瀧口 茂輝 さん
受験回数 | 1回 一発合格 |
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受講クラス | 2018年合格目標 インプット完成講座 通学受講 |
担当講師・通学校舎 | 山崎先生・池袋本校 |
生年月日 | 1996年8月28日 |
ご職業 | 学生 |
最終学歴 | 立教大学法学部 |
学習環境 | 学生 |
後れを取っても、最後まで諦めなかった結果
土地家屋調査士を目指した理由・きっかけ
昔、近いところに土地家屋調査士と司法書士を兼業した事務所がいたことにありました。幼い頃から業務内容は知らないながらも仕事姿を見る機会が度々あったので、その影響を受け、自分の将来を考える始める上で、かなり早い段階で士業を目指すようになっていました。そして、なにより土地家屋調査士を始めとする士業を仕事とされている方が、依頼者から「先生」と呼ばれ頼られる存在であることに強く魅力を感じていました。そのため、大学在学中にの1つは資格取得を考え、土地家屋調査士は司法書士よりは比較的短期での資格取得が可能だということから、土地家屋調査士を目指し始めました。
LECを選んだ理由
もともと自分に近い人が以前LECの講座を受講されていたことから、LECに安心感があり、土地家屋調査士試験の勉強を始めようと思い立った時にはすぐにLECでの受講を決めました。また測量士補の時もLECを受講していたこと、大手でかつ実績もあったこと、受講相談の際に講座の説明から割引制度まで丁寧に対応していただいたことなども大きな決め手となりました。
LECの講座・カリキュラム・教材の良かった点、有効な活用方法
LECのテキストは、読んでいて分かりやすく、重要な箇所はテキスト全体を通して複数回解説されているので、記憶に定着しやすいものでした。またテキストが分野別はもちろんのこと、例えば登記ごとや添付情報ごとにまとめられているものもあるので、1つのことに対して多角的に理解出来ました。また、8月〜10月に試験日程が延びたことで出来た時間も、答練であったり、無料の復習講座であったりと最後までバックアップして下さる環境が整っており、試験本番まで途切れることなく集中して学習し続けることが出来ました。
講師の良かった点
山崎講師の授業は、非常にメリハリのある授業で、巧みな話し方や声の強弱、緩急を使ってはっきり分かりやすく話して下さるので、ウェブフォローでの画面越しでもスッと講義内容を理解することが出来ました。また試験に頻出する重要なところと、試験に出にくいあまり手を突っ込まなくてもいいところをランク付けをして明確にしてくれるので、後でテキストを見返す時に優先順位をつけて効率的な復習ができ、試験直前の最後の詰めの時期にも非常に重宝しました。そして何より山崎講師は、講義外でも非常に丁寧に学習相談や質問に対応して下さりました。通学授業についていけなくなった私に合った学習スケジュールを立てて下さったり、試験日程が延びたことで出来た2か月間も無料講座等で手厚くフォローして下さりました。試験直前期にはメールでの質問をなんどもやり取りさせて頂いていたので、すぐに解決したい疑問点を解消できたのは、非常に助かりました。講義以外でも、実際の実務の話やご自身の体験談は、より一層、聞く人に土地家屋調査士について興味をそそらせるもので、勉強のモチベーションにも繋がりました。他の受験生に後れを取っていた私に対しても、親身になって導いて下さった山崎講師がいらっしゃったから合格できたと思っていますし、山崎講師が仰ったことを素直に信じ、ついていき本当に良かったと今は心の底から実感しています。
合格への道のり
私が土地家屋調査士試験の学習を始めたのは試験のおよそ1年前からでしたが、大学との兼ね合いでなかなか通学して講義に出ることが出来ず、最初の4,5回を除いては自力でウェブフォローを利用して学習していましたが、やはり自分一人での学習というのはなかなか捗らず、一通りインプット完成講座を回し終わったのは本来のスケジュールよりも約1か月遅れてのことでした。当然その後にある答練も散々な結果でしたが、答練の結果から、当時の私は択一にしろ書式にしろ基礎という基礎が固まっていないことが明確になったので、択一はひたすらテキストを読み込むこと、書式は基本問題を何度も解いて慣れることを徹底するようにしました。この頃からは大学の授業も少なくなっていたので、行く前にコンビニで書式問題を3,4問その日解くノルマとしてコピーしてから、1日中LECの自習室に籠るという学習をしていました。その中でも特にテキストの読み込みは択一・書式共に力をつける要因になったと思います。テキストを何度も読むことで、特に講義でマーカーをした重要箇所は重点的に読み込むことで、自然と記憶が整理され定着していくのを過去問等のアウトプットを通じて実感しました。これは、山崎講師がいつも強く念を押して仰られていたことでしたが、最初は正直文章を読むだけで覚えられるのかと半信半疑な部分もあったのですが、今思えばこれが記憶のインプットにおいては一番効果的だと実感しています。
それと同時に解説や読んでいての疑問点、はたまたその時の自分が考えたことまでも積極的にテキストに書き残すようにしていました。択一に関しては、試験の直前までテキストを読み込み過去問を解くことを繰り返していました。答練の解きなおしは、解説冊子を山崎講師に倣って重要箇所をマーカー等で分かりやすくした後、空き時間や食事の時に眺めるにとどめ、深入りはしないようにしました。一方で書式は、試験直前まで50分という時間内でいかに点を稼ぐかを意識し、体で覚えるようひたすら問題数をこなすようにしていました。といっても試験の半年前の頃でも、まだ添付情報や登記原因などの申請書の書き方があやふやなままだったので、全体構造編と徹底解析編の書式問題を繰り返しつつ、スマホでテキストや模試、過去問の申請書の写真を撮り、アルバムを作って時間があるときに眺めるようにしていました。試験直前期になりある程度煮詰まってくると、もしかしたら本番で出るかもしれない、と答練などで出題された少し発展的なものにも手を伸ばしたくなりましたが、難しい問題は他の受験生もそう感じるだろうと腹をくくって、過去問までに範囲を止め、基礎の定着と試験本番の問題の形式に慣れることを特に意識して学習していました。
今後の展望
次のステップとして司法書士の資格取得を考えています。もちろん土地家屋調査士として登録し、実務経験を積み、独立開業するという選択肢もありますが、将来的に都心部よりも比較的士業事務所の少ない地方での開業を考えていること、また司法書士と土地家屋調査士を兼業することで、業務の一括受託が可能というメリット等から、他資格とも兼ね合わせながら土地家屋調査士資格を活用していきたいと思います。
これから土地家屋調査士を目指す方への応援メッセージ
土地家屋調査士試験は難関試験ではありますが、最後まで諦めずに勉強すれば一発で合格できる可能性が十分にある試験です。私自身今回の試験が例年通り8月の試験であったら確実に合格出来ていなかったと思います。勉強を進めていけば、自分に適した勉強方法は自ずと見えて来ますので、あとは自分がやってきたことと先生方が仰ってくれたことを、例え不安があっても信じ切ることが大切だと思います。