基本を徹底して習得することが合格への道
C さん
大学 | 京都大学(法学部)卒業 |
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予備試験受験回数 | 3回 |
LEC受講歴 | 入門講座・予備試験論文公開模試・予備試験口述徹底対策講座・予備試験口述模試・矢島のスピードチェック講座など |
※年齢・大学在学中の有無は出願時を基準としています。
法曹を目指したきっかけ
私ごとであるが、身内に身体障害者がいることから、差別に対する怒りや反感を抱く機会が多かった。社会的弱者も幸福な生活が送れるような、社会正義を実現するという夢を自然と抱くようになった。
合格までの道のり
LECを選んだ理由
京都駅前本校での受講であったが、私の通っていた京都大学でも、もっとも多くの受験生がLECを選んでおり、最大手としての安心感があった。また、先生の生の授業が生き生きとして楽しいという評判もあった。京都駅前本校も交通至便な場所にあり、自習室も充実していたし、仲のいい友達も同様にLECを選んでいて、うまく学習が進んでいた。それに加え、他の予備校よりも信頼できると考え、LECを選んだ。
仕事や学業、家庭の両立のコツ(時間活用術)
公務員などへの就職も考えたが、学習時間が取れないと思い、仕事時間が短い塾講師の仕事を選んだのは正解だったと思う。塾の仕事は、生徒が帰宅してからなので、仕事が夕方からという性質上、朝から昼過ぎまでは学習に当てることができた。そこで、早朝から答案練習をして、その後9時から分析反省をするという1日の大まかなスケジュールを立て、実行することができた。反省点として、今思えば仕事の終了する11時以降にも論証など覚えればよかったと思う。
受験勉強を通じて「失敗したこと」「成功したこと」
失敗点としては、新しい評判のいい本が出るとそれを読んでしまうという癖があって、それで知識が散漫になり、合格が遅れていると思う。
逆に成功しているのは、常に条文の趣旨を正確に踏まえて、論証につなげること、結論に至るまでに、あともう一歩言葉での説明を加えること、を意識したことだと思う。周囲を見ても、何が何でも今年合格するという気迫がある人間は受かりやすいと思う。意外と短期決戦の面もあり、論文前に集中力を高めて学習できたことが勝因と思う。
LECに通ってここが良かった
独学で勉強できるほど法律は甘くないと思う。通説判例の立場を正確に踏まえないと、合格への時間がかかってしまう。LECは常に基礎を重視するので、それに忠実に取り組むことができれば、合格への時間は短くなると思う。
LECの講座の良かった点
入門講座・論文基礎力養成答練について
入門講座では特に全体構造を把握して学習を進めることの大切さと、憲法を頂点とするピラミッド構造に従って六法を概観することの大切さが教えられ、法学部にいながら法律について全く学習していなかった私にとって、法律学習への橋渡しをしてくれるものとなった。特に、憲法・民法・刑法について、判例通説の立場を一本筋を通して学習する機会は、大学でもないため、その後の法律学習においても役に立つものであった。何度も復習することの大切さ、条文をベースに知識を集約することの大切さについても、学ぶことができた。また、先生オリジナルの論証パターンについても、講義中に触れられ、それを書く作業によって、さらに内容が定着した。
合格答案作成講座・短答合格講座について
答練では、論文基礎力完成講座(現合格答案作成講座)を通じて得られた知識を用いて、基礎の基礎になる典型問題についての網羅的な答案練習ができた。スケジュールも論文の講座に伴う無理のないもので、学習効果を高める働きがあった。その後の受験生活において、典型問題が出た時ほど、差がつくということを思い知らされる機会が多かった。その後の学習においても、基本を徹底的にマスターすることの大切さを思い出すことができ、いたずらに手を広げることなく、何度も過去問にトライして、みんながやっていることを徹底してやるということの大切さを学ぶことができた。
今後の抱負
何としても2019年の本試験に1回で合格すること。余計な知識を増やさず、基本的な事項の習得と徹底した過去問演習、答案練習会への参加によって、迷いのない学習をして、勢いを保って合格までを走り抜けたいと思う。