入門講座で予備試験、司法試験に必要な範囲の知識を把握することができました。
K・R さん
年齢 | 24歳 |
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略歴 | 岡山県出身。 2011年広島朝鮮高級学校卒業。 2011年岡山大学法学部入学。 2015年岡山大学法学部卒業。 2015年慶應義塾大学法科大学院(既修)入学。 2016年司法試験予備試験合格 |
受講歴 | 入門講座、論文基礎力養成答練、論文力完成講座(講義編、演習編)、予備試験論文演習、予備試験法律実務基礎講座(講義編、演習編)他 |
K・Rさんのある一日
時間 | 行動 | 詳細 |
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5:00 | 起床 | 朝型でした。 |
6:00 | 通学 | ローで勉強してました。 |
7:00 | 自習室到着、勉強開始 | |
8:00 | ||
9:00 | ||
10:00 | ||
11:00 | 昼食 | ローの友人と学食によくいきました。 |
12:00 | ||
13:00 | ||
14:00 | ||
15:00 | ||
16:00 | ||
17:00 | 帰宅 | 自炊していたため早めに帰宅していました。 |
18:00 | 夕食、シャワー、洗濯 | |
19:00 | リラックス | 恋人とよく電話していました。 |
20:00 | 勉強開始 | 2時間ほど勉強していました。 |
21:00 | ||
22:00 | 就寝 | |
23:00 |
法曹を目指すことにした理由、経緯
私は在日朝鮮人4世として日本で生まれ育ちました。小学校から高校まで、民族学校である朝鮮学校に通っていたのですが、高校3年時に、自身の通う朝鮮学校が高校無償化の対象から除外されました。そのとき、私を含めた学生達が原告となり訴訟をおこし、また、高校無償化の問題について、世間の関心を集め、理解を得るためビラ配り等を行いました。ビラ配りでは、冷たい対応をされることも多かったです。これを機に、社会において何か物事を実現するには必ず法律という壁が立ちはだかること、そして、情勢や時代の流れによって満足に話を聞いてもらえない人々がいることを実感しました。このような中で、世の中の困っている人々を法的な側面で援助したいと思うようになったのがきっかけです。
合格までの道のり
私は大学1年の終わりごろから、LECの入門講座を受講しました。早く7科目を1周させたいと思い、新しく始まる入門講座ではなく、既に収録し終わっていた前年度の入門講座を受講しました。復習を全く行っていなかったため、1周目が終わったころには、最初に勉強したことがあまり記憶に残っていませんでした。しかし、入門講座で何周も繰り返すことが大事だということを指摘されていたので、周りもこんなものなんだろうと思い、入門講座の2周目をこなしました。2周目の際には、インプット講座系の講座で配布された論文の基本的な問題が掲載されている問題集を繰り返し解きました。LECの入門講座のテキストや論文問題集は、予備試験や司法試験に必要十分な範囲を網羅しており、予備試験・司法試験合格という観点から無駄な勉強をすることなく済んだと思っています。
ロースクールに進学した後も、入門講座のテキストや論文問題集を適宜使用していました。特に期末試験の直前期の見直しに使用していました。予備試験に合格したのはロースクールの既修2年目ですが、学部時代からロー入学後までLECの入門講座テキストや論文問題集の内容を繰り返し見直すことで基本論点の正確な理解が身についたおかげで合格したと思います。また、論文試験を受け終わった際には、合格の手ごたえは無かったのですが、LECの入門講座テキストに書かれている範囲の知識、内容はしっかりと書くことができました。そのため、LECの入門講座や論文講座をしっかりマスターすれば、予備試験に合格することができると思います。さらに、ロースクールに進学して、ゼミや中間試験、期末試験で答案を書く機会が増えたのも合格できた一つの要因だと思います。実際に答案を書くことで、自分が本当に理解しているのかチェックすることができるからです。
受験勉強を通して「失敗した」「成功した」と思うこと
1.成功した勉強法
LECの入門講座テキスト、論証集、論文問題集を繰り返し使用したことが予備試験合格につながったと思います。評判の良い基本書、演習書は沢山出ていますが、教材に手を広げすぎても、全部しっかりと理解する時間はなく、中途半端な理解のまま終わってしまいます。それよりも、何冊か絞り繰り返す方が効率的だと思います。
2.失敗した勉強法
7法を早く終わらせようと、入門講座の復習を怠り1周させたため、法律の理解が曖昧なまま論文講座を受講し、知識が定着するのが遅かったと思います。もちろん何周もしないと知識は定着しないのですが、入門講座の段階で、時間を少しかけてでも復習をしっかり行い、着実にステップアップしていった方が、結果的に早く予備試験合格に結びつくと思います。
今後の抱負
まだ、司法試験を控えてますが、一日も早く法曹として働きたいという気持ちでいっぱいです。ロースクールに進学し、実務家の話を聞く機会が増えましたが、どんどん法曹の仕事が魅力的に感じてきました。実務家としてのスタートラインに立つべく、司法試験合格に向けて全力で頑張ります。
LECに通ってココが良かった!
入門講座で予備試験、司法試験に必要な範囲の知識を把握することができました。特に大学では予備試験や司法試験の勉強という観点から授業を行わないので、どこまで勉強すれば受かるのかというのが中々把握しづらいと思います。LECの入門講座を受けることで、大学の授業も、「ここは司法試験で問われそうな範囲だからしっかり聞いとこう」等、司法試験合格を意識した勉強をすることができるようになりました。
また、論文講座で基本論点の書き方を身に着けることができました。講師が丁寧に解説してくれるので、市販の予備校の問題集で勉強するよりも、効率的な勉強をすることができました。