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よくある質問

土地家屋調査士試験について多数寄せられたご質問について回答いたします。

Q1.数学の知識はどれくらい必要ですか?

一般に高校1年生程度の数学知識が必要とされていますが、必要とされるのはかなり限定的な範囲です。
分数の計算、三角形の比例計算、三角関数の演算、直線式、連立方程式がその範囲になります。

数学をまったく忘れてしまった方でも、初歩の初歩からやさしく解説する「はじめての土地家屋調査士講座『よくわかる数学』」等をご用意していますので、本格的な学習に入る前にご受講いただくことで、無理なく克服することができます。

はじめての土地家屋調査士講座についてのページへ

Q2.受験生は理系の方が多いでしょうか?

半数弱程の受験生が、いわゆる理系と呼ばれる方々です。

ただし、数学知識の箇所で述べたように、必要とされる理系の知識はそれほど高いものではありません。

また、最近の本試験問題は、数学的知識を問うよりも、法律的解釈判断を問う出題内容に変化しています。

Q3.「免除資格」とは何ですか?

土地家屋調査士試験は、測量学に関する出題を主とした「午前の部」試験と、不動産登記法からの出題を主とした「午後の部」試験に分かれています。
測量士・測量士補・1級または2級建築士のいずれかの資格を取得されている方は、「午前の部」試験が免除になります。

免除資格をお持ちでない方は、午前・午後両方の試験を受けて合格することが可能です。
しかし、午前・午後両方の試験を受験して合格することは非常に難易度が高いです。

そこでLECでは、「午前の部」試験の免除資格をお持ちでない方を対象に、測量士補試験と、土地家屋調査士試験のW受験で最短合格を目指す「測量士補&土地家屋調査士W合格コース」をご用意しています。
免除資格の中でも、測量士補試験は取得が比較的容易であると考えられます。

また、「午前の部」試験に費やす労力と比べても、測量士補試験の学習の方が労力が少ないため、学習の負担をぐっと抑えることができます。

Q4.「記述」はどのような問題が出題されますか?

「午後の部」試験は5肢択一式問題20問と記述2問からなります。
択一は一般的であることからご存知の方も多いかと思いますが、記述は司法書士や土地家屋調査士特有の問題です。

記述は事例に対して申請書や図面を作成する試験になります。
分かり易い例ですと、「〇〇さんが家を建てたので、土地家屋調査士の元に来ました。必要な申請書と図面を作成しなさい。」といった試験問題です。

申請書や図面は決まり事が多く、これに従って作成する必要があります。
この決まり事はパターン化しているので、迅速に解答するには毎日の練習が必要です。

Q5.「作図」をしたことがないので不安です…

土地家屋調査士試験で作成する図面は、1/250または1/500の縮尺で作成します。
多くの受験生は、上記の縮尺メモリの入った調査士受験用三角定規(LECにて販売)を使ってシャープペンシルで下書きをし、ボールペンで線をなぞって作成します。

設計製図などの高度な技術は必要ありません。
ただし、作図の確かさも採点の基準になります。
技術はともかく、綺麗に仕上げることを心掛けましょう。

Q6.「作図」する際はどのようなペンを使用すれば良いですか?

高価な道具は必要ありません。
多くの受験生は文具店等で購入できる100円〜200円位のボールペンを使用しています。
いくつか試してみて、ご自身が気に入ってものを使用するのが良いです。

令和5年度土地家屋調査士試験から、受験者は、地積測量図、建物図面、各階平面図等の図面を記述式答案用紙に記載するにあたって、次の筆記具を使用することが指定されていますのでご注意ください(受験案内書§7・6参照)。

  • 万年筆……ペン種(ペン先)が細字(F)以下のもの
  • ボールペン……ボール径(ペン先)が0.5mm以下のもの

※筆記具に関するその他の指定については、受験案内書を参照してください。

Q7.「関数電卓」はどのようなものを使用すれば良いですか?

土地家屋調査士試験では、最大2台の関数電卓を持ち込むことができます。
関数電卓とは、普段使用する電卓と異なり、三角関数の真数値が出てきたり、特有の機能が付いていて、調査士試験では特に記述の問題に使える電卓です。

LECではキャノンF-789SG(Cannon製)を使用して講義を行いますので、講座を受講される方は同一のものを使用されることをお勧めします。
LECでの取り扱いはございませんので、お近くの家電量販店などでご購入ください。

関数電卓他土地家屋調査士試験必須アイテムについてのページへ

Q8.土地家屋調査士試験に合格するために必要な学習時間は、どのくらいですか?

LECの講座コースを利用した学習計画の一例を示すと、次のようになります。

LECの「インプット完成講座」の総講義時間は177.5時間(演習時間を含む)です。これに講義と同じ時間復習したとして2倍の355時間。

さらに書式の練習を半年、毎日1.5時間したとして270時間。これを加えて625時間。

答練の受講、復習等を加えると、最終的には700時間程度の学習時間となります。

土地家屋調査士の講座一覧ページへ

Q9.測量士補試験に合格するために必要な学習時間は、どのくらいですか?

LECの講座パックを利用した学習計画の一例を示すと、次のようになります。

LECの測量士補合格パックの総講義時間は52.5時間です。

これに講義と同じ時間復習したとして105時間。

さらに過去問検討の時間を加えると、最終的には120時間程度の学習時間となります。

測量士補の講座案内ページへ

Q10.独学でも合格できますか?

独学での合格は非常に難しいといえます。

なぜなら書店等で得られる情報も極めて少なく、あったとしてもかなり昔の情報です。
最新の法改正に対応しているとはいえないため、自分で情報を集める必要があり、かなりの時間を費やします。

ここは予備校を利用して短期間で資格を取得し、実務経験を積むのが理想です。

Q11.土地家屋調査士試験の合格ラインが知りたいです。

土地家屋調査士試験は、択一が50点、記述が50点の配点で、満点は100点です。

合格に必要な条件は、択一、記述、両方に設定された足切り点を突破し、さらに合計点が合格点に達していることです。合格点は平成13年度試験より公表されています。令和5年度試験は72.0点以上です。択一の足切り点は35.0点、記述は29.0点です。

土地家屋調査士試験制度のページへ

Q12.測量士補試験の合格ラインが知りたいです。

測量士補試験は、合格基準があらかじめ受験案内で下記のように発表されています。

●1問当たり25点で700点満点で、450点以上の方が合格となります。

450点以上は、問題数に当てはめると18問となります。

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