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2017年度合格
M・Kさんの合格体験記

合格者

どん底からの再スタート

M・K さん

年齢 24歳
大学 早稲田大学(法学部)卒業
合格校 京都大学法科大学院(既修)
慶應義塾大学法科大学院(既修)
早稲田大学法科大学院(既修)
学費全額免除
LEC受講歴 入門講座が含まれる予備試験対策向コース(入門講座柴田クラス・論文基礎力養成答練他)・予備試験ファイナル答練・予備試験論文公開模試

※本体験記は、合格発表日を基準として年齢等を記載しています。

法曹を目指したきっかけ

司法試験の勉強を始める前は、会社員をやっており、周囲の方々には非常に恵まれておりました。ただ、配属された部署の性質上、数年間同じ業務に従事することが求められていたのですが、従事していた仕事と自分の考えるキャリアステップが違うというギャップに苦しみ、退職することとしました。今考えると、非常にハイリスクな判断を簡単に決断してしまった当時の自分に驚きます(苦笑)第二新卒として働くという選択肢もあったのですが、何か専門性をつけたいと考え、弁護士なら、ベンチャー企業のスタートアップやM&Aなどにも関わることができ、なんの取り柄もない自分にとって強みになると考え、司法試験の勉強を始めました。

合格までの道のり

LECを選んだ理由

LECを選んだ理由は、入門講座の料金がお手ごろだったということと、定評のある柴田講師の授業に興味があったからです。

仕事や学業、家庭の両立のコツ

専門受験生となったので、勉強時間の確保という点からは問題がなかったです。ただ、それでも、試験までにやらねばならないことが膨大であったので、後述するように、必要な分野だけ徹底的に抑える勉強方法を実践しました。

合格された法科大学院を選んだ理由、法科大学院別にどのように対策したか

法科大学院の対策は、これといってせず、直前に過去問の内容だけ確認する程度でした。私立の法科大学院は、自分が関東出身ということもあって、司法試験合格率が高いところを受験しました。そして、国立の中でも京都大学法科大学院を選んだ理由は、①司法試験合格率が高い、②学費免除の基準がゆるい、③社会人認定が非常にゆるい、④京都に住んでみたかった、⑤教授人に非常に恵まれている、⑥東大法科大学院と比べてGPA適性試験のウェイトが低く私はこれらでハンデがあったので、京大の方が有利であったこと、⑦試験時間・試験科目ともに東大よりボリュームが大きいので、私のようなタイプにとってはかえって有利であった、といったことが挙げられます。

受験勉強を通じて「失敗したこと」「成功したこと」

失敗したことは、たくさんあります。私は、去年(2017)から専業受験生として勉強を開始したのですが、当初は予備試験合格を念頭に択一の過去問勉強と入門講座の消化を行っておりました。したがって、予備試験の択一式試験受験まで、論文の勉強は一切しておりませんでした。ただ、仕事から解放されたという開放感と、もともと無類のゲーム好きだったという性格が災いして、毎日昼夜逆転してゲームをしたりと、一日の勉強時間は6時間ほどという日が1月から5月の択一式試験まで続きます(択一式試験が終わったあと、勉強に専念するためパソコンとゲーム機は処分しました・・・)。この時期から、真剣に勉強しておくべきでした。そして、5月の択一式試験になぜか合格してしまい、その後論文の勉強を始めますが、論文の勉強が分からず、論文式試験ではあえなく撃沈してしまいました。最初に択一の勉強からはじめたため、択一プロパーと呼ばれる、択一式試験には出るが論文式試験には決して出ない問題に翻弄されることになりました。論文の勉強を一通りやったあとに択一の勉強を始めていれば、論文の勉強で身につけた知識を択一の対策に流用できますし、択一式試験の直前期に択一プロパーだけ知識を詰め込めば足りるということに早く気づくべきでした。それと、実務基礎科目をもっと早い時期から対策しておくべきでした。実務基礎科目の民事の要件事実や主張・立証責任などは択一の民法でも出ますし、刑事の公判前整理手続きなども択一の刑事訴訟法で出ます。しかも、択一式試験のあとに実務基礎科目の勉強を始めるのでは、対策が間に合わないおそれが高いです。現に私も、実務基礎科目の勉強が間に合わず、予備試験の論文式試験ではF評価を受けました。ここからは、成功したと思うエピソードを書きます。予備試験の論文式試験終了後、法科大学院を受験してみることにしました。法科大学院入試の対策として、LECの論文インプット講座の授業・テキストを利用させていただきましたが、これが法科大学院合格に役立ったように思います。また、法科大学院入試の直前は、腰を入れなおして、1日10時間ほど勉強しておりました。そして、論文の勉強を始める人は、普通なら、インプット→論文の勉強、という流れになると思いますが、私はまず旧司法試験の各科目(民法、商法、民事訴訟法、刑法、刑事訴訟法、※一行問題除く)20年分の模範解答を模写し、かつ憲法や行政法は新司法試験の問題・出題趣旨・採点実感・予備校の模範解答等を読み、論文で何が出されるのかを把握した上で、論文の勉強を始めました。その結果、試験とは無関係な、判例と異なる学説、マイナーな論点などの対策を省き、本当に必要な分野だけ対策をするということに成功しました。

LECに通ってここが良かった

LECの教材はわかりやすく作成されており、非常に助かりました。特に柴田講師のテキストはボロボロになるまで読み込み、かつ試験会場に持参しておりました。そして、論文の添削があり、添削を通じて、論文の書き方を学んだり、添削者のコメントを通じて読み手にはどのように伝わっているのかを理解することができました。

今後の抱負

とりあえず、司法試験合格と、法科大学院在学中にエクスターン等を通じて弁護士業務というものをちゃんと理解しておきたいと思います。司法試験に合格したら終わりという世界ではなく、自分が弁護士として何をしたいのか、そしてそのためには自分に何が必要で何が武器になるのか、といったことを早い段階から意識しておいた方がよいように思うからです。自分が会社員をやっていて、仕事においては、学歴も頭の回転の速さもあまり重要ではなく、自分の人柄、自分が何をしたいのか、思いやり、熱意といったものの方が大切だと感じました。これは、弁護士業務でも同じだと思います。法科大学院では、世の中法律の勉強だけが全てではない、ということを忘れないで頑張りたいと思います。

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