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市民が支える介護保険制度

--痴呆性高齢者に関する2次判定を3からスタートしよういうのは、現場を知っている方から出てきた意見ではないでしょうか?
「まさにその通りです。具体的には、審査会委員の人たちから出たものです。痴呆性高齢者の取組みを一生懸命にしてきた委員の方がいて、その経験も大きな役割を果たしたと思います」
--福祉の分野における自治体の政策形成はどうあるべきだと思われますか?
「とくに福祉の分野の施策は市民生活と直接関係することですから、やはり市民と一緒になって政策を作っていくことが大切だと思います。
 我孫子市では第2次保険福祉総合計画である『生き生き あびこ しあわせプラン』、が平成12年度からスタートします。その計画にしても、市民との議論を大切にして作成しています。高齢者、障害者、子供の三分野すべてを合わせた総合的な計画ですが、それぞれの分野ごとに市民研究会を作って、いろいろなサービスを利用する団体から意見を出していただいたり、ボランティア団体であるとか施設でサービスを提供している人、あるいは公募でも市民に参加していただいて、相当、熱心な議論を行っていただきました。


 その他、福祉総合計画推進協議会という組織を作っています。この協議会は市民と行政それぞれの担当者が入って議論する場になっています。さらに福祉政策懇談会という組織も作っています。我孫子市ではこの三段階で、市民の意見を取り込んでいます」

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