髙橋 佑典 さん
受験回数 | 1回 一発合格 |
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受講クラス | 2018年合格目標 ストレート合格Aコース 通信Web受講 |
生年月日 | 1988年2月20日 |
ご職業 | 会社員 |
最終学歴 | 豊橋技術科学大学大学院 情報・知能工学専攻 |
学習環境 | 試験勉強のみに特化 |
何度もテキストを読み込めば択一ほぼ満点取れます!
土地家屋調査士を目指した理由・きっかけ
「自分の手に技を付けたい」、「独立開業したい」という思いで土地家屋調査士を目指しました。資格試験が合格できうる可能性があること、また、資格試験に合格することで独占的に業務が取り扱えることは大きな魅力でした。
LECを選んだ理由
宮城県内に住んでおりますが、仙台駅から歩いて行ける範囲に仙台本校があることです。自習スペースを無料で借りられることは、勉強環境を整えるのが難しい方にもってこいだと思います。自宅学習で気分が乗らないときでも他の受講生を見ればやる気がでます!また、WEBベースですぐに質問することができ、疑問を漏れなく解決できることは大きな魅力でした。通常の営業日内であれば当日返答もありますし、過去の質問を振り返ることができるのも良いシステムだと思います。「初学者かつ1年目で測量士補と調査士に合格した方」は仙台本校にはいないとのことも聞き、自分がその一番になりたい!と思ったのも大きな理由です。
LECの講座・カリキュラム・教材の良かった点、有効な活用方法
法律等条文ベースの学習は初学者にとってハードルが高過ぎます。その点が意識されたテキストになっており、全体構造編でざっくりと学び、徹底解析編で網羅していく。初学者には理解しやすい教材だったと思います。パワーポイントのスライドを使用しながら進められていきますので、視覚的に印象に残るのも大きな魅力です。その副産物としてですが、「〇〇についてもう一回講義を見たい!」という時、早送りしながら動画の今どの辺りかを知ることができたのは、倍速再生と併せて時間を有効活用できたと感じています。
講師の良かった点
山崎講師は本当に素晴らしい先生だったと思います!先生自身が大きな使命感や大義を持っておられる印象で、真面目に取り組む受講生のことを大切にしてくれました。非公式ブログでの情報発信や決起集会など、プライベートの時間を割いてまで取り組まれるお姿に山崎講師の受講生として「1年で合格してみせる!」とモチベーションが上げられました。
合格への道のり
【学習初期】
[択一]
講義動画を受講してテキストの色付け完成を目指しました。初学者ですので難解な部分も多かったですが、気にせず、まずは1周講義を受講することだけを目指していました。
[書式]
筆記具や電卓などの道具、作図方法など、自分に合うものがどれなのかをひたすら試していました。ここに時間を掛けるのは初期にしか出来ないことですのでシャープペン、墨入れペン、蛍光ペンなどひたすら買っては数問練習していました。今ではレギュラー落ちのペンが大量に集まりました。
【測量士補学習期】
測量士補受験1.5ヶ月前に着手し、その間、調査士の勉強は一切しませんでした。調査士合格のためには測量士補合格は必須ですので、確実に合格できるように取り組みました。テキストの読み込みよりも、過去問を何度も解いたイメージです。受験当日は満点を取るつもりで受験できました。テキストを信じればそれで大丈夫です!
【中期】
[択一]
テキストを講義で流されたページも含めて何度も読み込みます。その際、確実に覚えたページは鉛筆や消せるマーカーなどで斜線を引いて消していきます。そうすることで次回読む量を減らすことができます。また、講義で貼られた付箋は覚えたら外し、対照に何度覚えても忘れる場所はオリジナルの付箋を貼って強調しておきます。これが直前期には自分の武器に変わりますので、日程に余裕があるうちに何度も何度も回します。
[書式]
家電量販店で高画質なWEBカメラを購入し、携帯電話のカメラと併せて書式練習の様子を録画します。単純な知識不足によるミスだけでなく、
・どこに時間がかかったのか
・どこで計算ミスをしたのか
・どこを改善すべきか
を見つめることが確実な成長への第一歩です。0と6の転写ミスをしたのであれば、0を下から書く。など課題を見つけることができればPDCAを回して一つずつ潰します。また、勉強開始時に1問1時間50分だったを50分にするためには全体的に改善していく必要がありましたので、ペンの置く位置、向き、戻す位置、電卓の位置や三角定規の持ち方まで見ずに迷わず取れて、無意識に戻せるレベルになるように日々練習しました。1日書式3問を目標にしていましたが、やる気が無い時はやりませんでした。そういう時は、直前期に武器になるであろう以下の作業をやって「やっている感」だけを味わっていました。
・ツールA:問題から土地の概略図をコピーして座標値を転写しておく
・ツールB:模試の択一の選択肢を黒く塗りつぶして100問まとめる
・書式練習時の録画を再度見る
作業していると「やろう!」となるときも多かったです。
【直前期】
[択一]
テキストをひたすら回します。学習中期で消してきましたが、直前期でもどんどん消していきます。過去問と模試についても何度も解き、ミスが多いものはコピーしてノートに貼り付けます。この時期には徹底解析編の
・民法
・不動産登記法 各論1・2・総論
・土地家屋調査士法
の5冊を3日以内で回せるようにします。これを繰り返していくと直前には1日で全部回せるようになります。また、中期で準備していたツールBを解いてから書式を解くなど、集中力強化と択一書式問わずに本番に向けた練習を繰り返します。
[書式]
録画などはせず徹底的にミスを減らすこと、問題を数多く解くことを意識します。択一と併せて本番同様の練習を毎週末実施します。その際、制限時間を短めにしてプレッシャーをかけていました。時間が無いときでも、中期に準備しておいたツールAを使用して電卓と座標値算出の練習をしました。
【本番直前】
本番当日の時間に合わせて生活リズムを作ります。13:00に本番が発揮できるよう、自分のコントロールをします。また、電卓の電池交換など忘れずに。本番にはテキストを持ち込みません。ミス多発場所をまとめたノートだけを見返し、不安になったとしてもそこは捨てる勇気です。
今後の展望
今後は土地家屋調査士の実務を学ぶべく調査士事務所で働きます。調査士としてやらなければいけないことだけでなく、これまで身に付けてきた情報工学の知識を結びつけて貢献できる方法を模索していきます。また、調査士合格生としてテキスト以外のツールや手法、勉強法などの情報発信をしていきます。
これから土地家屋調査士を目指す方への応援メッセージ
LECのテキストで全くの初学者が、測量士補と調査士どちらも1回で合格できました。手持ちのテキストで不安に思うこともあるでしょうが、自信を持って下さい。1年の戦いは大変だと思います。モチベーションの維持も大変だと思いますが、いかに普段の学習のハードルを下げられるか、書式をすぐ解き始められる環境を作るかを大事にしてください。上位8%程度の合格率ですので、学習のゴールが定めにくいです。まずは本番前には正答率100%を取れるようにすること、集中力を維持する練習をすることを心がけて下さい。それでも本番は緊張と集中力の疲れからミスします。少しミスしても合格できるレベルに自分を持っていきましょう!いつか、調査士として笑顔で一緒に仕事させてください!楽しみにしています!