「法律って身近」の感覚から、学習を楽しめる講義へ。
Ono Akihiko 小野 明彦 LEC専任講師
最終学歴 | 明治大学法学部法律学科 卒業 |
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職歴概要 | 学生時代(1988年)に宅地建物取引士資格を取得。大学卒業後、司法試験の受験勉強の傍ら(1989年〜1997年)、北沼ハウジング等複数の知人の宅建業者において取引主任者として重要事項の説明書面作成・説明を担当。業務の従事先が個人事業者であったため、公募等の調査、面接聞き取り調査等も直接担当する。その業務において、不動産取引の現実や消費者目線からの法律の考え方等を身に付ける。法律に触れたことのない方に納得してもらえるように工夫した表現や説明方法が講義に役立っている。 |
保有資格 |
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講師歴 |
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担当本校 | 水道橋本校 |
私の講義の特徴
宅建試験は、年で回目となる試験であり、それだけ試験情報も豊富である。豊富な過去問を分析すると、出題頻度の高い知識を確実に修得すれば試験に合格できるという結論が見えてくる。
そこで、下記の講義の到達目標にも記載するとおり、「試験における頻出知識の確実な定着が最終目標」という意識の下に講義を行っている。ただ、人間は機械ではないので、理解・納得できない情報をただ「覚えろ!」といっても覚えられるものではない。中には電話番号のように、機械的に数字を覚えるだけのものもあるが、これは受講生も納得済みである。講師の役割の中心は、ともすると苦痛となり兼ねない法律の学習を、楽しみながら継続してもらうことにあると考える。
そこで、講義では常に「たとえばコンビニで買い物をするとき、契約書は作りませんよね。……、」といった身近な事例を多用することで、知らず知らずに法律の世界に入って行くことができるように工夫をしている。このように、「気が付いたら法律知識が身に付いていた。」となって頂ける工夫を凝らした解説が私の講義の特長である。
受講生の皆さんそれぞれの日常生活に合わせた具体的なイメージをつかんでしまえば、法律に対する警戒心はなくなる。難しくはないと感じることができれば学習も苦痛ではなくなる。そして、知識の習得が進めば問題も解けるようになり、より学習が楽しくなる。自然と先に進みたくなる。
このように、受講生の意識を先に先にとよい回転に乗せて行くことが講師の役割と考え、私が実践している講義である。
講義の到達目標
まずは、「法律って身近なんだ。」と感じてもらうことが第一目標と考えている。売買契約は日常的に行っているにもかかわらず、「売買契約の締結」と意識することは少ない。したがって、「意思表示の合致のみによって契約は有効に成立するのが原則である。」という考え方が難しく見えてしまう。
日常的に行っていることに過ぎないことを意識してもらい、「難解なのでは?」という警戒心を取り除くことによって、学習を楽しんでもらえるように導くことが第一目標である。
次に、試験における頻出知識の確実な定着を第二目標とし、これを最終目標とする。これが達成できれば試験に合格し、しかも即戦力として活躍できる人材になることができる。たとえば宅建業法における報酬額の計算問題であるが、「実務においては、計算機を使うのが普通だからやらない。」という受験生も多い。
しかし、お客様の対応していると、何の脈絡もなく突然「手数料っていくらくらいになるの?」と聴かれることがある。このときに「計算機がないから答えられません。」は主任者として恥ずかしい。試験で頻度が高い知識や項目は、主に「実務で大事。」という理由がある。
宅建試験のように50年以上の歴史のある試験ならばなおのこと頻出項目には出題するだけの理由がある。その正確かつ確実な修得が最終目標である。