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2010年度合格
平野 大輔さんの合格体験記

合格者

外科医として臨床業務に従事しながらの法科大学院合格!!

Hirano Daisuke 平野 大輔 さん

年齢 32歳
職業 会社員(医師・外科)
学歴 東京慈恵会医科大学 医学部 2007年卒
適性試験のスコア
  • 大学入試センター 65点
  • 日弁連 222点
英語のスコア
  • TOEIC 650点
  • TOEIC(iBT)未受験

法科大学院入試受験履歴

試験名と合否
2010 9 中央大学法科大学院未修者コース 合格

LEC受講歴

受講講座名
2010 4 適性試験クイックチャージ
2010 4 小論文ベーシック講座
2010 4 面接・PS対策講座
2010 4 小論文パーフェクト答練
2010 4 PS添削講座

一日のスケジュール

スケジュール

法科大学院入学を目指したきっかけ

私が医師として働きながら、法科大学院入学を目指したのは、かねてから医療裁判を扱う弁護士になりたいとの思いがあったからです。

むしろその為に医学について学んできました。法科大学院へ舵を切るタイミングについては、あと1年で専門医取得も可能であることから悩みました。最終的には、専門医をとってたとしても結局更新は難しいし、その意義も希薄であるという理由から、今年の受験を思い立ったのが2月でした。

本来ならどのような試験内容であるとか調べておくべきだったのでしょうが、結局、法科大学院の入試がどんなものかすら知らないという状態からのスタートでした。

合格までの道のり

そこでまず、入試について調べ、適性試験があることを知りました。適性試験は知識を問う試験ではないから、特に準備をしてなくても点数が取れるのではないかと楽観的な予測をしましたが、とにかくなにも分からない状態であったので、過去問を調べてみました。
すると、問題は予想より難しく、楽観的な予測は早くも打ち砕かれ、勉強の必要性を感じました。

そこで、以前からその名前を知っていたLECコールセンターへ電話し、自分に合った講座がどのようであるか教えてもらい、試験本番が差し迫っている状況も踏まえ、適性試験対策クイックチャージ講座(+DVD)の受講を決めました。

仕事をしながらの勉強なので最初のうちは時間の捻出に苦慮しましたが、次第に要領がつかめてくると、短時間なら短時間なりの勉強法と、空いた時間を効率的に使うような勉強法が出来てきました。適性試験の問題は大まかに推論・分析と読解・表現力に分かれており、推論・分析の問題はやればすぐ出来るようになる即効性がありますが、読解の方はそのような実感に乏しく、結局やりきれないまま本番を迎えました。

当然ながら初めての本番な上に、模試も受けておらず、自分の位置がまったく不明であることから不安になりました。終わってみればそこそこの結果が得られており一安心しましたが、模試は受けておけばよかったと思っています。

適性試験終了後に志望校の決定に移りました。
いずれの法科大学院も未修者試験には小論文を課していましたが、小論文なんて書いたことがなく、どのように評価されるのか全く不明であったので、またコールセンターに連絡してどのような講座が適しているのか相談して、小論文ベーシックと小論文パーフェクト答練を申し込みました。

他に、小論文の評価基準を知るために、日弁連の適性試験3部の答案と配点を参考にしました。 そして答練を2回程提出したころに本番を迎えました。

全十数回であったことを考えると、そのうちのたった2回分しか答練を提出していないのですから、非常にもったいないことをしたと思いますが、この講座を受けていなければ、合格はなかったであろうことは実感できましたので、結果として非常に満足しています。

もちろん合格を目指して受験はしていたのですが、まさかの合格で、とても嬉しかったし、自分の答案に対し、評価をしていただけたことに感謝して進学を決心しました。
受験、といっても3月スタートで慌ただしく過ごしただけの半年であったように思います。

受験勉強を通して「失敗した」「成功した」と思うこと

この半年を振り返って思うのは、読解問題をもっとやっておくべきだったということです。
そもそも、適性試験は試験時間との勝負であったように思います。時間をかけて考えれば誰でも解けるような問題が多く並んでいて、正確さと速さの両面が問われていることを実感しました。その意味で、読解は非常に大切で、読む速度が速くないと全く時間が足りません。

少なくとも私は、全く足りませんでした。日弁連にしろDNCにしろ、読解・表現力のパートは、とにかく時間が足りず、大問の1つや2つは、ただの勘で答えただけの状態です。
これは私が理系で、文章というものにふれあう機会が少なかったことが原因と思っていますが、逆に言えば、読解問題に接することで、読字速度を上げられるのではないかと思います。このような理由から、読解・表現にもっと時間をかけて取り組めていれば、よりよい点数が取れたと思います。

また、小論文では、未修者試験の特徴なのか、憲法の最初の部分に関連する出題ばかりであったように思います。 具体的に言うと、題材としてパターナリズムや功利主義、中世の統治などで、憲法を学び始めた頃にお目にかかるようなものが多かったように思います。 そんな中、中央大学の題材は貝殻貨幣と地域通貨を題材にした出題でした。
これは憲法とは関係ないように思います。
この出題に対して、文化の違いを挙げ、両者の相違点を論じましたが、この発想は上記教材より得たものでした。

ですので、小論文答練は、本当に受けていてよかった講義と言えます。 結局答練には2回しか提出しませんでしたが、こういう理由で受講してなければ、合格してなかったと思えます。

今後の抱負

今後ですが、私はある意味では非常に珍しい存在といえる、純粋未修者です。
ほとんどの方が未修者とはいえいくらかは法律について学んでいる方が多いようで、法律について調べれば調べるほど、今後の勉強がいかに厳しいものかが分かります。
ですので、4月の入学前に憲民刑についてある程度しっかりした知識をつけ、その他法律科目についても基本書を一読する程度の勉強はして、周囲の学生に遅れることなくついて行き、最終的に新司法試験合格を目指したいと思っています。

LECに通ってここがよかった!

DVD講義で、ノートパソコンとDVDだけで、どこでも少しの時間でも勉強できた。
PS・面接講座の面接試験実例が非常に役立った。大学別、既修未修別、社会人学生別に実例が示してあり、面接の具体的なシュミレーションをすることで、緊張が和らいだ。
PS添削は結局2回しか受けなかったが、参考になった。
小論文答練は答練のみでなく、小論文を書く上で、必要なことを講義で学ぶことができた。これがなければ、合格はなかったと思う。

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