二次試験では、講義内容に自分が共感できるかどうかがポイント
石田 正和 さん
受講講座 | 2013年合格目標:1次・2次完全ストレート合格コース 2014年合格目標:2次合格レギュラーコース+一次4科目テーマ別答練 2015年合格目標:二次合格レギュラーコース |
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受講形態 | 通学 |
1. 受験の動機
漠然と、今後仕事をしていく上で役に立つだろうと考えたことが受験のきっかけです。
社内で使用するシステムをつくる仕事をしているのですが、業務の大半はプログラムとデータベースを作成・操作することで、他分野での自分の視野が狭くなっていると感じていました。勉強をするにも何か目標となるものが欲しく、資格について調べている中で、中小企業診断士が自分の求めているものに合致したため受験を決意しました。
2.LECを選んだ理由
受験校選びのポイント
東京都内在住のため、通学での学習を前提にしていました。まずは自分のスケジュールに合わせて柔軟に受講できることが挙げられます。そして特に二次試験では、講義内容に自分が共感できるかどうかが、今後学習を進めていく上で大きいと思います。
LECを選んだ理由
資格学校をインターネットで調べた後、直接話を聞いてみたくなり幾つかの学校の無料説明会に参加しました。講師のお話を聞いて自分にもできる筈、とやる気が湧いてLECに決めました。
LECの講座の良かった点
- ①講師や他の受験生との距離が近く、質問をしやすい環境であること
- ②重要論点に絞った講義内容であること
- ③レギュラー講座に加えて、特に本試験直前期には単発の講座が豊富にあり、自分に足りない部分を効率良く補強できたと思います。
3. 具体的な学習方法について
1次試験対策の学習方法
テキストを読む→問題を解く→わからない論点は再度テキストに戻る+通勤電車内でダウンロードした音声を聞くことを繰り返して、徐々に問題演習に割く時間を増やしていきました。
自分は二次試験の核となる財務会計と企業経営理論が苦手で、最後まで残ってしまいました。企業経営理論は講師に言われた通り、企業経営理論独特の言い回しに慣れるためにひたすら過去問を説くことで対応しました。
財務会計は全く理解が進まないことに危機感を感じていましたが、問題を解こうにも考えてもわからないのですぐに解答を見る、これをひたすら繰り返しているうちに徐々に理解できるようになってきました。
直前期には科目を問わず、模試の解答解説を教材にしました。せめて模試で出題されている分野だけは完璧にしようと考えたからなのですが、結果的に成功だったと思います。
2次試験対策の学習方法
二次試験は、過去問に尽きると思います。事例整理シートの考え方が身につけば、設問間の繋がりも見えてきます。
自分自身が素直になれば、講師や仲間の助言が大きな力になります。試行錯誤を繰り返して最終的に自分自身が納得できる解答プロセスに出会い、それを本番で発揮できれば合格は近いと思います。
また自分は、直前講座で得た事例Ⅳと過去問の対策が、合格に大きく寄与したと感じています。
4.受験生合格の秘訣
前回失敗した要因
一度立てた学習計画に遅れが出ても計画を見直さず、学習の進捗状況から来る焦りからあれもこれもと中途半端な状態で手を広げ過ぎて、一つ一つの学習についての習熟度が低かったのだと思います。
今回合格した一番の要因
逆に合格した年度は、学習計画を随時見直し、優先順位の低いものは思い切って切り捨てました。またそれまでは、ある程度まとまった時間が取れたときに勉強していましたが、合格年は現実的にまとまった時間はそうそう取れないと自覚し、隙間時間の学習を積み上げていました。
5. 試験当日
自分は緊張しやすいため、試験開始前は深呼吸とマッサージを繰り返し、出来るだけリラックスして試験に臨んでいました。それでも二次試験では事例Ⅰの開始数分後、設問を読み終えた時点でトイレに行きたくなり、我慢しようとしたのですがそれも難しく手を挙げて一旦退室しました。緊張しやすい方は、緊張を無理に打ち消すより、自然に受け流す自分なりの手法を持っていた方がいいと思います。
6. 今後の展望など
診断士学習・資格取得から得られたこと
診断士学習を通して、まず
①時間の使い方を考えるようになりました。
まだまだ勉強が必要ですが
②仕事をしていく上で特定の分野に偏らない横断的な視点で物事を考えられるようになりました。
そして
③刺激をいただける、年代を超えた仲間が出来ました。
資格を活かした今後の仕事
診断士と共にCFPも学習しているのですが、CFPは科目合格に留まっています。診断士に続いて今年は必ずCFPに合格し、いずれは独立を目指して様々なことにチャレンジしていきます。
受験する人へのアドバイス
諦めなければ、合格出来ます。ただ、合格にかかる時間は短い方がいいと思います。そのために、学校の力を上手く借りてください。二次試験の講義で学んだ事例整理シートの考え方は、試験だけでなく合格後も様々な場面で活用出来ると思います。
7. 「私」の1週間の学習プラン
8. その他
合格するためのメンタルコントロール、スランプの克服法
自分の中に怠け心が芽生えてきたら、
①何故診断士受験を志したのか
②合格後に何をやりたいのか、この2つを思い出すことです。
学習を進めるうえでの環境の作り方
主に勉強をした場所は、通勤電車内と自宅でした。学習開始時は、夜に一通りやることが終わってから寝る前に勉強をしていましたが、受験年数を重ねるにつれ朝に早起きして勉強をするようにしました。老猫を飼っており、日が昇る頃には鳴き始めて起こされるので、それを良い機会としました。