--ソフト面については、どのような施策を講じられてきたのでしょうか?
「ホームヘルパーを行う世田谷区ふれあい公社という団体がありました。介護保険制度のスタートとともに、今年3月、一応の役割を終えたということで、解散し、事業は社会福祉協議会に移管されることになりましたが、この世田谷区ふれあい公社では、地域の方々の助け合いによる高齢者に対する食事サービスといった家事援助、介護サービスを行うなど、区としては、なかなかできないようなサービスをカバーしていただきました。
また世田谷区では、ホームヘルパーの
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制度について、時間を積み立てるというアイディアを導入しました。高齢者の福祉サービスに従事してがんばったことを、お金という形でもらわずに、時間として積み立てておいて、将来、自分が介護などが必要になったときに、その分の時間のサービスを受けるという、当時としてはかなり斬新な発想だったと思います。
ソフトの部分については、区の努力もさることながら、第3セクターである社会福祉事業団や保健センターといった区と関係が深い団体などにも熱心に取り組んでいただいています。社会福祉事業団は特別養護老人ホームの運営を行って
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