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2011年度合格
木村 栄宏さんの合格体験記

合格者

法律学習の根本である判例ベース学習が可能!

Kimura Takahiro 木村 栄宏 さん

年齢 22歳
職業 学生
学歴 関西大学 法学部 4年生
適性試験のスコア
  • 175点
英語のスコア
  • TOEIC 未受験
  • TOEIC(iBT)未受験

法科大学院入試受験履歴

試験名と合否
2010 5 旧司法試験択一式試験 不合格
2011 8 関西大学法科大学院(S日程) 不合格
2011 12 大阪市立大学法科大学院 不合格
2012 1 関西大学法科大学院既修者コース(B日程) 合格
2012 2 甲南大学法科大学院既修者コース(後期日程) 合格
2012 3 甲南大学法科大学院適性試験利用入試(未修者特別選抜) 不合格

LEC受講歴

受講講座名
2009 3 入門講座(柴田クラス)
2009 3 論文基礎力養成講座(柴田クラス)
2010 6 適性試験対策講座
2010 8 既修者入試論文答練
2011 2 入試論点クイックチャージ講座
2012 1 小論文ベーシック講座
2012 1 小論文レベルアップ演習

一日のスケジュール

時間 行動 詳細
8:00 起床・朝食・洗面
9:00〜 家を出発 通学中の電車内で判例を読んでいました
10:00〜 大学の図書館で自習 前日の論文の復習が中心
13:00 昼食
14:00〜 自習 15分程度の仮眠は取るようにしていました。論文を主に!
21:00 帰宅
22:00 夕食
23:00 入浴
0:00〜 自習 論証の確認程度
2:00 就寝 6時間は睡眠時間を確保

はじめに

大学入学当初、私は何となく法律家を志望していたにすぎませんでした。次第に大学の講義を受講する中で、法律に興味が湧いてきたこと、某ドラマの影響を受け、検察官を志すようになりました。とはいえ、法科大学院に入学するためには膨大な量の学習が必要な上、論文を書くための力を身につけなければならず、大学の講義だけではメリハリのある学習が困難でした。そこで、LECの入門講座および論文対策講座を受講することにしました。もっとも、アルバイトとの兼ね合いもあり、通信講座を活用しました。

合格までの道のり

時期別学習

大学2、3回生
LECの講座を受講したのは1回生の春からでしたが、アルバイトと時間が重なり通信講座の受講を選択しました(『入門講座』、『論文基礎力養成答練』ともに)。通信講座での受講は、自分のスケジュールに合わせて受講できる一方で、先送りしがちになり、予定より聴き終えるのが長引いてしまいました。(実際、3回生の春には終えられるはずでしたが、夏季休暇が終わる頃までになってしました。)通信講座を受講される方は、決められたスケジュール通りに何が何でも進められるように、スケジュール管理に気をつけるべきです。
大学4回生
法科大学院へ進学される方は誰しもが受験しなければならない、「適性試験」は早めのお対策を心掛けるべきです。私は、3回生の2月頃から『適性試験対策講座』を受講しつつ、各予備校の全国模試を受験していましたが、正直かなり点数が伸びずに悩みました。第3部の長文読解は時間がかなりシビアで、苦戦される方も多いかと思います。この点に関しては、文庫本(できれば、小説ではなく論説文のようなもの)を読むなどして日頃から文章を読むことに慣れておくべきです。もっとも、勉強しなくても得意な方はいるようなので、2回生の春期休暇、遅くても3回生の夏季休暇までには自分が適性試験に向いているか否かは過去問を一度解いて確認しておいた方がいいでしょう。

予備校利用

法科大学院へ進学される方の多くが予備校を利用されていると思いますが、その利点は入門講座と答練にあります。入門講座は1年という短期間で試験に必要な範囲を学べることから、基本書より効率的な学習が可能です。また、LECの入門講座は一人の講師が全科目を担当しますし、柴田クラスでは基礎編・論点編の学習を同一テキストで行うため、論点編を受講する際に基礎編の復習をすることにもなり記憶喚起にも繋がります。

答練は入門講座を受講しなかった方も必ず受講すべきです。法科大学院では論文式試験が課されるため、単に基本書や入門講座によるインプット学習だけではアウトプット能力を養うことはできません。したがって、「書く」試験(法科大学院入試)に備えて「書く」訓練(答練)は必須の要素だといえます。

受験勉強を通して「失敗した」「成功した」と思うこと

法学の学習初期は、細かな制度や用語に固執してしまい入門講座の受講が遅延しがちでした。今思えば、重層的な学習を継続することで疑問点が解消されることも往々にしてあるので、入門期は細部に拘らない方がよかったです。また、答練などのアウトプット学習はできるだけ早期に始めるべきです。

入門講座の受講期は、知識不足で論文を書けないと思うかもしれませんが、自分は論文で何が書けないのか(問題提起か、規範定立か、あてはめか、基本判例の不足等)を知るためにもアウトプット学習を重視すべきです。

私は4回生の夏頃に就活へと進路変更をして、その後10月から再び進学に向けて勉強しましたが、これまでの暗記型学習から①条文②その制度趣旨③基本判例など基本(原則)理解に努めたことで大学在学中に合格することができたのだと思います。

今後の抱負

近年、社会の動向は紛争の事後処理型から事前予防型へと変遷しています。したがって、弁護士の役割もこれに対応すべく、企業内弁護士として活躍していきたいと考えています。そのために、法科大学院では企業関係の分野を中心に学習していこうと思います。

LECに通ってここがよかった!

法律学習の根本である判例ベース学習が可能!

私は『入門講座』『論文基礎力養成答練』『既修者入試論文答練』すべての講座で柴田講師にお世話になりました。柴田クラスは前述の利点の他に、一部の科目を除いてほとんど判例ベースの論文の書き方を指導して下さいます。司法試験は学者を輩出するのではなく実務家登用試験であるため、初学者にとって判例中心の指導は試験に必要な範囲での学習が可能になると思います。

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