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2017年度合格
O・Rさんの合格体験記

合格者
仕事と両立して合格

試験の特質に合わせた勉強をすることが早く合格するコツだと思います!

O・R さん

年齢 22歳
大学 東京大学(法学部)卒業
法科大学院 東京大学法科大学院(既修)2年
予備試験受験回数 1回
LEC受講歴 予備試験口述模試

※年齢・大学在学中の有無は出願時を基準としています。

法曹を目指したきっかけ

私は国際的舞台において企業の経済活動及び政府の経済政策を法的観点からサポートし、ひいては国際関係に貢献することのできる弁護士を志しています。国際関係に興味があり、大学時代は国際交流活動や北米への交換留学を行いました。留学以前は国際社会における政治的対立や武力紛争、貧困といった諸問題に対して外交などの政治的側面からアプローチしていくことに関心を有していましたが、現地での講義や学生との討論、交流を通して、国際的な経済政策及び経済活動が現代の国際社会における諸問題に大きく影響を与えており、国際関係において非常に重要な要素となっていることを強く認識しました。同時に、WTOに代表される国際社会が全体として貿易の規律化を進める動きや、NAFTAやTPPなど地域内で貿易促進を進める動きがある中、国際社会での経済活動を促進するにあたって、関係する協定や条約、法律との連動が不可欠であることを強く実感しました。多国間貿易協定の不十分な理解が国際通商の活性化を妨げるケースや、締結国内に不均衡が存する多国間貿易協定が紛争や貧困の一因となっていると分析されるケースが多く存在する中、弁護士として法的観点から政府及び企業の経済活動を支援する形で国際経済の発展に貢献していきたいと考えております。

合格までの道のり

LECを選んだ理由

私はLECの口述模試を受けました。司法試験予備試験は短答、論文、口述と3段階ありますが、短答と論文は自分である程度勉強を進められる一方、口述は自分一人では限界があり、法的知識があり法的議論ができ、かつ自分の答えの誤りを指摘し、誘導していくことのできる方の助けが必要です。口述試験で問われる知識はほとんどがそれまでの短答及び論文試験の準備段階で網羅している内容であり、新たに覚えなければならないことはあまりありません。ですが、今までの知識を、自分の言葉で相手に伝えることは思っているほど簡単ではなく、面接官が目の前にいるという緊張状態も相まって、暗記だけをしていれば受かる試験ではありません。そこで、法的知識を自分の言葉で伝え、かつ伝えるだけの一方向ではなく面接官と会話をする練習が必須となります。以前予備試験に合格していた先輩から口述試験は模試が重要という話を聞いていて、時にLECの模試に対する評価が高かったため、受講しました。実際に受講してみて、LECの口述模試は実際の面接官に類する方が本番同様の形式で質疑応答を進めるという形式であり、これを経験したからこそ、本番で緊張せずに法的議論を自信を持ってできたように思います。質疑応答の内容は本番同様に定義や判例理解が中心となっており、解説も豊富に作られているため、試験直前の時期でしたが、うっかり見落としていた知識、抜け落ちていた論点を拾うこともできました。また、質疑応答の後にすぐコメントをしてくださったことで、質疑応答中に生じた疑問点等を即座に解消できました。口述試験を受けた体験談であれば先輩がたの話や合格体験記によってある程度の情報は仕入れることができますが、面接官の立場から受験生がどう見えるのか、という点についてはあまり話が聞けておらず、その視点が抜けていたため、受講して本当に良かったと思います。また、模試だからといって面接官の方が甘いということはなく、本番同様、不明解な回答をしてしまった場合には時折厳しく追求され、それが本番の練習としてとても良い経験となりました。

仕事や学業、家庭の両立のコツ

私は法科大学院1年目での受験であったため、日々の大学院の授業の予習や課題、期末試験等との兼ね合いに非常に苦労しました。法科大学院は、大学院と異なり、ほぼすべての授業に出席が必須であり、授業中に質疑応答も行われるため、毎回の予習なども必要となります。また、1年目であったため、まだ要領をつかめていない段階で予備試験の勉強と両立しなければならなかったため、慣れるまで忙しい日々を送っていました。予備試験は短答式試験、論文式試験、口述式試験と3段階あるわけですが、それぞれの段階で必要な勉強を見極め、それぞれの段階の確実な突破と最終合格を並行して考えて勉強を進めることが大事だと感じました。短答式試験は第一段階として突破しなければなりませんが、論文式試験との期間は2か月ほどしかなく、短答式試験に重きを置いて勉強していると論文式試験の十分な対策をする時間がなくなってしまいます。そこで、私は短答式試験を突破できる知識は身につけつつ、その勉強を論文式試験のためにも活かせるような勉強を進めていきました。短答式試験の過去問はやりますが、判例をおさえるときには、結論だけでなく、事例問題であればどのように理由付けして結論を導くか、ということまで考えて過去問を進めました。また、似たような判例がある場合は、事案のどの部分の違いからどのような差が出ているのか、という比較の視点を持て勉強を進めました。その結果、短答式試験が終わった後も焦ることなく論文式試験の対策に移ることができました。法科大学院の授業についても、予備試験の勉強と完全に切り分けるのではなく、予備試験で出るとしたらこのように聞かれる、そしてこのように処理する、など派生的に物事を考えて授業を受けました。予備試験対策だけに注力することなく、期末試験と並行して進めることができたため、どちらも良い結果に終わることができました。法科大学院の試験、予備試験の各種試験は態様形式が異なっても、すべて同じ法律に関する試験であるため、それぞれを切り分けずに進めていくことが重要だと思います。

受験勉強を通じて「失敗したこと」「成功したこと」

受験勉強を通じて成功したと思うことは、勉強の本質をつかむことができたように思えることです。法科大学院の試験と予備試験を並行して準備しなければならなかったため、どちらかだけに注力することができませんでした。そこで、法科大学院の試験、予備試験の各種試験は態様形式が異なっても、すべて同じ法律に関する試験であるため、それぞれを切り分けずに進めていくことが重要だと気付き、自分の学習スタイルを一貫させたうえで、それぞれの試験に対応させていくことができました。このように、目の前にある試験があると、その試験のためだけの勉強をしてしまいがちですが、そうではなく、その試験で問われている本質をつかむことができれば、そこで得た知識や能力は試験のために限らず、その試験を終えた後も広く活用できる力となると思います。一方で、私は予備試験合格を前々から狙っていたわけではなかったため、遅く対策を始めてしまったのですが、予備試験の対策をもっと早くから始めていれば余裕を持って試験に臨めたと思うので、その点の計画性については、改善の余地があると思いました。

LECに通ってここが良かった

LECの口述模試は実際の面接官に類する方が本番同様の形式で質疑応答を進めるという形式であり、できる限り本番に似た環境で受験することができたため、本番も緊張せずに法的議論を自信を持って行うことができたように思います。質疑応答の内容は本番同様に定義や判例理解が中心となっており、解説も豊富に作られているため、試験直前の時期でしたが、うっかり見落としていた知識、抜け落ちていた論点を拾うこともできました。質疑応答の後にすぐコメントをしてくださったことで、質疑応答中に生じた疑問点等を即座に解消できて助かりました。口述試験の内容面や形式面、受験生がどのように写っているのかなど、どのような質問に対しても親身に答えて下さり、とても助かりました。また、模試であっても面接官の方は本番同様に、不明解な回答をしてしまった場合には時折厳しく追求され、その場では自信を失いましたが、それが本番の練習としてとても良い経験となりました。

今後の抱負

まず来年には司法試験が控えているので、確実に突破できるように準備を進めたいと思います。また、国際的業務分野に興味があるので、弁護士としての法的知識にとどまらず、英語や国際関係論を始めとする国際的教養を身につけられるように過ごしていきたいと考えています。企業法務を行う事務所に所属したいと思っているので、まずは弁護士として一人前に仕事ができるように、先輩の弁護士の方々から多くのものを吸収できるよう、励んでいきたいです。

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