「リアル実務体験」【第3弾】その2〜上場準備編〜
今回登場するのは【社会保険労務士】
本格的なロールプレイングの中で、社労士で成功するための<新3大スキル>
・労務監査対策
・助成金獲得
・人事総務ノウハウ
と、それに応じた<報酬額>までをリアル体験することができる仕組みになっています!受身で聞くだけの実務家講演会とは一味違う、役立つ&面白い体験をお約束します!!
当日の模様を公開中!
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※以下ご紹介しております内容は今回の「リアル実務体験」用に創作しましたフィクションです。
ストーリー
前回㈱La・Golaが上場準備に入ることの決裁を得て、株式上場の準備に入りました。
しかし、上場の為には資本金(資金)の増加や監査対策などやることがたくさん!㈱La・Golaの代表取締役である植木が顧問社労士である「澤井清治先生」に今後の㈱La・Golaの計画を踏まえて今やるべき事をご相談したところ、いくつかの助言を頂きました。
今回は、㈱La・Golaが上場するための準備について社労士顧問の澤井清治先生に本件緊急株主総会にて、お集まり頂きました株主である皆さまへご説明して頂きます。
今後の㈱La・Golaの計画
- ■株式上場のため、㈱La・Golaの材料調達部署である農業専門部署を新設分割し、有機野菜と生花の栽培ノウハウを発展させるため、現在の㈱La・Golaの1部署を分割・独立させて、子会社とする。
- ■その新子会社をLa・Golaファームとし、栽培し収穫した有機野菜や生花を㈱LEC野菜の森食品や㈱La・Golaの店舗に卸し、製造から販売までの全てを自社で賄う事ことを出来るようにする。
用語解説
- 新設分割
- ⇒会社の営業の全部または一部を構成する権利義務関係を、他の会社に包括的に承継させる会社分割の一種。分割する会社が新たに会社を設立し、その会社に営業を承継させる場合を指し、複数の事業部門をもつ会社が各事業部を独立した会社とすること(分社化)により、経営の効率化を図るような場合に利用される手法。
- 労務監査
- ⇒労務監査とは、企業が企業の社会的責任について、労働関係の法令を中心に遵守できているかを「就業規則」等を通じて確認する作業のことです。 特に株式上場を目指す場合、「残業代の未払い」などがありますと上場ができないという事態も発生しますので、労務監査は必須のものとなっています。
ジャスダック上場のための要件
※今回のイベントに必要な部分のみ掲載しています。
項目 | 要件 |
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株式の分布状況 (上場時見込み) |
a.上場日の前日までに行う公募又は売出しの株券等の数が、1000単位又は上場時に見込まれる上場株券等の数の10%のいずれか多い株式数以上にあること |
b.株主数が、上場の時までに、200人以上 | |
流通株式時価総額 (上場時見込み) |
5億円以上(原則として新規上場に係る公募等の見込み価格等に、上場時において見込まれる流通株式を乗じて得た額) |
純資産の額 (上場時見込み) |
連結純資産の額が正であること |
虚偽記載又は不適正意見等 及び上場会社監査事務所 による監査 |
a.「新規上場申請のための有価証券報告書」に添付される監査報告書(最近1年間に終了する事業年度及び連結会計年度の財務諸表等に添付されるものを除く)の監査意見が「無限定適正意見」又は「除外事項を付した限定付適正意見」 |
b.「新規上場申請のための有価証券報告書」に添付される監査報告書(最近1年間に終了する事業年度及び連結会計年度の財務諸表等に添付されるものに限る)。及び中間監査報告書又は四半期レビュー報告書の監査意見が「無限定適正意見」、「中間財務諸表等が有用な情報を表示している旨の意見」又は「無限定の結論」 | |
c上記監査報告書、中間監査報告書又は四半期レビュー報告書に係る財務諸表等、中間財務諸表等又は四半期財務諸表が記載又は参照される有価証券報告書等に虚偽記載なし | |
単元株式数 | 単元株式数が、100株となる見込みのあること |
株主の皆様、以下の内容で上場の準備を進めて参りますが宜しいでしょうか?
- 1:前回の役員会にて承認を貰った上場準備の一つの「労務監査」クリアは必須!
㈱La・Golaが労基署の臨検に耐え得るためには何をすべきか?リアル臨検とその対処法は? - 「労務監査」とは、企業が労働法令等を遵守しているか、また、適正な労務管理を行っているかなどを、就業規則や勤怠管理システム、給与計算等の実態を確認して監査することです。万一、未払い残業や不適切な労務管理の実態が発生しているなどの事実が明らかとなった場合は、上場できないという事態も発生します。確実に上場するための対策や改善点等をお教えいただきます。
- 2:上場準備に必要な資本金(資金)を増加させるための新会社設立時の難題、<人材確保>を相談
新設分割後の人材確保策とともに社労士ならではの目線から助成金にて資金増加を狙う! - ㈱La・Golaが今後計画している新設分割をする際の大量の専門知識・技術のある優秀な人材を確保するため、職業訓練を実施し新設会社のための人材育成と雇用を進めていきたい。そのような職業訓練が実現できるか?そして助成金の獲得は可能か?いつも通りに㈱La・Golaの顧問社労士である<澤井>先生に頼ることとなる。さらに今トレンドの取りやすい助成金紹介や助成金申請に必要なスキルなども説明していただきます!
- 3:どこの企業でも必要となる人事総務は新子会社設立でも必須!
しかし、新設分割し新たに設立予定である本件会社には人事総務事務のエキスパートはいません。最低限必要な人事総務知識を確認する。 - 採用に伴う手続きや給与計算の方法等など人を雇用する際には様々な人事総務が必要となります。試験勉強と違う、社労士が実際に仕事を進めていくうえで最低限知っておくべき実務の人事総務の知識とは?など本当は教えたくない目からうろこのノウハウを本件リアル実務体験通してお教えします!
※上記のストーリーは全て架空です。
協力者
- 社会保険労務士 澤井清治(さわい きよはる)
- 澤井国際事務所代表、一般社団法人・人事総務スキルアップ検定協会代表理事 / 平成12年社会保険労務士資格取得 / 他資格行政書士等 / LEC東京リーガルマインド専任講師 社会保険労務士資格合格コース、上級者コース、短期集中コース担当 通信教材収録担当 / 企業の労務顧問、給与計算、評価者訓練、賃金制度の構築などを中心に社労士業務を展開。ブログSAWASENは10年以上社労士受験生を励まし続けている。
㈱La・Gola会社概要
※この会社は架空のものです
本店 | 東京都中野区中野一丁目1番 |
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事業の内容 | 花の販売、居酒屋・バー、イベントの設営・運営 |
発行済 株式の総数 |
2000株 |
発行可能 株式総数 |
2000株 |
資本金の額 | 金1億500万円 |
役員に関する 事項 |
代表取締役 植木昭好 |
㈱LEC野菜の森食品会社概要
※この会社は架空のものです
事業の内容 | 無添加・無農薬食品を利用した料理の提供をする居酒屋、 食事制限者専用の健康レトルト食品製造、無添加食品の開発・製造 |
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純資産の額 | 4億8200万円 |
発行済み 株式総数 |
1200株 |
従業員数 | 550名 |
本店 所在地 |
東京都中野区中野一丁目一番 |