授業のコマ数、問題演習の数のバランスが他の予備校に比べて良かった
中橋 嶺 さん
年齢 | 21歳 |
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大学 | 北海道大学(法学部)4年 |
合格校 | 一橋大学法科大学院(既修) 北海道大学法科大学院(既修) |
LEC受講歴 | 入門講座が含まれるコース(入門講座・論文基礎力養成答練他) |
※本体験記は、合格発表日を基準として年齢等を記載しています。
法曹を目指したきっかけ
これといったきっかけは特にはありませんが、幼少の頃から法曹という職業に対して漠然としながらも憧れを持っていました。大学へ進学し期末試験などで実際に法律の問題に触れた際、思った以上に法律の勉強は楽しかったため、大学2年次冬に法曹を志すという決意をするに至った次第です。
合格までの道のり
LECを選んだ理由
インプット講座である入門講座の授業コマ数と、アウトプット講座である合格答案作成講座における問題演習の数のバランスが他の予備校に比べて良かったという点がLECを選んだ最大の理由の一つです。また、様々な予備校を吟味していた際、LECの説明会に参加したのですが、そこで柴田先生が効率の良い勉強法を確立し続けている有名講師であるということを知り、1.5ヵ年合格コースの受講を選択するに至りました。さらに、論文奨学生による割引を受けることができたのも大きかったです。
仕事や学業、家庭の両立のコツ
私は法学部生でしたので、法律の勉強が授業の内容にも直結していたため、学業との両立という意味では特に時間の活用で苦労したことはありません。もっとも、法科大学院の入試前に関しては、当然たくさん勉強時間をとる必要があったので、できるだけ朝早くに大学へ行くようにして自習時間を確保していました。朝起きるのが遅い日は勉強時間の確保が上手くできなかった気がします。また勉強が忙しかった時期は、アルバイトのシフトやサークルの活動を目いっぱい減らすことで乗り切っていました。
合格された法科大学院を選んだ理由、法科大学院別にどのように対策したか
北大ローに関しては自分の出身大学であるため、受験しない理由がありませんでした。北大ローは旧司をベースにした基礎的な問題の出題が中心であったと思うので、特に規範の暗記と時間内に答案を書ききることを意識して試験に臨みました。一橋ローを受験したのは、司法試験合格率が毎年安定してとても高かったからです。一橋ローは法科大学院の中でもかなり特殊な出題傾向にあると思います。そのため、出題趣旨が発表されている分の過去問は全て解き、友人と答案を照らし合わせながら自主ゼミを組むような形で対策していました。また最新判例のチェックもしていたのが功を奏したと思っています。
LECに通ってここが良かった
教材の分量が最適であった点です。インプットからアウトプットへすぐ移れたため、学習の初期段階を効率よく乗り越えることができました。また、教材の内容も優れていました。セブンサミットは辞書として、さらに判例集としても使うことができる非常に汎用性の高い教材だったので、ある程度学習が進んだ段階以降は重宝しています。
LECの講座の良かった点
入門講座・論文基礎力養成答練について
私は大学3年次の春に柴田先生の予備試験1.5ヶ年合格コースを受講しました。その中の入門講座では、一から丁寧に法律の基礎を教えていただいたので、当時ほぼ初学者であった私は効率よく法律知識をインプットすることができました。特に柴田先生の講義レジュメは非常にコンパクトで、重要かつ必要最低限の知識が網羅されていたため、初学者が陥りがちな「何を勉強してよいかわからない」という状態を回避することができました。また、私は通信で受講していたのですが、授業コマ数も321時間とちょうどよい分量であったため、無理のないペースで滞ることなく入門講座を進めることができたのはよかったと思います。そして、入門講座で学んだ知識を論文基礎力養成答練で実践し、添削を受けながら論文答案の書き方を学ぶことができました。論文基礎力養成答練の問題も基礎的とはいえそれなりに歯ごたえがあるもので、法科大学院入試が終わった今でもたまに復習に使用することがあるくらいです。
合格答案作成講座・短答合格講座について
その他、1.5ヶ年コースの中に含まれていた合格答案作成講座をフルに活用しました。合格答案作成講座では全7科目500問超という圧倒的なボリュームの問題の演習を進めました。思うに、論文試験で使える法律知識とは、たくさんの事例問題演習をこなすことにより身に付いていくものです。私自身が調べたところ、これほどまでの分量を解くことのできる講座は他の予備校ではなかなか見つかりません。法科大学院の入試までにこの問題集を5周程度しましたが、この経験はとても役に立ちました。問題の質も高く、分野に応じて予備校作成のオリジナル問題から旧司過去問までそろっており、大変ではあるものの、この合格答案作成講座の問題を何度もこなすだけである程度のレベルに到達することが可能だと思います。他にも短答合格講座では短答式試験の問題の解き方を教えていただき、また法律実務科目講座では不足しがちな実務科目も学ぶことができるので、来年度の予備試験の勉強に生かしたいと考えています。
今後の抱負
今後は法科大学院で勉強していくことになりますが、周囲には自分より学習の進んでいる学生がたくさんいると思うので、その中での競争に負けないように頑張りたいと思います。そして、学部在学中に叶えることのできなかった予備試験の合格及び司法試験一発合格を目指します。