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2018年度合格
Y・Sさんの合格体験記

合格者

Y・S さん

受験回数 4回
受講クラス 2018年合格目標 書式強化コース 通信Web受講
生年月日 1971年11月22日
ご職業 会社員
最終学歴 日本大学工学部電気工学科
学習環境 仕事と両立

土地家屋調査士の勉強は奥が深くおもしろい

土地家屋調査士を目指した理由・きっかけ

地元の製品製造工場に20年程努めてきた私が調査士の国家資格取得を目指した理由は、自分にはこれといって趣味・特技など特別なものが無く、工場で夜勤の交代勤務をこなす毎日で、今後定年までずっと同じレールの上を走って行く自分の殻から抜け出していってみたいと思っていました。知り合いが調査士の有資格者であり、一人独立して業務を行っている姿を見て密かに憧れてもいましたし、違うレールの上を走って行ってみるのも人生一度きりの挑戦だ!と思い調査士を目指す事にしました。

LECを選んだ理由

私は当初、別の某専門学校を選びました。しかし初学者の私には学習スタイルが合いませんでした(調査士六法で条文を確認する事は大事ですが……)。
その年の試験が不合格だった後、知り合いに相談してみたところ、LECは学習の習熟度や本試験での択一・書式の時間配分がどのくらいだったかにより、きめ細かく受講コースが分かれている事を聞かされて、このコーススタイルは自分に合っているしわかりやすいと思い、LECを選ぶことにしました。

LECの講座・カリキュラム・教材の良かった点、有効な活用方法

自分にとって特に感動的な講座は、計算特訓講座でした。この講座を受ける前は、基本的な計算で、Pol関数を使用する方法をとっていました。書式の試験問題を行う上で常に思っていた時間が足りないという概念を覆す講座であったと言えます。当該講座では複素数モードでの計算方法と池永講師の分かり易い説明があり、またこの講座に併せて電卓を講座と同じものに代えるのには抵抗がありましたが、電卓の使用方法も丁寧に記載されており、講義もあったので半月くらいで全てマスターする事ができました。

講師の良かった点

計算特訓講座・全ての答練(書式)の講義において重要事項は何回も口酸っぱく言っていただいたおかげで、頭にしっかりと入ることが出来ましたし、本試験の土地書式の穴埋め問題にズバリ出たので完璧に解答できました。

合格への道のり

学習し始めた時期は4年以上前の11月、某専門学校講座のテキストを全部読み終えてから択一・書式の演習問題に取り掛かり、その後過去問・4月から始まった答練を全部こなしましたが、7月まで掛かってしまい再復習する余裕がありませんでした。1年目の本試験は、択一が11問しか取れておらず足切りで不合格になりました。2年目は、再復習出来なかった答練を中心に繰り返し学習を行いましたが、試験時間が足りず択一13問、書式は図面を書く時間が無く不合格に。3年目からはLECの学習者向けコンパクトコースを受講しました。この年からは基本的な学習は十分であったので、答練一本での学習スタイルに切り替えました。毎日書式の土地と建物の2問は必ず練習していましたが、仕事が忙しく直前期の7・8月は勉強する時間が取れず、本試験では択一16問、書式36.0点、合計76.0点、合格基準点が81.0点と予想以上に高く不合格に。この3年間の学習方法で分かっていることは、とにかく解答する時間が遅く試験時間2時間30分で終わらせられないか、時間ぎりぎりであること。この事を踏まえて4年目は多くの時間を割く、書式の解答に時間を掛けない事を重視し、書式強化コースを受講する事にしました。通常・直前期共に1日平均6時間くらいの学習時間を確保し、答練では択一35分、土地55分、建物50分を目標に日々練習を行いました。本試験では択一は40分、土地50分、建物45分で終わらせることが出来、見直しの時間含めて10分くらい余裕の時間ができました。結果は、択一19問、土地20.5点、建物20.0点で合計88.0点を取ることが出来、合格しました。
合格のポイントは、全部解答が終わった時点で時間に余裕が出来たと最終的に思いました。
具体的な、日々の勉強のコツは択一の学習ではノート等に重要事項などを書くことをしない(書くのに時間がかかり、書いたからといって頭に入るわけではないので)、書式では、エア解答せずに時間が掛かってもとにかく書くこと(書いて体に染み込ませる)、苦手な分野はなるべく早く克服する事(克服することで気持ちにゆとりができる)、書式の論点をいち早く見つけられる様に答練を繰り返し練習する事、過去問の書式は繰り返し練習しない(同じ問題が出題される事は無いと思うので)事であったと思います。

今後の展望

自分は今まで製品製造工場で勤務していましたが、1年ほど前に本気で調査士の勉強に打ち込むため退職し、知り合いの法律事務所に入社しました。調査士の有資格者となった後に、有資格者の知り合いと共に業務を行っていく為、調査士会連合会への登録・調査士会への入会手続きを経て調査士法人を設立する予定であります。

これから土地家屋調査士を目指す方への応援メッセージ

勉強を始めた頃は、内容が難しくなかなか経験値も貯められず、心が折れそうになる、でもレベルが上がっていくにつれて全体像が見えてくる。またディープな部分も見えてくる。これはロールプレイングゲームであるな……といった感じで、楽しんで勉強していた時期がありました。このように勉強を自分なりのやり方・考え方に基づいて、必死になって辛くても辛抱して続けていれば必ず春が訪れると思っていますので、受験生の皆様には頑張って頂きたいと思っております。

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