の施設を建設中で、間もなく完成する予定です。23区でも区立の特別養護老人ホームが三つあるというのはあまり例がないのではないかと思います。
施設の内容の点から見ましても、個室を多く取るなど、充実したものになっています。当時、特別養護老人ホームについては、とにかく収容できる量を確保することが先決だとされた時代だったわけですが、厚生省とも話し合いながら、単に収容するだけの施設ではなく、できるだけ自宅の延長のような感覚で利用していただける施設にしたいという狙いをもって推進しました。当時は『量が先ではないか』など、ご批判もありましたが、関係
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各位のご理解もいただき、3割の個室を確保することを実現できました。誰にも気兼ねなく、生活できる特別養護老人ホーム施設を建設するという役割を他の自治体に先駆けて、果たしてきたつもりです。
高齢者用住宅についても、昭和55年から取り組み、3カ所建設していますし、東京都の住宅政策としても、その第1号を世田谷区が実施しています」
--世田谷区において、なぜそのような福祉の充実が可能になったとお考えですか?
「率直に申し上げて、やはり財政的に恵まれた自治体であったということが大き
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