自分のペースに合わせた勉強ができました
T・A さん
年齢 | 22歳 |
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大学 | 慶應義塾大学(法学部)卒業 |
法科大学院 | 慶應義塾大学法科大学院(既修)3年 |
予備試験受験回数 | 2回 |
LEC受講歴 | 入門講座が含まれるコース(入門講座・論文基礎力養成答練他)など |
※年齢・大学在学中の有無は出願時を基準としています。
法曹を目指したきっかけ
もともと法曹志望ではなかったのですが、大学に入ってLECに入っている先輩に勧められて入門講座を受講し、その過程で法律の勉強っておもしろい、自分の学んだことを仕事でも生かしたいと思い、法曹を目指すことにしました。
合格までの道のり
LECを選んだ理由
まず、入門講座をすすめてくれた先輩がLECだったということもあり、一番初めに講座案内等を見たのがLECだったのが大きいかなと思います。また、当時の私は短期間合格を目指していたので、入門講座の配信だけで1年半ほどかかってしまう他校と違い、3か月ほどですべての科目の講座を配信してもらえるというところに惹かれました。(実際は入門講座だけで2年ほどかかってしまったわけですが、定期試験前などにやりたいと思った科目の配信がまだされていない、という事態にならなかったので、自分のペースで興味があったり授業をとっていた科目から受講することができてよかったです。)
仕事や学業、家庭の両立のコツ
LECの入門講座の金額を自分で払うために週4〜5でアルバイトをしていたのであまり時間は取れませんでしたが、その分だらだらと勉強せずに、今日は17時からバイトだからそれまでにこの講座を聞き終わろう、などとメリハリをつけて勉強をしていたのがよかったのかなと思います。また、友達と進捗を確認しあったり、同じ問題を同じ日に解くと決めたりすると(場合によってはお互いやらないことになったりもしますが)私もやらなきゃ、と焦るので、講座をやらないまま放置してしまうといったことにならないかなと思います。
受験勉強を通じて「失敗したこと」「成功したこと」
失敗したと思うことは、短答の勉強が嫌いすぎてほとんどやらずに去年の予備に臨んだことです。短答の勉強はそこまで時間をかけてやるべきではない、とよく言われますが、論文と全く違う観点の問題が多く聞かれる分、(特に民事系に関しては)論文知識が全く使えず破滅的な点数を取ってしまうことを身に染みて感じました。なので、短答はそこまで時間をかけなくても…と慢心することなく、まだ受かったことがないなら時間をかけてでも知識を身に着けていく必要があると思います。
成功したと思うことは、反対に論文に時間をかけて勉強したことです。たくさんの問題に触れることで、多少問題形式が変わっても動揺しなくなりましたし、問題文に同じようなフレーズが出てくるとどのように使ってほしい事情なのか、逆に説得的に論じるにあたって注意すべき事情なのか、なんとなくわかるようになりました。これは、LECをはじめたくさんの問題に触れた経験が大きいと思います。
LECに通ってここが良かった
まずは、基本的な知識を定着できたことです。基本書を読んでいると結局どの説をとればいいのかわからなくなることがあり、その点、LECのテキストでは判例がどれか、講師がどの説を推しているか、またその理由を簡潔に説明してくれているので、どのような論点であってもわたしはこの説で書く、というのがはっきりしている分、答案の組み立てで悩むことが少ないなと思います。また、論文力完成答練でたくさんの種類の問題(予備試験の過去問やロースクール入試問題など)に触れることができたことがよかったかなと思います。個人的には対応力が低く、少しでも問題傾向が変わるとパニックになってしまうタイプなので、いろいろな視点で作られた問題を解くことで、問題の形式が変わってもさほど焦ることなく落ち着いて解くことができるようになりましたし、知らない論点があっても、知っている問題の知識から推測して答案を作成することができるようになりました。そして、今は弁護士になられてLECには在籍していないのですが、入門講座の申し込みから勉強面での相談事など、当時のLEC本校の担当の方にはとても親身になって接していただきました。そのように面倒見がよく小さな悩みも相談に乗ってくれるような方がいたおかげで、時間がかかっても法曹を目指し続けることができているので、とても感謝しています。
LECの講座の良かった点
入門講座・論文基礎力養成答練について
学部1年の春に7科目を半年ほどでまわすことを目標に講座を受講しましたが、結局最後までは2年間の期限ぎりぎりまでかかってしまいました。ですが、ロースクール3年生になったいまでも講座で教えていただいたことを思い出すことがありますし、講座で使ったテキストはいまでも使うこともあり、勉強を始めたばかりのときに基礎をしっかり理解することができた(今になって入門講座でやったことをようやく理解できることもありますが)のがよかったです。また、論文基礎力養成答練は論文をどのように書けばわからなかった段階から、一応の型で書くことができるようになり、知識等がまだ定着していない段階でも論文を書き始めるきっかけとなったのでよかったと思います。
今後の抱負
まずは、来年の司法試験に向けて予備試験合格に慢心せずに努力していきたいと思います。また、個人的には予備試験の論文では読みづらい答案を書いてしまったことが心残りなので、司法試験では自分でも納得できるような答案を書きたいなと思います。