ

私は高校3年まで理系を選択していたのですが、内部推薦で希望学部を選択できるという貴重な環境がありました。そこで、受験では入れるはずがなかったであろう法学部で、自分にとって全く新しい学問である法律学を学んでみたいと考えるようになり、法学部法律学科への進学を決意しました。法律学は文系の学問でありながら理系的な論理的思考力が求められ、非常に面白いと感じ、そこから法律のスペシャリストになりたいと思い法曹を志すようになりました。

LECを選んだ理由

たまたま参加した説明会で田中先生の試験やカリキュラムに対する熱い思いを聞き、この予備校でこの先生と一緒に頑張りたいと思ったのがきっかけです。LECのアットホームな規模感や雰囲気にも魅力を感じました。予備試験は自分にとって今後の人生を左右する大事な試験だと考えていたので、単に大勢いる生徒のうちの1人ではなく、一個人として向き合っていただけるのがとても有り難かったです。クラスの規模や人数が丁度よく、先生との距離感が遠すぎないところが勉強のモチベーションに繋がりました。

仕事や学業、家庭との両立のコツ（時間活用術）

私は幼い頃からスキーチームに所属し、冬は専らスキーに力を注いできました。また大学入学後はスキーとは別の部活動のマネージャーも始め、これらと学業との両立が自分にとって大きな課題でした。春〜秋は、部活動の深夜練習のためにLECの講義を早退することが度々ありました。聞き逃した分はレジュメを読み返したり録画を見たりして補っていました。冬は、大会に向けて休みの期間の殆どを雪山に住み込みで過ごしていたので、校舎で授業を受けることができず、自主学習もまともにできない状態が4ヶ月ほど続きました。シーズンが終わってからすぐに短答式試験の準備に取り掛かりました。自分は同時並行よりも一点集中型だったので、時期によって集中すべきことを分けていました。

受験勉強を通じて「失敗したこと」「成功したこと」

成功したと思うのは、学習範囲を広げすぎなかったことです。私は一般に売られている基本書や参考書などは使用せず、LECの各教材のみを使用して勉強しました。田中先生オリジナルのレジュメやチェックシートは、合格に必要な情報だけがピックアップされていたので、必要最小限の広さ・深さで知識を身につけられたと思います。そのお陰で、アルバイト・部活サークル・学外でのスポーツ活動との両立も実現可能でした。反対に失敗したと思うことは、答案を書かなかったこと、添削を受けなかったことです。私は始めは1年合格コースを受講していたのですが、他の活動との兼ね合いで冬前に2年コースへとコース変更をしました。1年合格コース在籍当時、毎週田中先生による答案添削を受けられるはずだったのですが、私が提出したのは合計しても数通ほどでした。折角の貴重な機会を無駄にしてしまい今でも少し後悔しています。また、コース変更後、たまたま令和2年の短答式試験に合格したため焦って後の論文式試験の対策を始めましたが、結局合格まで約7点足りず不合格となりました。圧倒的な演習量不足が敗因であったと感じ、翌年はアウトプットに力を入れました。

LECに通ってここが良かった

LECの良さは、何と言っても講義の質の高さとアットホームな雰囲気だと思います。私はかなり自分勝手に勉強以外にも色々なことを行っていましたが、こんな私を見捨てることなく最後まで熱心に指導をしてくださり、またフレキシブルに対応していただきました。単なる生徒を超えて、一人一人に目を配っていただけるのがとても有り難かったです。試験当日、会場で先生たちの顔を見てお話する時間がモチベーションに繋がりました。講義の内容も、合格に必要な情報がまとまっていて非常にわかりやすかったです。

LECの講座の良かった点

入門講座＆論文基礎力養成答練

初学者にとって一から法律を学ぶのは右も左もわからずとても大変なことですが、入門講座は、全科目を一貫して田中先生にご担当いただけるのが良かったです。科目横断的な知識を身につけられましたし、どんな質問でもとりあえず田中先生に聞いてみればいいので、科目という枠に縛られずに勉強することができました。特に私は学習をする上で講師との相性を重視していたので、一貫指導は安心感がありました。また、講義自体がわかりやすく、教材も合格に必要十分な情報がシンプルにまとめられていたため、効率的に学習することができました。

合格答案作成講座

合格答案作成講座では、早い時期から知識のアウトプットに着手できるのが良かったと思います。事例問題を読んで答案構成を練る過程は、試験問題を解く上で不可欠の基本動作となりますが、始めはそのやり方すらわからない状態なので、合格答案作成講座で一からその練習をすることができました。早い段階から始めることで、変なクセや自己流の型が形成される前に、良い答案の組み立て方を身につけることができました。

論文直前ゼミ

先生と生徒の双方向のやり取りをしながら進めていく授業形式は、ほどよい緊張感があって良かったです。間違えた問題はやはり印象に残りますし、やり取りを通して基本知識のアウトプットと細かい知識やテクニックのインプットを同時に行っている感覚でした。扱う問題も直近での出題可能性が高い分野がピックアップされていて、何をすべきか悩む直前期にピッタリの講座でした。口頭での質疑応答は、口述試験の対策にもなりました。

今後の抱負

予備試験合格まで支えていただいたLECの方々に感謝申し上げます。来年の司法試験が約半年後に迫っていますが、LECで学んだ土台があることを信じ、合格できるよう頑張ります。