―中央政府で政策評価のことが取り上げられ、またそれをめぐる報道も多くなっています。
B総務庁行政監察局(注1)は中央省庁における政策評価の導入に尽力されているわけですが、政策評価の意義をどのようにお考えでしょうか?
「私たちは政策評価によって国民にもたらすメリットを三つのポイントに整理しています。国民に対する行政の説明責任の徹底、国民本位
の効率的で質の高い行政の実現、国民的視点に立った成果重視の行政への転換です」
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―政策評価が注目されるようになった理由はどのようなことだと思われますか?
「直接的には、中央省庁等改革の一環という意味が大きいと思います。一般
に改革の目的は省庁を大括りにして数を減らすとともに、縦割りの弊害を無くすことと見られていると思いますが、同時に、省庁の総合調整をやりやすくして、政策の状況変化への機動性を高めること、あるいは総理大臣の権限を強化して、それを支える内閣官房を強め、また内閣府を作り、政策形成における総理大臣のリーダーシップを高めることを眼目と |