−中央省庁でもいよいよ本格的な政策評価の取り組みが始まっています。総務庁では政策評価の標準的ガイドラインの最終案が今年12月に出される予定です。行政評価法策定の動きもあるようです。それに期待されることは?
「どのような形でまとめられるか、たいへん興味深いところです。もちろんガイドラインや法律で、在り方や方向性を示すことは大切ですし、類型的な問題を抱えている場合、それらが道標になることがあると思いますが、ガイドラインや法律に沿って評価すれば、それで良いということではなく、やはり実際に評価を行っていって、必要だと
|
|
感じたこと、発生した問題などについて、揉みながら、作り上げていく制度でなければ、実効性に欠けると思います」−中央省庁で政策評価を取り入れるとき、制度上、どのような点が課題になると思われますか?
「それぞれの省庁で自らの評価を実施して、さらに総務庁で統一的な評価をされることになると思いますが、それを連携させる体制をどのように作っていくかは、なかなか難しい部分だと思います。
実は、これから国で抱えようとしているその問題と同じような問題を都道府県はすでに経験しています。各部門の既存の行政システムに、評価 |