―これまで総務庁行政監察局が取り組まれてきたお仕事をお聞かせください。
「行政改革会議の報告で、中央省庁の政策評価にはふたつの構成要素があることが指摘されています。ひとつは各府省が自らの施策について行う評価であり、ひとつは府省の枠を越えた全政府的な評価です。行政改革会議では全政府的な評価については行政監察局の機能を充実強化することによって達成するとされています。
行政監察局はそもそも政府の人事や綱紀の監察としてスタートした組織と理解していますし、現実の仕事もまさに全政府的な立場から各省庁の仕事を監察すること
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です。政府において政策評価の推進は中央省庁等改革推進本部があたることになりましたが、私たちの行政監察局の機能や実績と新しい政策評価との関連が深くさらに仕事の一環として従来から政策評価の研究を進めてきた蓄積もあり、推進本部のお仕事に協力することになりました。政策評価の仕組みは中央省庁等改革推進本部の方針で具体化されますが、われわれとしてはその中身を固める仕事について推進本部にご協力したのが第一段階でした」
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