N・T さん(40代)
受験回数 | 3回 |
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LEC 受講歴 |
答練スタンダードパック |
ご職業 | 公務員 |
講義では、本番で決して落としてはいけないケアレスミスをしやすいところや、必要なワンポイントテクニック等が随所に盛り込まれていました!
土地家屋調査士を目指した理由・きっかけをお聞かせください。
仕事で筆界確定訴訟を取り扱った際、地積測量図を見て「これを読み解けるようになりたい」と考えてから、測量士補、土地家屋調査士を目指すようになりました。まずは測量士補の資格を取得し、その後ステップアップを経ましたが、不動産登記法や表題登記という、これまであまり勉強していなかった分野が思いのほか奥が深く面白かったことから、調査士試験の合格を目指すようになりました。現職が公務員であることから、直ちに土地家屋調査士になることは考えておりませんが、ここでの学びを日々の業務に活かしたいと考えています。
LECを選ぶ決め手となった理由をお聞かせください。
私は作図については測量士・測量士補の学習で、民法及び不動産登記法については、法律職であることから、その中で学習しており、土地家屋調査士法についても、条文が少ない上に士業法の基本的な作り方と代わりがないことから、インプットは不要でした。そこでアウトプット講座である答練を探していたのですが、ほどよいボリュームと添削が付いていること、択一の肢別本を販売していることから、LECを選択しました。
講座・カリキュラム・教材の良かった点など感想をお聞かせください。
「範囲指定答練」「直前ファイナル答練」「最終チェックテスト」の3つを受けましたが、一番学習効果が高かったのは「範囲指定答練」でした。出るところが分かっていても、いざ問題を解いてみると、細かいところで取り零しがあることが自習では気づかなかった点で、そのことが添削を通してよく分かりました。「範囲指定答練」があることで、各論点が押さえられることももちろんですが、床面積の計算方法など、指定される範囲が変わっていたとしても、結局毎回聞かれている部分があることを、繰り返し問題を解くことで理解することが出来、最終チェックテストや本番の解きやすさが向上したように思います。
講座担当講師の良かった点をお聞かせください。
講義では本番で決して落としてはいけないケアレスミスをしやすいところ、点数を落とすリスクを回避するために、必要なワンポイントテクニック等が随所に盛り込まれていました。また重複を厭わずに解説されていたことから、答練が一通り終わる頃には、そのようなポイントを外さないことが身についていたように思います。今年の記述問題はいずれも肝を冷やすようなものでしたので、全部活かしきれなかったことが残念ではありますが、結果的に守り切って合格をすることができたと考えています。
答練や模試の良かった点をお聞かせください。
奇をてらわずに、抑えるべき論点がちりばめられていた良い問題が多かったように思います。独学ではなく、答練を受けるメリットは添削であると思いますが、添削も丁寧で、独学では気づくことができなかった図面の細かい減点ポイントを知ることができました。添削を見て改めて講義を聞いたり解説を読んだりすることで、このような減点箇所を振り返ることもできましたが、そういったサイクルをこなすのに適切な分量であったと思います。
学習期間の中で苦労された点やご自身なりの学習方法があれば、お聞かせください。
択一の点数を高いところで安定させることが大切であり、情報の一元化が重要と考えていました。また司法試験と異なり、記述の際に条文を見ることができないので、ある程度、文言をそのまま覚えざるを得ないです。そのため集約は条文にしようと考え、肢別本を解きつつ、間違えたところを六法に書き込み、マーキングしていました。そうすると、よく間違える箇所や、重要な箇所が視覚的に明らかになったことから最終的に試験直前に見直すべきところが分かるようになりました。
今後の展望や、これから受験される方へのアドバイスなどがございましたら、ぜひお聞かせください。
土地家屋調査士試験は、登記の目的が何かを考える能力と、その見解と法令や通達に従って、適切かつ正確に作業を行う能力が問われていると思います。まず登記の目的が何かを見抜く、何を書くかがわかるというところまで、時間さえ掛ければできるようになること、次は、それを時間内に処理することができるぐらいに身体で覚えること、最後に細かい減点を防止するための全体的なレビューをすることを経れば、合格に近づいていくと思います。