今が予備試験・司法試験を目指すチャンス!
司法試験・予備試験では、現在試験制度が大きく変わっています。今回は、令和5年(2023年)以降の変更点を解説いたします。
【変更点の概要】
- 変更点① 法科大学院在学中に司法試験の受験が可能になる
- 変更点② 予備試験・司法試験の試験日程が変更(2か月後倒し)になる
前提として…
司法試験を目指す2つのルート
司法試験を受験するには、大きく2つのルートのいずれかにより受験資格を得ることが必要です。
変更点①
法科大学院在学中に司法試験の受験が可能になる
2023年からは、法科大学院在学中(修了見込の段階)に司法試験が受験可能になります。法科大学院のデメリットである、『修了するまでの時間的制約』の解決を図ったとみることができます。
※所定の単位を取得し、1年以内に修了見込みがあるなどの条件はあります。
- これまで(2022年まで)
- 3月 法科大学院(2年・3年)を修了⇒
5月 司法試験⇒11月 司法修習(1年間研修)⇒法曹 - 2023年〜
- 7月司法試験(在学中受験)⇒3月 法科大学院(2年・3年)を修了⇒
3月頃 司法修習(1年間研修)⇒法曹
- POINT
- 法科大学院修了と同時に司法修習に行くことができるため、1年早く法曹(実務家)になることができる!
変更点②
予備試験・司法試験の試験日程が変更(2か月後倒し)になる
法科大学院在学中に司法試験の受験が可能になったことに伴い、予備試験・司法試験の試験日程も変更になりました。
- これまで(2022年まで)
- 5月 予備試験短答試験⇒7月 予備試験論文試験⇒10月 予備試験口述試験⇒
翌年5月 司法試験 - 2023年〜
- 7月 予備試験短答試験⇒9月 予備試験論文試験⇒翌年1月 予備試験口述試験⇒
7月 司法試験
令和5年 予備試験日程
- 令和5年
- 7月16日(日)予備試験短答式試験
9月9日(土)・10日(日) 予備試験論文式試験 - 令和6年
- 1月20日(土)・21日(日)予備試験口述式試験
令和5年 司法試験日程
- 令和5年
- 7月12日(水)・13日(木)・15日(土)・16日(日)
※令和5年司法試験・予備試験実施日程より。
- POINT
- 試験日程が延長になったことに伴い、例年より2か月対策期間が長くなります。この2か月で、より1年合格を目指しやすくなりました。