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2017年度合格
T・Hさんの合格体験記

合格者
法科大学院在学中合格

やるべきことをやればしっかりと合格できると思いました

T・H さん

年齢 21歳
大学 中央大学(法学部)卒業
法科大学院 東京大学法科大学院(既修)2年
予備試験受験回数 3回
LEC受講歴 予備試験口述模試

※年齢・大学在学中の有無は出願時を基準としています。

法曹を目指したきっかけ

私は特にM&Aや企業の海外進出など企業の利益創出に関する分野に興味があります。私は企業法務のゼミを履修していました。ゼミにおいて、先生が「最近の弁護士は後ろ向きの仕事だけじゃなくて、前向きの仕事が増えてきた。昔は困ったときにはじめて弁護士が関与するという形が多かったが、最近は企業と一緒に利益拡大を目指す形が増えてきた。」とおっしゃっていました。正直、私は、弁護士は困った人のために訴訟で紛争を解決するということのみを行っている人だと思っていました。ですが、先生のお話を聞いて、企業の利益の創出を法務の点からサポートするという仕事も行うことができるということを学び、興味がわきました。そこで、私は昔から日本や海外の企業や経済にかかわるような仕事をしてみたいと考えていたこともあり、企業利益創出にかかわる弁護士になりたいと考えました。そして、早く実務に出て経験を積み、企業利益の創出に関わる仕事を多く行うためには早く司法試験に合格する必要があると考え、予備試験を受験しました。

合格までの道のり

LECを選んだ理由

LECは様々な資格試験の対策講座があるので、信用性が高いと考え受講しました。司法試験予備試験は相対評価の試験です。つまり、仮に完全解でなくても、周りの受験生と比べ遜色ない答案が作れればCDになり、周りの受験生より少しでも優れた答案ができればABになるという試験だと考えます。そうだとすれば、周りの受験生と同様の試験対策をすれば少なくともCDは取れる可能性が高いと考えます。よって、私はより信用性が高いと考えられる学習塾の受講を希望しました。そこで、LECは様々な試験の対策講座があり、信用性が高いのでまさに私の希望と合致すると考え、受講を決めました。また司法試験は判例の理解や学説など議論が幅広く及んでおり、深く学習しようと思うと際限なく行うことができると考えられます。ですが、司法試験予備試験は判例よりも事実のあてはめや当該問題における特殊性に重点をおいて配点がされていると考えられます。そうだとすれば、判例の理解学説の理解は一定の限度さえあれば足りると考えられます。そして、より重要な点は問題に示された多くの事実を拾いあてはめるという点にあると考えられます。判例の理解学説の理解の合格のために必要な最少限度は独学ではなかなか判断をすることは困難であります。そこで、上述の通り周りの受験生と同程度の知識を有しているかを見極めることが必要であると考えます。そうだとすれば、信用性が高いといわれる学習塾を選び、そこで学んだ知識が合格のために必要最少限度の知識であると推定できるので、もっとも信用性が高いと思われる学習塾を選ぶ必要があると考えました。そしてLECは様々な試験の対策講座があり、信用性が高いのでまさに私の希望する学習塾であると考え、受講を決めました。私は口述模試を受講しました。予備試験口述式試験は内容としては論文式試験と同程度の民事刑事の知識があれば足りると考えられます。ですが、口述という表現方法はいままで行ったことがない方法であるのでかかる表現方法に慣れる必要があると考えました。そこで、上述の通り信用性が高い学習塾たるLECを利用することで口述式試験に対する対策をすることができると考え受講しました。

仕事や学業、家庭の両立のコツ

私は高校時代サッカー部に所属していました。サッカー部は県内有数の強豪校であったので、練習時間は長く、一般の高校生より部活動の引退の時期が遅かったです。それゆえ、受験勉強と部活動の両立を一般の受験生よりうまく図る必要がありました。そこで、受験勉強の点では、毎日朝早く起き1時限目が始まる前に英語のリスニングや数学の問題を一問解いていました。また、夜、部活動の練習が終わったら、部員とおしゃべりをしたりせず、早く帰って勉強するようにしていました。一方、部活動の点では、練習時間内に自分の弱点を見つけるようにし、次の練習から克服できるよう、意識的にトレーニングしていました。このように受験勉強も部活動もコツコツと努力し、取り組みました。このことは大学時代にも実践していました。私は大学時代サッカーサークルに所属し、副キャプテンを務めていました。そのため、高校時代と同様、司法試験、法科大学院受験勉強とサークル活動の両立をうまく図る必要がありました。そこで、常に短答の勉強道具を持ち歩いて空き時間があれば勉強できるようにし、練習がない日は毎日大学に行って勉強していました。また練習がある日は普段より早く起きて朝勉強し、練習が終わったらなるべく早く帰って勉強していました。これにより、中央大学やるき応援奨学金を取得し、東京大学法科大学院に入学できました。一方、サークル活動では、高校時代に培った技術で、周りをサポートし、サークルのレベルアップに貢献しました。このように、大学時代にも、高校時代と同様、勉強とサークル活動に対してコツコツと取り組みました。司法試験予備試験の範囲は、基本科目だけでなく要件事実や執行保全などの知識も必要であり膨大と言えると思います。ですが、このように授業の合間や電車での移動時間などの空き時間をうまく利用しながら司法試験予備試験の勉強をしつづければ自然と合格のために必要な知識を習得できると思います。司法試験の勉強も予備試験と同じように時間をうまく使いながら合格を勝ち取りたいと考えています。

受験勉強を通じて「失敗したこと」「成功したこと」

大学2年次具体的な学習内容について。前期夏休みには民事訴訟法、刑事訴訟法、後期春休みには商法の学習をしました。なぜなら、上述の通り法律の勉強の仕方の確立が最優先であると考えたし、着実に各科目をつぶしていく方が結果的に効率よく勉強できると考えたからです。自主ゼミでは週二回答案を書く機会があり、一年次の反省の一つであった答案を書く機会の確保を達成できました。これにより、自分の答案のかけている部分が明らかになり、日ごろのインプットにもつなげることができるので、インプットとアウトプットの両立は不可欠であると感じました。三年次具体的な学習内容について。3年次の最初には5月の予備試験の短答式試験に向けての勉強を行なっていました。具体的には一回すべての科目を解いてみて点数の低い科目から重点的に過去問演習を行いました。(私の場合は商法、刑事訴訟法が苦手でした)時間のない中で結果を出すにはこの方法が一番効率的であると考えます。本番でもなんとかどの科目も壊滅的にできないということはなく守ることができました。予備試験の後は行政法のインプットと全科目の論文の勉強を行いました。論文の勉強は一般的な受験生が解いている演習書をやるようにしました。(憲法:演習ノート民法:北大本刑法:事例演習教材民事訴訟法:基礎演習民事訴訟法刑事訴訟法:旧司法試験商法:事例から考える会社法行政法:事例研究行政法)なぜなら仮にその演習書にでている問題が出題された場合に周りの受験生と差がつけられるのがこわかったからです。四年次四年次には予備試験と法科大学院を受験しました。法科大学院の試験は予備試験と違うところが一定程度ありその対応をしっかりするようにしました。(例えば事案が予備試験に比べて短いため事案をあてはめることを重視するよりは論点を落とさないこと、法律論の充実を重視)具体的な学習内容について。四年次の最初は短答式試験の勉強と適正試験の勉強を行なっていました。短答式試験の勉強は3年次と同様に行いました。なお去年の勉強が残っていたのであまり時間をかけることなく本番にのぞめました。予備試験論文式試験が終わった後は法科大学院の過去問演習を主にやりました。具体的には中央大学法科大学院と慶應大学法科大学院の過去問をそれぞれ5、6年分解きました。法科大学院の試験は傾向が変わりやすいのであまりさかのぼりすぎるのはかえって逆効果だと思います。私立の法科大学院が終わった後は少し休憩をいれ、東京大学法科大学院の過去問演習を行いました。東京大学法科大学院の過去問は試験時間が短いので短期間で5、6年分の過去問を消化できました。中央大学法科大学院や慶應大学法科大学院とさほど変わらないのでこの時期にやって正解だったと思います。

LECに通ってここが良かった

LECの解説は合格のための判例学説の最低限度の知識が確実に記載されて入れる点がよかったと思いました。司法試験予備試験は相対評価の試験です。つまり、仮に完全解でなくても、周りの受験生と比べ遜色ない答案が作れればCDになり、周りの受験生より少しでも優れた答案ができればABになるという試験だと考えます。そうだとすれば、周りの受験生と同様の試験対策をすれば少なくともCDは取れる可能性が高いと考えます。また司法試験は判例の理解や学説など議論が幅広く及んでおり、深く学習しようと思うと際限なく行うことができると考えられます。ですが、司法試験予備試験は判例よりも事実のあてはめや当該問題における特殊性に重点をおいて配点がされていると考えられます。そうだとすれば、判例の理解学説の理解は一定の限度さえあれば足りると考えられます。そして、より重要な点は問題に示された多くの事実を拾いあてはめるという点にあると考えられます。合格のために必要な最少限度の判例の理解や学説の理解は独学ではなかなか判断をすることは困難であります。そこで、上述の通り周りの受験生と同程度の知識を有しているかを見極めることが必要であると考えます。そしてLECの解説は合格のために必要最少限度の知識が記載されているのでよかったと思いました。

今後の抱負

自分はまだ予備試験に合格しただけで司法試験を合格したわけではありません。また、司法試験の順位は高ければ高いほど将来の職業の選択の幅を持つことができます。そこでしっかりと司法試験対策を行って、確実に司法試験に合格し、かつ、なるべく良い順位で合格できるような準備をしたいと考えております。

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