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2010年度合格
髙牟禮 雄太さんの合格体験記

合格者

安易に休まず一定のリズムを継続することが合格への一歩!

Takamure Yuuta 髙牟禮 雄太 さん

年齢 23歳
職業 学生
学歴 中央大学 法学部 4年生
適性試験のスコア
  • 大学入試センター 62点
  • 日弁連 198点
英語のスコア
  • TOEIC 550点
  • TOEIC(iBT)未受験

法科大学院入試受験履歴

試験名と合否
2010 9 中央大学法科大学院 既修者コース合格
2010 9 早稲田大学法科大学院 既修者コース合格
2011 4 中央大学法科大学院 既修者コース 入学予定

LEC受講歴

受講講座名
2008 8 入門口座(柴田クラス)
2008 8 C型答練
2009 10 法科大学院既修者入試論文答練
2009 10 法科大学院既修者入試択一答練

一日のスケジュール

スケジュール

法科大学院入試を目指したきっかけ

私は将来、犯罪被害者保護を第一に考えられる検察官になりたいと考えています。

その理由は、検察事務官である私の父に起因します。私は以前父から、妻を強姦された後に殺害された夫の精神的苦痛・後遺症の苦痛、さらには、裁判に参加できず、裁判の結果のみを願うように待つしかできない状況を聞いたことがありました。それをきっかけに犯罪者を許せないと考えると同時に、犯罪被害者の保護について考えるようになりました。

そして、犯罪被害者の保護の現状について学ぶうちに、犯罪被害者の苦痛の原因たる犯罪事件を検察官という立場から事件の解明を被害者と一体となってなすことで、犯罪被害者の保護を図っていきたいと考えるようになりました。そのため、私は法曹になるべく法科大学院への進学を目指しました。

合格までの道のり

私は、小学校から法曹を目指していたにも関わらず、大学に入学してからの一年間は、バイトにサークル活動と大学生活を満喫していました。本格的に予備校に通い始め勉強をし始めたのが、大学二年の夏でした。そのような方に参考にしていただければ幸いです。

私は、大学一年生の頃から勉強は開始していたものの私の通っていた大学の中央大学が実施している法職基礎講座という週2回の授業を受けるだけでした。そして大学二年生の夏にこのままではいけないと思い、LECに通い始めました。

予備校は、特にお金の面が問題ではありますが、その点LECはかなり料金が他の予備校に比べ良心的であったので助かりました。それでも予備校に通うということは多くのお金が必要となります。しかし、だからこそ背水の陣のように考えることができ、勉強に専念できるのではないかと私は思います。きりかえができるということです。

私は柴田先生の入門講座を利用していました。予備校の利用方法として重要なことは一定のリズムをもってサボらないことであると思います。これは簡単なようで結構苦労がかかります。ライブの授業を利用する方は、授業を休まないことです。DVDの授業を利用する方は、短期に一気にみることをお勧めします(もちろん、予習復習の時間を十分にとってのことですが)。

なぜかというと、勉強は自分との戦いです。自分に厳しい方は、それで結構だと思いますが、ほとんどの人が自分のようにこの点に苦労があると思っています(もちろん自分だけかもしれませんが…)。ゆえに予備校のようにフォローシステムがあるからといって安易に休まず一定のリズムを継続することが合格への一歩だと私は信じています。

入門講座を受けたら、次は問題演習(論文)です。もちろん人によりますが、私は教科書をじっくり読むだとか、すべてを頭に詰め込んでから問題演習であるとかが、得意な方ではなかったので、すぐに問題演習に入りました。ペースメーカーとしてC型答練を利用しました。定期的にC型答練を予定に組み込みそれに間に合うように、各教科の問題集をといていきました。

問題集は各種ありますが、どれを使ってもよいと思います。旧司法試験の過去問は重要ですので、これを使うことをお勧めしますが、最初からこれを利用するのは難しいと思うので、自分で気に入った比較的平易な問題集を各教科一冊やりこむようにするのが良いと思います。重要なことは多くの問題集に手を出すのではなく、一冊の問題集を何度も何度もやりこむことが重要です。

そして、私は普段の勉強は、試験一ヶ月前に今までの勉強を一気に見直すための道具を作成するためにするためのものだと思っているので、一冊の論証集を作成するために普段の勉強を費やしていました。具体的には、柴田先生の入門講座のテキストの「合格論証集」に自分が必要だと思う知識を日々追加していくことをしていました。

大学三年の夏からは既習者入試論文答練をペースメーカー兼実力試しとして利用し、同様に論文の問題演習を繰り返しました。基本書などの教科書は通読することなく、わからなかったところを補填するための辞書として利用していました。三年生の冬からは四年生の5月にある旧司法試験の合格に向けて択一の過去問もとき始めました。

結果は不合格でしたが、ここでの勉強が既習者試験のときに活きていたので結果的にはよかったと思います。負け惜しみ含みですが…今はすでに旧司は終了していますが、旧司の過去問は既習者試験の択一の対策に有用なので利用することをおすすめします(民法・憲法のみ、刑法は除く)。勉強時間は、択一と論文を6:4でやっていました。

それに加えて四年の4月からは、適正試験の勉強も開始しました。適正試験は人によりますが、僕は長文読解が不得意だったので、週2〜3回程度3時間ほど時間を割いて過去問や問題集を使って勉強しました。
この方法は、結果として多くの時間を割いてしまったので、予備校の授業を受けていればよかったと思っています。

6月からは既習者試験対策のために時間を費やしました。ここでも勉強法は特に変わらず、問題集を一冊ずつやりこみました。特にLECの「択一六法」が有用なので利用をお勧めします。
最後の一ヶ月は、先述したように今までの勉強の確認、及び各法科大学院の過去問の検討をやりました。

それぞれ自分なりの勉強法・スタイルあると思います。それをうまくみつけることが合格への大切な一歩です。みなさんの勉強法模索の一端として参考にしていただければ幸いです。

受験勉強を通して「失敗した」「成功した」と思うこと

まず、成功したことは、LECに通ったことです。先述しましたが、予備校に通えば、きりかえができます。きたない言い方ですが、高い金を払っているので、自動的にやらなければという気持ちになれます。次に、失敗したことですが、もっとTOIEC対策や適正対策をしておくべきだったということです。

私立においてはそんなに重要視されない傾向にあるようですが、なんといっても国立においては一次選抜として利用されることがあります。正直、絶望的に低くなければたいして苦労しないのかもしれませんが、僕は親を呪いたくなるくらいできなかったので、その点もっとしっかりしておけばよかったなと思いました。

今後の抱負

法科大学院の合格を見てからというもの腑抜けた生活を送っていましたが、あくまでゴールはここではなく、司法試験合格、そしてその先にある法曹としての社会貢献にあると思うので、ここで満足せずもっともっと高みを目指して頑張りたいです。

LECに通ってここがよかった!

先述しましたが、なにより予備校に通うということは、自分の中でモチベーションのあがるいい機会でした。覚悟が出来るというか。また、柴田先生の入門講座で無駄のない基礎力の要請を行うことが出来、すんなりと論文の勉強や択一の勉強にうつることが出来ました。

略歴

千葉県出身。小学校からやんわりと法曹に興味を示す。大学に入り、一層検事になりたいと思う気持ちが高まる。2010年中央大学法科大学院、早稲田大学法科大学院合格。2011年前者に入学予定。

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