丸暗記ではなく「なぜそうなるか」の理解が合格への近道
成山 剛博さん
受講講座 | 再チャレンジ合格フルコース |
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受講形態 | 通信 |
職業 | その他の業界 |
模擬試験得点 |
6回中6回受験 基礎1:43点 基礎2:38点 実戦1:41点 実戦2:35点 実戦3:42点 ファイナル:41点 |
本試験得点 | 40点 |
得意科目 | 宅建業法/免除科目 |
不得意科目 | 権利関係/法令上の制限・税・その他 |
受験を決めた動機
私の仕事は企業で働く会社員で、業界も不動産関連ではないのですが、妻の実家が町の不動産会社を営んでおり、不動産の仕事や宅建士の資格の話を聞いていたため、身近に感じ受験することを考え始めました。
自分が働く会社では人事関連の部署に所属しており、社宅の管理も行なっていたため、それも不動産業界や宅建士に興味が湧いていたという点もあります。また、同じ頃「正直不動産」の単行本にハマり、漫画の内容と不動産の実務を見聞きするうちにもっと知りたいという気持ちになり資格取得を後押しした要因になったと今では感じております。笑
LECを選んだ決め手
もうだいぶ前ですが(約20年弱)、以前にFP2級と社会保険労務士の講座を受講したことがあったため、資格の勉強=LECという感じで特に意識することもなく選択していました。FP2級も社労士もLECの講座で合格したため、私の中に信頼感が自然にあったのだと思います。検討するにしても他の大手予備校はイメージがわかず(利用したこともないので無理はないのだが)、通学にしても通信にしてもイメージが湧きやすかったLECに気がついたら申し込みをしていました。LECでの成功体験が大きかったと思います。
LECの教材について
再チャレンジ合格コースの「ハイレベル合格講座」のテキストを初めて見た時は、「薄い気がするけどこれで本当に大丈夫かな?」と少し心配だったのですが、合格に必要な知識はほぼ集まっていました。「ハイレベル合格講座」の3冊のテキスト(権利関係/宅建業法/法令・税・その他)は、試験日当日まで活躍してくれました。講座が進むと、直前期オリジナルサブノートという要点がまとまったテキストも配布されましたが、私はほぼほぼ「ハイレベル合格講座」のテキストをパートナーとして常に使用していました。インプット用のテキストとしてはこのテキストだけで十分に合格することができるため、他のテキストを追加する必要は全く無いと思います。
LECの講師やカリキュラムについて
再チャレンジ合格フルコースの林講師の講義は、再学習者には大変合理的で受講しやすかった印象です。重要な項目と、そうでない項目の伝え方が大変わかりやすく、とてもメリハリがあって自然と知識が定着しやすかったと感じました。またテキストの内容だけではイメージしにくい項目はオリジナルのレジュメを使用して解説して頂き、丸暗記ではなく知識として脳に刻まれました。インプット講座では「なぜそうなるのか」を丁寧に、アウトプット講座では「この問題の論点はテキストのどの知識なのか」を的確に説明して頂けたので、身体に知識や理解が定着するような印象でした。
LECの模試について
最初は回数の多さに驚きました。FP2級を受講した際は1回、社労士でも確か3回ほどでしたので、再チャレンジ合格フルコースのデフォルトとして6回もあるのが驚きでした。7月末あたりから1回目の模試が初まるので、まだ全てのインプットが終了していない時期でしたが、結果的には6回の模試を通して本試験レベルの問題を体感することができた事により、本試験での思考力や応対力が養われたと思います。民法の難解な問題や法改正の問題も出題されるため、本試験と同レベル以上の難しさはあったのではと思います。でもそれがいいシミュレーションとなり、本試験では緊張せずに挑めたと思っています。
役に立ったLECのサービス
私は通信(Web)での受講でしたが、これが大変利用しやすかったです。いつでもどこでもPCかスマホで講義が受けられるため、通学のように決まった日及び時間に必ずしも予定を合わせる事を必要としないため、仕事前や休憩時間、寝る前の30分等、スキマ時間に受講していました。また通信の弱点である講師への質問については、「教えてチューター」というメールで問い合わせを行えるシステムがありましたので、こちらを活用しておりました。質問を送ると、2日程度で回答をいただけるので、大変便利でした。回数制限はありますが、私が受講したコースは40回分あり十分でした。一つの質問に対して、わかるまで対応していただけるので(完結して1回のカウント)、有難いサービスでした。
本試験を終えての感想・今後受験される方へのアドバイスなど
宅建士の試験は受講する前までは、過去問をしっかりやれば合格できる試験という印象だったのですが、1年目に勉強を始めてからインプット・答練・模試と進んでいくうちに、基本となるテキストの内容をしっかりと理解していないと点数に結びつかない試験だと思い知らされました。過去問でよく出題されていた問題をただ解いて、あとは選択式の試験なのでうる覚えでもどうにかなるのでは、という今では甘い考えだったと思うのですが、年々難化していく試験には過去問の丸暗記と曖昧な知識では太刀打ちできない試験です。しかし、基本事項をしっかりと学び、なぜそうなるのか?根拠となる法律や判例や条例が何なのかをしっかりと理解すれば合格できる試験だと思います。
私が感じたLECの合格へのメゾットはインプットでは基本事項の理解と定着、そしてアウトプットでは過去問の解答を理解しながら解く、という事だと理解しています。資格試験では定番の対策ですが、宅建試験もまさにこれが王道だと思います。LECを信じてこれらを意識した上で努力すれば必ず合格は見えてくるものと思います。