入門講座や適性試験対策講座の講師が全科目一貫しているので、学習に入り込みやすいことが一番だと思います
Takiuchi Youhei 瀧内 陽平 さん
年齢 | 23歳 |
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職業 | 予備校生 |
学歴 | 東北大学 法学部 2012年卒 |
適性試験のスコア |
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英語のスコア |
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法科大学院入試受験履歴
年 | 月 | 試験名と合否 |
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2012 | 12 | 東北大学法科大学院未修者コース 不合格 |
2012 | 12 | 千葉大学法科大学院既修者コース 合格 |
2012 | 12 | 千葉大学法科大学院未修者コース 合格 |
LEC受講歴
年 | 月 | 受講講座名 |
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2011 | 9 | 法科大学院レギュラー合格コース(柴田クラス) |
一日のスケジュール
時間 | 行動 | 詳細 |
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10:00 | 起床 | |
11:00 | 朝食+昼食 | |
12:00〜 | LECの自習室 | 勉強 |
16:00 | 夕食 | 夜のトレーニングに合わせてかなり早めに夕食をとります。 |
17:00〜 | 勉強 | |
19:00 | 移動等 | |
20:00 | スポーツジム | 1時間ほど泳ぎます。良いストレス解消になりました。 |
21:00〜 | 喫茶店 | 勉強 |
23:00 | 喫茶店(2件目) | 勉強が足りないときは店を変え、1時頃まで勉強しました。 |
0:00 | ||
1:00 | 就寝 | 書ききれませんでしたが、2時頃までは確実に起きていました。完全に夜型生活でした。 |
法科大学院入学を目指したきっかけ
中学校の頃に法曹の実務家の方が書いた本を読み、法曹の仕事に興味を持ちました。当時はあまり具体的なイメージはありませんでしたが、大学のゼミでの勉強がきっかけで現在は倒産法を専門とする弁護士を目指しています。
また、学部時代は部活動(水泳)に力を入れ、全国大会でも好成績を収めていました。しかし反面、授業はサボりがちで成績はお世辞にも良いと言えるものではありませんでした。
そのこともあり、1年目は未修者コースでの出願をし、浪人した際の保険として、部活も引退する4年生時の9月からLECに通い始めました。結局1年目は不合格でしたので、1年間浪人(大学にて自主留年)して既修者コースでの合格を目指しました。
合格までの道のり
3月頃までは、ひたすら入門講座を回すことに集中しました。年明け辺りから論文基礎力養成答練が本格化するのですが、科目の復習は全くできていなかったので、ほとんど手を付けずにいました。4月頃になると入門講座が終わり、それまで後回しにしていた反動から、2日に1枚のペースで答案を書いて、さらにその復習をしなければならなくなりました。
大学のゼミと適性試験の勉強も重なり、非常に苦しい期間でしたが、論文を反復的に書くことで、『書く』ことへの抵抗はなくなりましたし、大学ではあまり指導のない論文の書き方なども丁寧に教えていただけました。添削で確認できた点も含め、LECの答練は本当に為になりました。
適性試験については、永野先生の講座が非常に効果的でした。過去問を中心としたテキストで弱点を潰していけますし、『時間の掛かるものはやらない』という徹底した解法など、無理のない受験対策を教えて下さいました。特に既修者コースの受験生は適性試験ばかりに時間を割くわけにもいきませんから、非常に有難かったです。
また、柴田先生の入門講座には短答式の問題集と、論証集も付いてきましたので、適性試験終了後はこれらを徹底的に復習して入門講座の内容を身に付けました。特に論証集は一通り講座を回して答練がボロボロの結果で返ってきて初めてその重要性に気づきました。論証集は全論証について自分の言葉で書き写して、フローチャートのような形で覚えました。また、重要な規範や文言についてはスマートフォンの単語カードのアプリに入れて、ちょっとの空いた時間に何度も目に触れるようにしました。
気分転換としては部活としてやっていた水泳を毎日続けていました。記録会にも参加したり毎朝起床が10時を過ぎたりと、浪人生らしからぬ1年でしたが、『夜はがっつり勉強する』という生活リズムだけは一定させていましたので、集中して勉強は続けられたと思います。 合格した時は今まで応援してくれた家族や友達のことを思い出して感謝の気持ちでいっぱいでした。それとともに、今までの勉強が間違ってなかったのだとすごく安心した記憶があります。
受験勉強を通して「失敗した」「成功した」思うこと
初めてLECを訪ねたときは講座の多さに戸惑いましたが、とにかく入門講座が重要であるとのアドバイスをいただいたので、無料講座を視聴し、自分にあった講師を選ぶようにしました。やはり人によって、合う・合わないはあると思います。私は柴田先生の入門講座で1年間楽しく授業を受けられました。
逆に失敗したと思うのは、前半で何度も復習に手を出そうとしたことです。もちろん随時復習しながら受講を進めていけるのが理想ですが、現実的にそのような時間はあまりありませんでした。法律の勉強は一通り回してから理解できることが多いので、まずは理解度にこだわらず入門講座を回すことに集中するべきだったと思います。
今後の抱負
司法試験に挑戦するのはどこか夢のように感じていましたが、いよいよスタートラインに立ったということで非常に緊張しています。学部時代は本当に怠けてばかりの生活で授業もろくに出ていませんでしたので、気を引き締めて頑張りたいです(笑)。もちろん今後は大変な日々が続くと思いますが、同じ志を持った方々と一緒に勉強できるということでとてもわくわくしています。
LECに通ってここがよかった!
大学の授業との比較になりますが、入門講座や適性試験対策講座の講師が全科目一貫しているので、学習に入り込みやすいことが一番だと思います。大学では教授によって教え方やレジュメの形式は当然異なり、これでノートの取り方や勉強の仕方を変えたりするのは非常に面倒でした。その点、LECでは同じ講師が授業してくれるのでとても安心でした。また、ロースクール直前答練や個別大学院対策講座では講師が代わったりしますが、それでもレジュメの形式は共通しているので、学習しやすかったです。
また、適性試験対策講座の永野先生は、ご自身も毎年適性試験を受験されているということで、受験生の目線に立った指導が特徴的でした。難問を無理に解かせようとせず、『いかに高得点を楽に確実に取るか』という姿勢の講義でしたので、法律科目と並行して勉強するのに非常に助かりました。1年目は160点ほどしか取れなかったので、1回目の試験で226点を出せたときはすごく嬉しかったです。
略歴
青森県出身。実務家の書いた本の影響から法曹を志望する。学部時代は水泳の選手として活躍し、大学院浪人時にも各種大会に出場。文武両道を目指した(2012年宮城短水路マスターズ大会・優勝)。2012年東北大学法学部卒業。2013年千葉大学法科大学院入学予定。