津田 直宏 さん
受験回数 | 2回 |
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LEC 受講歴 |
2019年合格目標:書式強化コース (通学) |
忍耐と継続は力なり、鳴かぬなら鳴くまで待とう
土地家屋調査士を目指した理由・きっかけ
私は、補助者として、調査士事務所で仕事をしています。
元々は別の職業に就くため勉強をしていましたが、結果は実らなかったので、このままの状態で良いのか苦悶しました。そんな時、調査士の業務を見て、不動産における表題登記や筆界の確認、測量の重要さを認識しました。将来性のある資格であることも踏まえて、私は土地家屋調査士の資格を目指すことにしました。
LECを選んだ理由
私は一昨年の受験の際、別の予備校に通っていました。以前通っていた予備校では、記述式対策が不十分だったため、一昨年の受験での記述の点は、ボロボロでした。当然のことながら、合格出来ません。
LECの答練の記述問題は、本試験の傾向に沿った問題が出ると耳にしました。
また、記述はボロボロでも択一は高得点を取っていた私にとって、書式強化コースには私の足りない部分を伸ばす可能性があると考えて、受講しました。
LECの講座・カリキュラム・教材の良かった点、有効な活用方法
まず初めに受講した計算特訓講座などで電卓の複素数モードに慣れました。以前の予備校の講師からは「複素数を使わなくても本試験では普通の電卓計算で対応出来る。」と言われていたので、複素数モードとの出会いは、それまでの計算の苦労や時間の浪費をなくしてくれるものでした。スーパー特訓講座の過去問をアレンジした書式問題は、思考をより深められるものでした。少しひねられただけで、分からなくなってしまう自分が恥ずかしく感じるときがありましたが、今となっては良い訓練だったと思います。
合格への道のり
私は、2017年5月の測量士補の試験が終わった翌日に古本屋で調査士の択一問題集を購入しました。最初に通った予備校の授業開始日が、1か月半先だったので、時間がもったいないと思い、予習のつもりで問題集を解き始めました。それが調査士試験勉強の始まりでした。予備校の授業が始まってからは、1日3時間以上勉強をするようにしました。択一対策の授業のテキストや板書を書き写したノートをなんども読み返し、書式と択一の過去問も解きまくりました。六法の先例や通達も繰り返し読みこみました。重要な先例や法律の条文などは、音読してボイスレコーダーに録音しました。ボイスレコーダーで録音した内容は時間を見つけたら、聞くようにしていました。気づいたら、録音した回数が500以上でした。今回の本試験では択一を20問中19問正解することが出来ました。それが、他の受験生と差をつける大きな要因になったと思います。
記述式対策としては、過去問や答練で間違えた問題や出来なかった計算法について、コピーしたものを色ペンなどで重要部分を引き、5冊程に分けて、ファイリングしました。ファイルしたものを1週間に1度は確認するように心がけました。ファイリングだけではなく、普段目の届きやすい部屋の壁に貼って確認出来るようにしていました。
直前期はなるべく勉強をせず、軽い確認で済ませておきました。頭が疲弊した状態で受験すると本来の力を発揮出来ないからです。本試験当日は映画を見て興味を持ったQUEENの曲を聴いて、リラックスして、本試験に臨む事が出来ました。勉強と仕事の合間には趣味のスポーツチャンバラをして、ストレス発散をしていました。
鳴かぬなら鳴くまで待とうホトトギス
この言葉は、徳川家康の性格を例えたものです。家康は信長や秀吉に比べると陰になりやすいですが、忍耐力と継続性を持つことが天下人になるためには、プラスであったと思います。私自身も信長のようなカリスマ性や発想力 秀吉のようなコミュニケーションが高い人間に憧れますが、なかなかうまくいかないのが、現実です。でも、家康のような忍耐力や継続する力は、真似しやすいと思います。試験勉強のときも時々意識をしていました。
家康は幼い頃 父親が殺されて母親とも生き別れになりました。さらに、織田や今川の人質生活を通じて多くの辛酸を舐めてきました。そんな中でも自分の目の前にあるカードを使いながら、目の前の課題などをこなすことを家康は意識していたと思います。自分自身も目の前にあることに取り組みながら日々ステップアップしていきたいです。
これから土地家屋調査士を目指す方への応援メッセージ
土地家屋調査士の業務は人々の財産に大きく関わるので、責任の重さはあります。けれども、業務を遂行し終わったときの達成感を味わう調査士は、多いのではないかと私は考えます。仕事を通じて社会での大きな一役を担えることを誇りに思いたいです。これからは多くの調査士が高齢化を迎えるので、新たな人材確保が急務だそうです。チャレンジ精神をお持ちの方がいたら、この資格に是非チャレンジしてみて下さい。