LECのおかげで、適性試験第二回のときには約9割の得点になり、総合で6位になることができました
O・A さん
年齢 | 26歳 |
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職業 | 自営業 |
学歴 | 神戸大学 法学部 2010年卒 |
適性試験のスコア |
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英語のスコア |
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法科大学院入試受験履歴
年 | 月 | 試験名と合否 |
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2012 | 9 | 大阪大学大学院高等司法研究科(法科大学院)未修者コース 合格 |
2012 | 11 | 京都大学法科大学院未修者コース 合格 |
2012 | 11 | 神戸大学法科大学院未修者コース 合格 |
LEC受講歴
年 | 月 | 受講講座名 |
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2012 | 2 | 面接・PS対策講座(PS編) |
2012 | 2 | PS添削講座 |
2012 | 2 | 適性試験対策講座 |
2012 | 4 | 面接・PS対策講座(面接編) |
2012 | 6 | 小論文基礎の基礎 |
2012 | 6 | 小論文ベーシック講座 |
2012 | 6 | 小論文ベーシック講座 |
2012 | 9 | もっと論理的な文章を書く講座 |
一日のスケジュール
時間 | 行動 | 詳細 |
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5:30 | 起床 | |
6:00 | 家事 | |
7:00〜 | 勉強 | |
9:00〜 | 仕事 | |
12:00 | 勉強 | 昼休みを活用していました。 |
13:00〜 | 仕事 | |
18:00 | 家事 | |
19:00 | 夕食 | |
20:00〜 | 勉強 | |
23:00 | 就寝 |
法科大学院入学を目指したきっかけ
私はもともと、大学在学中より法曹志望でしたが、大学卒業後は家庭の経済的な事情から一度は企業への就職を選択しました。就職先で、海外企業との契約を扱う仕事をする中で、取引先との規模の格差が大きい状況下では、企業が正当な法的主張を行うことがいかに難しいかを体感しました。この経験から、現実世界の格差をともなった諸条件の下で、劣位にある者が正当な法的主張を行えるような法律の運用力や交渉力を身に付けたいと考えるようになりました。このため、法科大学院への進学を決意した次第です。
合格までの道のり
私が受験を決めたのは、適性試験の受験まで3か月を切った頃でした。そこで、私は、準備不足を補えるように計画を立てました。
まず、3月は適性試験の対策、4月は週1日のみ適性試験の対策、残りの時間は志望理由書の作成と推薦書の依頼、5月は再び適性試験の対策を行おうと考えました。適性試験については後述するとして、4月の大半を志望理由書や推薦書に充てた理由について述べます。
志望理由書については、早いうちから取り組むことによって第三者の意見を聞く時間もできますし、推敲もより重ねられるからです。また、推薦書については、余裕をもって依頼することで推薦者の幅を広げることができるからです。まず、志望理由書は、LECの永野先生も解説されていたとおり、他の試験と異なって時間をかけることができるので、確実な点数源としてしっかりと準備しておくのが得策です。
次に、推薦書は、推薦者の選定が重要だと思います。仮に、大学の先生に依頼するにしても、推薦者にとって受験者が多くの教え子のうちの1人としか認識されないような間柄であれば、ありきたりな内容しか書いてもらえないのは明らかです。ですから、役職の高さにこだわらず、公私ともに受験者のことをよく知っていて、推薦書に個性を出してくれる人物に依頼するのがよいと思います。
次に、適性試験後には、LECの教材を使って小論文対策をしました。あらかじめ、受験先の過去問を検討して、要約力と、長文にある大量の情報を短時間で理解し分析する能力が必要だと感じていたのですが、その対策をするのにLECの教材の文章量が最適だったので、非常に助かりました。
最後に試験当日ですが、たとえ準備期間がなくとも、実力不足だと自覚していたとしても、諦めずに試験時間ぎりぎりまで最後の一文字まで粘ることが大事だと痛感しました。というのも、合否のボーダーライン上にいる受験者の実力差は些細なものです。ですから、諦めない心が最終的に合否の結果を左右すると思います。受験生の皆さん、諦めずに最後までもがいてください。笑顔で合格の日を迎えられるように心からお祈りしております。
受験勉強を通して「失敗した」「成功した」思うこと
適性試験第一回の日、体調が悪い中で受験したところ、後半の科目は集中力が切れてしまい、時間内に解き終わりませんでした。また、点数も第一回と第二回で24点も点差が出てしまいました。適性試験は2回もあるからいいものの、各法科大学院の試験では取り返しがききません。体調の不調によって、本来の実力が発揮できないのは本当に残念です。受験の直前ほど、休むときはゆっくり休み、体調を整えてください。
今後の抱負
将来は、規模の格差のもとでも企業が正当に能力を発揮できるように、法律支援が手薄になりがちな中小企業を中心に支援する弁護士を目指しています。中小企業の支援に必要なのは、町医者のように幅広い分野に柔軟に対応できることだと思います。その目標に向けて、複数の法分野を関連付けて判断するための前提となる個々の法律の基礎をまずは確立したいと考えています。
LECに通ってここがよかった!
LECの適性試験講座を選択した理由ですが、上位5%に入ることを目的として設計されているからです。実際に、講座を担当されている永野先生の解法の説明は分かりやすく、苦手意識を持つことなく取り組めました。また、小問ごとにタイムウォッチを使ってくださるので、初期の段階から時間に対する意識を高く持つきっかけになりました。
さらに、適性試験模試は毎週提出の締切りがあったので、ペースメーカー的に取り組め、受講者の中での自分の位置が分かったのが良かったです。講座を始めた当初は、過去問をしても6割ほどしか得点できませんでしたが、LECのおかげで、適性試験第二回のときには約9割の得点になり、総合で6位になることができました。ありがとうございました。
略歴
関西出身。神戸大学法学部を卒業。在学中から法科大学院への進学を希望していたが、家庭の経済的な事情から就職した。2012年京都大学法科大学院、大阪大学法科大学院、神戸大学法科大学院に合格。2013年神戸大学法科大学院に入学予定。