↑What's New ←目次
0 1 2 3 4 5 6 7 8 通巻 195号

現場の熱意が成功の鍵

−自治体が行政評価の制度を成功させるために必要なことは?
「行政評価に関して、トップダウンということがよく言われますが、私はむしろ担当者の熱意こそが成功の鍵ではないかと思っています。動きは遅いかもしれませんが、担当者の熱意があれば、トップが意識していなくても現場は動いていくわけです。
 自治体によっては、導入の理由が横並びの意識からであったり、行政改革大綱に載せてしまったからとか、議会で答弁してしまったから、というところがありますが、一方、担当者の方が極めて高い問題意識をもち、こうしていきたいと熱意をもってお話いただくような自治体も多いのです。
やはりそのような自治体のほうが良い制度ができる傾向があります。
 評価システムを導入するうえで、よく『職員の意識改革』ということが目的にされますが、制度を考える際、私は『意識を変えるシステム』ではなくて、『意識が変わるシステム』が必要ではないかと思います。研修などでも職員の意識を変えることはできるでしょうが、やはり自ら気づいて変わっていただきたいと思うのです。そのためには、例えば、住民の声をよく聞くような制度を取り入れることによって、自ずからニーズに気づくような制度にするなど、いかに『意識が変わるシステム』を構築するかがポイントとなります」



 
→Next

↑What's New ←目次
0 1 2 3 4 5 6 7 8 通巻 195号
Copyright 2000 株式会社東京リーガルマインド
(c)2000 LEC TOKYO LEGALMIND CO.,LTD.