O・M さん(50代)
受験回数 | 4回以上 |
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LEC 受講歴 |
コンパクトコース |
ご職業 | 公務員 |
目からウロコなLECの指導の細やかさに感じ入りました。
土地家屋調査士を目指した理由・きっかけをお聞かせください。
以前宅建に合格して、学習習慣が身に付いたと自信がつき、土地関係の新たな資格を取得することで、自分に箔を付けようと欲張ったことがきっかけでした。具体的な資格を何にしようかと思いあぐねていましたが、当時、土木関係の仕事に携わっており、仕事柄土地の登記関係に関わることが多く、土地家屋調査士の方と話す機会もあったことから、自分の名前を明示した調査士の看板を揚げて仕事が得られるこの職種に魅力を感じ、土地家屋調査士の資格取得を目指しました。
LECを選ぶ決め手となった理由をお聞かせください。
学習開始時は、他の予備校の通信教育教材一式を購入し、紙媒体の教材のみ(WebフォローやDVD無し)で学習に向かいました。しかし、初学者には内容があまりにも難しく、解説を読むだけでは理解できず、学習意欲が徐々に薄れて机に向かうこともなくなってしまいました。転機は、職場が変わり自分の時間が少しできたことでした。その結果、土日に図書館で学習ができる環境となり、ネット情報を拾い読みし、試験対策用の道具(定規、電卓、ペン等)を揃えて、以前の紙だけの教材を学習し直し、不明な点はネットから知識を得ながら学習しました。しかし、学習したつもりで受検しましたが、本番はいつも時間不足、当然に択一の足切りにあい、記述は言うに及ばずの出来でした。2〜3回こういった経験をすることで、土地家屋調査士試験は丸暗記だけでは到底合格できない試験であることが分かり、謙虚に自分を見つめ直すことが出来ました。これを機に、紙媒体の教材のみの独学には限界があることにようやく気付き、費用は掛かりますが、映像を使って指導してもらえるLECの講座を受講することにしました。
講座・カリキュラム・教材の良かった点など感想をお聞かせください。
改めてDVDで受講してみると、映像で見る解説はインパクトがあり、印象に刻まれる度合が非常に強くて記憶に長く残りました。また、法令関係が体系化されていて、一つの項目と別の項目とが少なからず関連しており、それ以外で紛らわしい関係の事例を織り交ぜながら解説して頂いたことで、それらの関連を理解すれば知識の習得は容易いことが分かりました。さらに、記述に関しても時間節約のためのテクニックや、記述の型があることなど、目からウロコに感じることが多く、LECの指導の細やかさに感じ入りました。
講座担当講師の良かった点をお聞かせください。
講師の皆さんそれぞれに特徴があったおかげで、あの方がこう言われた、解説の際に注意されていたとか、手書きで事例を説明されていたなど、受講生に向けて熱のこもった話ぶりで本論とは別の部分で記憶の引っかかりが出来たこと、それにより記憶定着への助けになりました。特に記述指導は“もう細かいな〜”と思える基本的な点を何度も教えていただいた点、また『書けるところは、漏らさず書く』といった基本姿勢を繰り返し指導頂いたこと、これは非常に役立ちました。(見えないところで+2〜3点のアップにつながっていたと思います)
答練や模試の良かった点をお聞かせください。
毎回、毎回、新しい問題が出され、1回1回が真剣勝負の模試であったことが良かったです。通信講座となると他人がいないため、どうしても時間をごまかしていい得点にしようという浅はかな考えになりがちですが、本番のあの緊張に打ち勝つためには、言い訳をせず、時間が足らなかった自分を素直に認めることから始めて、どういう対策を打つか作戦を考えることが必要です。答練での、私の悪例を言うと、択一>第22問>第21問の順で解答し、第21問は、土地全ての座標計算>申請書>図面と書いていたので、座標計算に時間を使ってしまい図面が出来なかったことが50%の割合で発生していました。これでは、1点を争う試験に合格できるわけはありません。改めて筆記の第21問の解答手順を見直しました。(このことに気付くのに2年掛かりました)先ず問題を読むだけにする>単独問題>申請書記入>ここで基本的座標点計算>作図、これで一安心し、その後に未計算の座標値を求める>申請書の空欄埋め(面積等)>図面の未記入辺長等を記入、という順序で回答をして出来るだけ部分点を取ることに作戦を変更しました。(作図が白紙では合格はほぼ無理)これも、先生のフレーズを基本として、私なりにアレンジした【先ず問題文から分かることを】+『書けるところは、漏らさず書く』と実行した結果だと思います。
学習期間の中で苦労された点やご自身なりの学習方法があれば、お聞かせください。
- テクニック
- 1.自宅での通信講座を受けて合格するためのコツは、ズバリ『コツコツ』やることにつきます。私は毎朝出勤までの1時間を学習に充てて、択一問題を5〜6周やりました。早起きは辛いですが、自分を奮い立たせて、結果的に3年間で生活習慣を朝型に変えることが出来ました。(周囲が静かで、心も落ち着いている朝勉は非常に効率が良かったです。)
- 2.土日は普段と気分を変えて、図書館で本試験のつもりで答練をしました。自宅での通信講座を受けて合格するためのコツは、ズバリ『コツコツ』やることにつきます。私は、毎朝出勤までの時間を学習に充てて、択一問題を5〜6周やりました。早起きは辛いですが、自分を奮い立たせて、結果的に3年間で習慣を朝型に変えることが出来ました。(周囲が静かで、心も落ち着いている朝勉は非常に効率が良かったです。)
- 3.答練の択一は問題に直接書き込むと○×の問を取り違える可能性があるため(-2.5点の損)、検討用紙の上半分を使い各問の肢○×を書き留めて回答番号を選びました。
今後の展望や、これから受験される方へのアドバイスなどがございましたら、ぜひお聞かせください。
- 心構えとして
- 1.教材はケチらず、基本から学習できる教材を購入する。
- 2.資格を取るのだという心構えは日々忘れず『今日は面倒だからパスして明日からやろう』という悪魔のささやきに打ち勝ち、息をするようにコツコツ毎日学習する癖が合格への第一歩。そして後は途中であきらめず、合格まで何年でも挑戦するぞという“しつこさ”が大事。
- 3.講師の言葉を素直に受け止め(いちゃモンをつけたい気持ちを抑え)知識として貪欲に得る。
- 4.ズブの素人が、それも50歳になってから始めて、8年かけて合格することができるのですから、みなさんなら必ず出来ます。
これから受験される方は、ゆっくりではありますが一歩一歩、知識の定着を進められ、合格まで不屈の精神で合格の栄冠をつかまれることを祈念しております。(努力の結果は見えないですが必ず身に付いています)最後になりましたが、LEC講師の方々には大変お世話になりました。おかげさまで合格することが出来ました。ありがとうございました。