−三菱総合研究所は自治体の行政評価制度の構築に協力されているそうですが、どのような経緯から取り組まれたのでしょうか?
「以前、『豊かさ指標』の研究をした際、この考え方を行政評価にいかせないかと考えたことが、この制度に注目したきっかけです。
実践的な自治体における制度導入へのご協力としては、青森県が最初のケースです。平成9年に、青森県が政策形成推進事業として、公募でプロジェクト・チームを作り、住民満足向上のためのシステムづくりというテーマを追いかける企画を
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打ち出されたのですが、私たちはそこにご提案して、共同研究という形で、一緒にお仕事をさせていただくことになりました」
−青森県ではどのような狙いをもってシステムを作られたのですか?
「青森県の『政策評価・形成システム』は、これまでの方法とはまったく違うやり方を採りました。いわば住民を主役とした評価システムです。これまでの行政とはちがった切り口で住民のニーズを掘り起こして、提案する。それを知事が政治的 |