商学部から法科大学院進学へ!自分の弱点や得意分野を客観的に分析することで自分にあった勉強方法を見つける!
Y・H さん
年齢 | 23歳 |
---|---|
職業 | 事務員 |
学歴 | 同志社大学 商学部 2010年卒 |
適性試験のスコア |
|
英語のスコア |
|
法科大学院入試受験履歴
年 | 月 | 試験名と合否 |
---|---|---|
2011 | 9 | 関西大学法科大学院未修者コース特待生 合格 |
2011 | 9 | 近畿大学法科大学院未修者コース特待生 合格 |
2011 | 9 | 同志社大学法科大学院未修者コース特待生 合格(半額免除) |
LEC受講歴
年 | 月 | 受講講座名 |
---|---|---|
2009 | 6 | PS添削講座 |
2009 | 8 | 入門講座(柴田クラス) |
2009 | 8 | 論文基礎力養成答練 |
2009 | 8 | 適性試験対策講座 |
2010 | 5 | 全国適性模試パーフェクト編 |
2010 | 5 | 全国適性模試ファイナル編 |
一日のスケジュール
法科大学院入学を目指したきっかけ
私が、法曹を目指したきっかけは、大学4回生の春、父の弁護士事務所でアルバイトを行ったことです。私自身、元々法律には興味があり、大学でも法学部生に混じり、複数の授業を受けていました。しかし、司法試験=法学部の人が受けるという考えがあり、卒業後は法律事務所事務員を希望していました。
しかし、アルバイトを通じ、実際に父が働いている姿を見たことで、法曹という仕事の大切さを実感しました。そして、改めて、父と同じ仕事がしたいと思うようになりました
合格までの道のり
私は、4回生の夏から講座を受けました。もし、授業で分からないところが出てきても、フォローしやすいだろうと考え、柴田先生の講座を選択しました。
実際に講義を受けてみると、重要なことがかみ砕いて説明されており、初学者の私にも、とても理解しやすかったです。また、レジュメ、用語集は復習や知識確認をする時、非常に役に立ちました。なお、私は私立しか受験しなかったと言うこともあり、合格発表後、10月からまた法律の勉強を再開しました。この時にも、柴田先生の用語集やレジュメを活用していました。
私は当初、合格率や通学年数を考慮し、既習者コースを目指していました。そのため、適性試験直前までは、法律科目の勉強を中心に行っていました。しかし、勉強を進めるにつれ、改めて法律の面白さ、基礎知識の大切さを実感し、法律を基礎からしっかり学びたいと思うようになりました。そして、適性試験直前に未修者コースへの転換を決めました。そのため、かなり短期集中型の対策になってしまいました。
適性試験について
適性試験の準備は、講座と模試を利用し、インプットとアウトプットを繰り返しました。また市販の過去問集を購入し、自己演習を行いました。演習自体は毎日行っていましたが、法律科目の準備が忙しかったと言うこともあり、本格的に時間を割いたのは、年明けしばらくしてからです。
論文試験について
直前まで既修者コースを志望していたため、講座は取らず、模試のみを受講しました。他には、主に3つの対策を行いました。その内容は(1)過去問対策。(2)市販の問題集、日本の論点を利用した個人演習。(3)新聞を読むことです。
- (1)自分が受験する学校の過去問を可能な限り入手し、問題の傾向を調べました。過去問を解くと、問題傾向がはっきり決まっている学校、毎年問題の形式も数も変わる学校がありました。第一志望校が後者の試験形式だったため不安でしたが、「結局、読解力と抽出力だ。」と割り切ることにしました。
- (2)過去問だけでは、問題数が限られていると言うこともあり、(そして、直前期のためあまり時間がなかったということもあり)市販の過去問集と永野先生からアドバイスがあった2010年の日本の論点を購入しました。後者は、一週目は全て読み、二週目からは重要そうな分野、苦手な分野をページ数に応じて時間を決め読み、まとめるという作業を行いました。
過去問集と模試は、重要な論題をピックアップし、解説してくれているので、個々の論題だけでなく、その背後にある基礎的なテーマや累計的な考え方を知る上で、非常に参考になりました。また、多様な問題形式に慣れるという意味でも良かったと思います - (3)新聞には毎日目を通す様にし、気になる記事は切り抜き、私見をまとめました。私は特に政治分野が苦手だったため、重点的に繰り返しました。
受験勉強の失敗例、成功例
私が受験勉強を行った上で、不利だったと感じる点とそれを克服するために決めていたルールを挙げたいと思います。
私の場合、大学の講義がほとんど無く、予備校・大学が自宅から遠いと言うこともあり、毎日自室で1人勉強し、質問は専らHPの質問ブースを利用していました。自分のペースを保って勉強できたと言う点では、良かったと思いますが、情報を得ると言う点、モチベーションを保つと言う点では、あまりよくありませんでした。特に適性試験の直前期は、精神的にかなり落ち込んでしまいました。勉強中心の生活になると、家族とすらコミュニケーションが取れず、孤独になりがちです。
私は、レックのHPの質問ブースを見てモチベーションを挙げていましたが、週に一度でも予備校の自習室に通った方が良かったかもしれないと思います。同じ目標を目指す仲間がいれば、互いに励まし合うことも出来ます。予備校が遠い、と言う方は自分なりのやり方で、同士を見つけてみてください。
また、長期間の勉強を行うには勉強ペースを乱さないことも重要です。私は4つのことを決め、勉強していました。
- (1)1ヶ月1週間1日と区切って学習計画を立て、2週間に一回見直すこと。
- (2)毎日の勉強スケジュールを手帳に書きため、1日の終わりに日記を書くこと。
- (3)分からないことはその日のうちに質問すること。
- (4)模試を受けた時は点数を記録していくこと。
このルールは、他にも、自分の弱点を知り対策を立てる上で、役立ったと思います。私の場合は、読み書きが好きということもあり、論文試験の方が得意でした。そのため適性試験の成績があまりふるわなかった時も、落ち込まず、勉強を再開することが出来ました。また、得意分野、不得意分野を理解することは、普段の勉強スケジュールを組む際にも、役立ったと思います。
そして、これらは全て同じ大学ノートにまとめました。視覚化することで、自分の弱点や得意分野、調子が悪くなる時期の周期などを客観的に分析することが出来たと思います。
今後の抱負
商学部で得た知識を活かして、中小企業の再生や合併に携わりたいと考えています。法科大学院では、民事、会社法を学びたいと考えています。
最後に
私の他にも、沢山の方の体験記が載っていると思います。その中で、自分に一番近いと思える人の勉強方法を試してみて下さい。もし、既に自分なりの方法が見つかっている方は、その方法を信じて勉強を進めてみて下さい。大切なのは、やる気を保ち、勉強を継続することだと思います。自分の性格や生活ペースに合った勉強方法、受験対策を見つけて下さい。 ありがとうございました。