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2019年度合格
Hさんの合格体験記

合格者

LECの講座をすべての司法試験受験生に勧めたいです!

H さん

年齢 39歳
大学 国立大学(理系学部)卒業
法科大学院 理系大学院(理系学部)修了
予備試験合格時 民間で働く社会人(アルバイト含む)
LEC受講歴 入門講座が含まれるコース(入門講座・論文基礎力養成答練等)、予備試験全国短答ファイナル模試、予備試験論文直前パック(矢島のスピードチェック講座・論文公開模試)、矢島の速習インプット講座、予備試験口述徹底対策講座、予備試験口述模試等

※年齢・大学在学中の有無は出願時を基準としています。

法曹を目指したきっかけ

私は、幼少時より、検察官や弁護士に憧れを抱き、将来は法曹になりたいと希望していました。文系科目が得意だったのですが、司法試験は日本最難関の試験なので、法学部に進学しても司法試験に受かる可能性は高くないという理由で、親に法学部進学を猛反対されました。そういうわけで、理系科目が得意ではなかったのにも拘わらず、理系に進まされました。その後、資格を得てある程度一人前になった段階で、知的好奇心から、専門分野以外にも何か勉強をしてみたいと思うようになりました。そこで他の資格を含めて色々と模索しているうちに、幼少時より夢だった司法試験にチャレンジし、本業に活かしてみたいという気持ちがわいてきました。それが、司法試験を目指したきっかけです。

LECを選んだ理由

司法試験は日本最難関の試験だと知っていますので、本当に司法試験の世界に足を踏み入れてもよいのかどうか、しばらく悩みました。そんな中、試しに某大手予備校とLECの2校に受講相談に行きました。某大手予備校とLECを比較し、LECは某大手予備校とほぼ同内容の講座ラインナップにもかかわらず、初期費用が数十万円も安価でした。私は働いていたのでそれなりに収入がありましたが、それでも某予備校の高額の講座の出費は家計にとって痛いな、と考えました。また、LECの担当者様のご説明が懇切丁寧であり、とても印象がよかったのです。その後、本当に司法試験の学習を始めるか悩みぬいた末に、LECに受講申し込みをしました。

仕事や学業、家庭との両立のコツ(時間活用術)

私は社会人で、仕事は不規則でハードでした。しかし司法試験を本気で目指すと決めてからは、忙しさに甘えることなく、とにかく絶対に合格するのだという強い信念だけで勉強を続けました。

受験勉強を通じて「失敗したこと」「成功したこと」

失敗したことは2015年に短答式試験を受けてから、一旦、勉強を完全にやめてしまったことです。この期間もモチベーションを保って勉強を続けていれば良かったと思います。成功したことは2017年7月に勉強を再開してからは、とにかく後ろを振り向かず、絶対に合格するのだという強い信念を維持して勉強を続けたことです。

LECに通ってここがよかった

学習初期について

2014年の8月から入門講座を受講しました。入門講座の講義はとても素晴らしく、初回から法律の世界に引き込まれました。私は仕事の都合上、ライブ講義の出席率は悪かったですが、テンポのよい講義により、基本科目の大まかな流れは理解できました。しかし、2015年4月に仕事で異動があり、従前よりハードな仕事内容となりました。それでも2015年5月はお試し受験のつもりで出願をしていたので、受験しました。結果は当然不合格でしたが、受験したこと自体に満足してしまい、一旦、勉強を完全にやめてしまいました。

学習再開から2018年の予備試験まで

2017年7月ごろに、「せっかく司法試験の勉強を始めたのにやめるのはもったいない。決めたからには本気で勉強を再開しよう」と決意し、LECでの勉強を再開することとしました。LECの受講相談で勧めていただいたため、同年7月より武山先生の短答合格講座を受講しました。武山先生の講義は正統派で、先生のお人柄が伝わってくるきめ細やかなものでした。短答の知識だけでなく論文にもつながる知識をも伝授してくださいました。この講座の受講が私の法律知識の整理につながったと感じています。
同年10月より予備試験論文ハイレベル答練を受講しました。最初は論証を全く覚えていなく、答案が全く書けなかったのですが、問題提起やあてはめなど答案の書き方を添削してもらうためには有効と思い、論証をカンニングしつつ、制限時間をオーバーして受講していました。LECの答案添削はデジタル添削システムにより添削の文字が見やすく、添削のコメントも充実しているものが多かったです。
2018年の短答式試験に合格後、LECの予備試験合格サポート制度により、「矢島のスピードチェック講座」と論文公開模試が無料で進呈されました。スピードチェック講座は、直前1カ月でマスターできるか不安のまま取り組み始めました。しかし、矢島先生の講義は非常に分かりやすく丁寧で、また、先生の紳士的で柔らかく温かい語り口が「癒し系」であり、これにより知識を固めることができました。矢島先生のテキストは最終見直しに非常に役立ちました。先生のテキストに記載されている内容は、信頼性が確実だと感じられましたので他の受験生にも広くお勧めしたいです。2018年の予備試験論文式試験では、LECの答練と類似した問題がいくつか出題されたので、LECの答練を受けていてよかったと思いました。とはいえ、この年は、それなりの答案をそろえたつもりだったのですが、合格には届きませんでした。

2018年の論文不合格後〜2019年の最終合格まで

2018年の論文不合格後は、LECの論文力完成講座の問題集に載っている旧司法試験の問題を繰り返すことに加え、市販の演習書などを適宜組み合わせ、同じ問題を何度も繰り返すという方法で学習をしました。論文式試験直前には、LECの合格者サポート制度を再度利用させていただき、「矢島のスピードチェック講座」を活用しました。結果、2019年の論文式試験に合格することができました。

口述式試験

私は、受験生仲間がいないので、模試を沢山受けるしかないと考え、4社の予備校の模試を受けました。そのうち、他の予備校の模試は仕事が終わって疲弊した夜の時間帯に受けたこともあってか、全く頭が回転せず、軒並み不合格点(118点)しか付けていただけず、自信を喪失しました。一方で、LECの口述模試は、休日の日中に行われて疲労感がなかったこともあり、比較的うまく応答ができ、主査役の先生(社会人から予備試験経由で合格したとの先生でした)に「今みたいな感じで答えられれば絶対に大丈夫。絶対合格するんだぞ!」と励ましていただきました。LECでは、口述模試について得点化されないことが、他の予備校の模試と比べてたいへん良かったです。つまり、他の予備校の口述模試での「59点」や「61点」との点数化は一体何を基準につけているのか不透明で、本番の採点方法とは異なると思われ、かえって受験生の不安(人によっては安心感なのかもしれませんが)を煽るものとなっていると思います。また、他の予備校の口述模試での講評は「残りの期間、受験生の友達と練習をしてください」といった社会人の私には到底実現できないような通り一遍のコメントであり、配慮のないコメントに、怒りすら湧いていました。私は、心折れそうな状態になりましたが、LECの主査役の先生の励ましの言葉を何度も心で反芻しながら、「本番は絶対に大丈夫。」と自分に言い聞かせて口述試験に挑みました。その結果、本番では良い手ごたえを感じることができました。LECの口述模試のおかげで私は口述式試験に合格できたといえます。

LECの講座の良かった点

入門講座

私はまったくの法律初学者でしたが、入門講座は民法の途中からの受講開始となりました。入門講座の先生の講義はとても素晴らしく、法律知識ゼロにも関わらず、初回から法律の世界にすんなり入り込むことができました。また、一方的に受講生に対して講義するというスタイルではなく、適宜、受講生に質問をしながら勧めてくださるのが良かったです。

短答合格講座

武山先生の講義は正統派で、先生のお人柄が伝わってくるきめ細やかなものでした。短答の知識だけでなく論文にもつながる知識をも伝授してくださいましたので必死で理解に努めました。この講座の受講が私の法律知識の整理、基礎力アップにつながったと感じています。

矢島の速修インプット講座

民法のみ受講しました。民法は苦手だったので、民法だけ強化するために受講しました。矢島先生の講義は非常に分かりやすく丁寧で、また、先生の紳士的で柔らかく温かい語り口が「癒し系」であり、繰り返すことにより知識を固めることができました。他にも色々な教材を試してみた結果、他の予備校の教材や市販の教材では誤ったことが書かれていることもあるのですが、矢島先生のテキストに記載されている内容は、信頼性が確実だと感じられましたので他の受験生にも広くお勧めしたいです。

今後の抱負

私はまだ司法試験受験の切符を手にした段階にすぎません。今後は、2020年の司法試験の合格を目指し、油断せずに、さらに気持ちを引き締めて頑張っていきたいと思います。

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