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2011年度合格
田上 雅之さんの合格体験記

合格者

受験予定の大学院の入試に合わせて対策を練ることができたのは、とても有益でした

Tanoue Masayuki 田上 雅之 さん

年齢 22歳
職業 学生
学歴 中央大学 商学部 4年生
適性試験のスコア
  • 1回目 196点
  • 2回目 163点
英語のスコア
  • TOEIC 660点
  • TOEIC(iBT)未受験

法科大学院入試受験履歴

試験名と合否
2010 5 旧司法試験択一式試験 不合格
2011 9 中央大学法科大学院既修者コース 合格(半額免除)
2011 9 早稲田大学法科大学院既修者コース 不合格

LEC受講歴

受講講座名
2011 1 適性試験対策講座
2011 1 既修者入試択一演習講座
2011 1 既修者入試論文解析講座
2011 1 入試論点クイックチャージ講座
2011 3 全国適性模試ファイナル編

一日のスケジュール

時間 行動 詳細
5:30 起床 満員電車が嫌いなので早めに起きます。
7:00 家を出発
8:00〜 自習 授業までの時間を利用してC-Bookや百選を読みます。
9:20〜 授業 この日は税法の授業でした。
13:00〜 自習 お昼を食べてから図書館でC-Bookや基本書でインプットをしました。
17:00 夕食 消化にいいものを食べます。
18:00〜 アルバイト 個別塾でアルバイトをしています。法律以外の勉強はいい息抜きになります。
23:00 帰宅 この後お風呂に入ったりします。
0:00 就寝 最低でも5時間は睡眠をとります。

法科大学院入学を目指したきっかけ

きっかけはテレビドラマ「HERO」の影響です。その後、公民や現代社会の授業、報道等を通じて冤罪事件について触れたことで、冤罪事件において法律家の果たすべき役割が大きいのではないかと考え、この道を志すことにしました。もちろん、他にも細々とした理由やきっかけはありますが、一番のきっかけを振り返ればそこに行きつくと思います。

私は、商学部生でしたが、いわゆる非法学部の人間でも、目標をもって努力さえ惜しまなければ、法科大学院への既修合格は可能だと実感することができました。

合格までの道のり

学習面

大学入学当初から、最終的に司法試験を受験することを考えていたので、大学の課外講座で上三法の基礎を学習しました。また、司法試験を目指す学生のための研究室に在籍してゼミ等も受講しました。

法律の自習用に重宝したのが「CBook」です。それからは、予備校が出版した本を利用してインプット等を行いました。もちろん、各法律科目(特に刑法)では理論的・体系的に理解することも重要となりますので、2年次からは基本書も購入して理論的に理解することも目指しました。

3年次からは、アウトプット重視になりました。具体的には、高校からの友人と予め過去問の年と科目を決めて答案を仕上げ、お互いに交換して答案を読むという作業を繰り返しました。これにより、自分の論述が客観的にはどのように読み取れるのかということを知ることができたので、とてもよかったと思います。

3年次冬からは、それらに並行する形で適性・既修者試験対策を始めました。かなり遅れてからのスタートだと思ったので、LECの講座を利用して、効率的に対策して行こうと考えました。私は通信受講で利用しましたが、Web環境さえあればいつでも受講できるというのは、私にはプラスだったと思います。

長くなってしまいましたが、私の場合、あくまでも大雑把に学習計画を立てて勉強していきました。これは、綿密な計画からずれた時の立て直しに神経を使ったりするのが得策ではないと考えたからです。

生活面・精神面

学習の進行状況によっては、アルバイトをしたり、思い切り遊んだりといった多少の息抜きを挟むこともストレスをためないようにする上では必要だと思います。特にアルバイト経験は、社会体験として意味もあります。現に私は、3年次まで塾でアルバイトをしていましたが、よい息抜きになったと思います。

また、得意な科目、好きな科目があるだけでもモチベーションが全く違うと思います。刑事訴訟法が好きだった私は、既修者試験の刑事訴訟法で満点を取ることができました。受験勉強でのそうした成果はわずかながらも力になると思います。

受験勉強を通して「失敗した」「成功した」と思うこと

人にもよるとは思うのですが、やはり適性対策をもっと早くしておけばよかったと思います。「適性なんかノー勉でも行ける」ということが言われたりしますが、少なくとも私には妥当しませんでした。少なくとも、試験の一年前ぐらいからは、適性試験含め自分の得意・不得意を見極めた上で大雑把にでも学習計画を立ててスパートをかけた方がよいと思います。

苦手な科目が克服できなかったのは、今でも「失敗した」と後悔しています。今でも、民事系科目には苦手意識を持っているので、もう少し民事系科目にも力を注げばよかったと思っています。

今後の抱負

法科大学院に合格してからは、受験期よりも勉強する時間が少なくなっていますので、入学までに知識等の再確認をしていきたいです。特に、得意な刑事系よりも、苦手な民事系に力を入れて勉強していきます。

これまで、両親や友人ら多くの方々にサポート・叱咤激励されながら、入試合格という一定の目標には到達できましたが、最終的な目標である検察官になるためには、まだまだ難関が待ち構えているので、更に努力していきたいと思います。

非法学部の挑戦者の方へ

非法学部の方でも法学部の方でも、いつ法律の勉強を始めたかに違いがあるというだけで、他に顕著な違いはないと思います。誰にも負けないという心意気で努力していけば、非法学部の方でも、法科大学院合格は決して越えられない壁ではないはずです。ぜひ、勇気をもって挑戦してみてください。

LECに通ってここがよかった!

私は入門講座を受講していませんが、適性試験対策講座や既修者入試対策講座等を受講しました。

LECを選んだ理由としては、講座・教材が入試対策の点で充実している点が挙げられます。 2011年から適性試験の実施団体・内容が一本化されましたが、LECの講座・ガイダンスや教材は速やかにその内容等を反映していたので、難なく適性試験対策をすることができました。

私が受講した永野先生による講座・ガイダンスでは、従来の日弁連タイプの出題傾向も詳細に解説していただけたので、日弁連タイプの適性試験が苦手な人でも充分に対策を練ることが可能な内容だったと思います。かくいう私も、日弁連タイプは得意ではなかったのですが、本試験でも一定の成果を残すことができたのは、LECのお蔭だと思います。

既修者入試対策講座で特に重宝したのは、松田先生による論文解析講座です。難関ローといわれる大学院の過去の論文試験の出題傾向等が詳細に分析されており、受験予定の大学院の入試に合わせて対策を練ることができたのは、とても有益だったと思います。

略歴

埼玉県出身。テレビドラマ「HERO」で法曹に興味を持つが、高校での成績が振るわず法学部への推薦入学を断念。商学部に入学して法科大学院を目指して奮闘し、2011年中央大学法科大学院既修者入試合格。2012年同大学院入学予定。

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