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2020年度合格
M・Hさんの合格体験記

合格者

指導してくださる先生、テキスト、スタッフの方々のサポート全てにおいて素晴らしかったです。

M・H さん

年齢 20歳
大学 東京大学(医学部)在学中3年
予備試験合格時 大学3年
LEC受講歴 入門講座が含まれるコース(入門講座・論文基礎力養成答練等)、予備試験論文直前パック(矢島のスピードチェック講座、論文公開模試)、予備試験口述徹底対策講座、予備試験口述模試

※年齢・大学在学中の有無は出願時を基準としています。

法曹を目指したきっかけ

法曹に興味を持ったのは、初めは弁護士という職への純粋な憧れからでした。また、法律を実際に学んでみて、その奥深さにはまり深く学習したいと思ったことがきっかけで予備試験の受験を決めました。法律の学習を進めてみると、今まであまり意識していなかった日常の様々なことに法律が大きく関わっていると気づきました。そのような気づきや学問としての法律への興味から、法曹を目指したいという気持ちがより強くなりました。

LECを選んだ理由

私がLECを選んだ理由は、実際に入門講座の民法の講義を無料で体験させていただいて、そこでの先生の解説がとても分かりやすく、講義の進め方も自分に合っていると感じたからです。予備試験の予備校を探し始めたのは大学入学後すぐだったのですが、大学受験を終えたばかりでもちろん法律の知識はなく、また大学で法律を学ぶ機会もないので、学習のサポート全てを任せられるということに重点を置いて予備校を選ぼうと考えていました。実際にLECの講義を受けてみて、予備知識のない私でもすんなりと理解できる分かりやすい解説だったことに加え、講座の説明をしてくださるスタッフの方々の対応がとても親切で好感を持てたことがLECを選んだ決め手でした。

仕事や学業、家庭との両立のコツ(時間活用術)

私はきちんと合格まで無理なく学習を続けられるように2年合格コースを選択しました。このコースでは最初の一年で基礎的な講座、二年目により実戦的な講座を受講するカリキュラムとなっており、無理のないスケジュールでじっくり学ぶことができました。そのおかげで大学の授業やサークル、アルバイトにも十分な時間を割くことができ、予備試験合格まで満足のいく大学生活を送りながら学習を進めることができました。また、講義に欠席してもWeb上で録画の講義を見ることができ、自分の都合に合わせて効率よく学習することができました。

受験勉強を通じて「失敗したこと」「成功したこと」

失敗したことは、インプットを完璧にすることにこだわったあまりアウトプットを始めるのが遅くなってしまったことです。学習を始めたばかりの頃はどうしても講義やセブンサミット等のテキストの内容をちゃんと暗記しようとしてしまいがちだと思います。しかし、いろいろなところでよく言われるように実際の試験でアウトプットできるのはアウトプットの形で覚えたものだけです。私は、実際に問題を解く上で必要となるスキルは問題を解きながら身につけるのがもっとも効率が良いということに学習二年目にしてやっと気づきました。学習一年目は入門講座の復習に重きを置いていたのですが、論文基礎力養成答練の復習にもう少しウェイトを置いたり、短答式試験や論文式試験の練習問題をもっと早く始めたりしていれば、成績が伸びたのではないかと思います。

成功したと思うことは、論文式試験の練習としてまず模範解答の真似から始めたということです。論文基礎力養成答練の解説講義で先生から「論文式試験において独創性は不要」「模範解答の丸写しでも勉強になる」ということを教わったので、論文対策では模範解答をまねることを意識して練習を始めました。この勉強法で暗記すべき規範の言い回し、実際のあてはめの仕方を効率よく習得できたと思います。

LECに通ってここが良かった

LECは講義をしてくださる先生と受講生との距離感が近く、疑問に思った点を質問することに対して心理的ハードルがありません。講義後にすぐに質問できることや、論文直前ゼミのような双方向性の講義での刺激がモチベーションの維持につながりました。また、カリキュラム面でも、受講生に合わせて多様な形態のコースが用意されており、個人個人に合わせたペースで学習することができます。時間活用術の項で書いたとおり、私の選択した2年合格コースでは一年目に入門講座と論文基礎力養成答練、二年目に合格答案作成講座や短答合格講座などを受講することができ、無理なくかつスムーズに学習することができました。
そしてLECは欠席フォローのシステムも充実しています。これも時間活用術の項で書いた通り、講義に欠席しても自分の都合の良いときにWeb上で講義を見ることができ(もちろん欠席したものでなくてもいつでも気になった部分を見返すこともできます)、効率の良い学習が可能なので大学在学中で予備試験の勉強以外にもやりたいことがあるという方や社会人の方にもおすすめです。田中先生クラスの入門講座を選択してよかったこととして真っ先に思いつくのは論文直前ゼミや口述式試験対策のゼミといった双方向性の講座に参加出来たことです。大人数での実施が難しい形態である分、この講座を七法と法律実務基礎科目の全ての科目についてみっちりと出来たことによる効果は絶大なものだったと思います。

LECの講座の良かった点

入門講座&論文基礎力養成答練

入門講座は名前の通り七法の学習をゼロから始められる講座です。この講座では田中先生が具体的な事例等を用いて分かりやすく説明してくださいました。また、疑問に思った点を講義後に質問しに行くと真摯に答えてくださり、法律を一切学んだことがない私でもすんなり理解することができました。加えて、入門講座で用いるテキスト(『セブンサミット』)はとても内容が充実しています。
講義ではセブンサミットの中から基礎的な部分、重要な部分を田中先生がかいつまんで分かりやすく解説してくださるのですが、このテキストは学習が進んだ段階でも十分活用できる素晴らしいものです。多くの重要判例に加え、紛らわしく覚えづらいポイントや学説の対立まで分かりやすくまとまっているので、答練や模擬試験の問題、あるいは過去問をバリバリ解くようになっても、このセブンサミットを何度も読み返し、理解を深めることができました。セブンサミットと田中先生の作るレジュメとを用いて学習したことで、つまずくことなく基礎段階の学習を進めることができました。論文基礎力養成答練では先生の解説講義や実際の添削を見て学習することで、答案に必要な作法を学ぶことができ、また、基本的な問題に対応できるだけの力をつけることができました。

合格答案作成講座

論文式試験対策という位置付けのこの講座では憲法・行政法・商法を武山先生が、民法・民事訴訟法を入門講座でもお世話になった田中先生が、刑法・刑事訴訟法を反町先生が担当してくださいました。旧司法試験や法科大学院入試の過去問を、どの先生も大変分かりやすく解説してくださいました。武山先生は実際の試験場で時間を節約しながら高得点を得られる答案を書くためのノウハウを教えてくださり、コンパクトにまとめる文章力が大事だということを学ぶことができました。田中先生は問題文の事情が少し変わることで答えがどう変化するかまで教えてくださり、知識の整理につながりました。また、重要項目をまとめたチェックシートが復習にとても役立ちました。反町先生は一人で勉強しているだけではなかなか気づかない刑事系科目特有の答案の書き方を教えてくださいました。答案を書く上で守るべき順序を学んだことで刑事系科目の全体像をつかむことができました。

その他

短答合格講座

予備試験、司法試験の短答式試験の過去問をテーマごとに並べ替えたテキストとなっていて、このテキストの問題をコツコツと解いていけば短答式試験で合格点を取れるだけの力がつくと思います。また、テーマごとに並べられているので論述試験や口述試験の直前期に知識を整理するのにとても便利です。

予備試験法律実務基礎講座

この講座では法律実務基礎科目を永野先生が一から丁寧に指導してくださいました。入門講座等それまでの講座では扱うことのなかった用件事実や民事執行、民事保全、刑事訴訟の細かな手続に加え、論文式試験で必要となる事実認定についてテキストを用いて体系的に学ぶことができました。他の科目に比べ型に則った操作が要求される科目ですが、永野先生が一つ一つ教えてくださったおかげで法律実務基礎科目を自分の得意科目にすることができました。

入門田中クラス論文直前ゼミ

論文式試験の練習問題をまずその場で各自答案構成をし、その後田中先生の質問に答えながら解説していただくという講座です。本番を想定した時間制限で答案構成を行って問題を解くことでそれまでのインプット段階で抜け落ちていたところ、暗記が不十分だったところを効率よく確認することができました。また、田中先生と口頭でやりとりをすることで後の口述試験の独特な試験スタイルの対策にもなり、まさに一石二鳥の講座だと思います。この講座で田中先生の指導のもと、多くの問題を解いたということが試験場での自身や安心につながりました。

今後の抱負

まずは司法試験の合格を目指して頑張ります。予備試験合格まで支えてくださったLECには感謝の気持ちでいっぱいです。これからもLECの講座を最大限活用していきたいと思います。また、医師としての経験や知識等、自分ならではの強みを社会のために生かすことのできる法曹になりたいと考えています。

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