網野 貴史さん
受講講座 | ウルトラ合格ライトコース |
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受講形態 | 通信Web動画 |
受験を決めた動機
宅建士は、学生時代に一度受験して以来、すっかり諦めていた資格でした。近年どうもプライベートがうまく行かず、自分に自信が持てずにいた私が「何かを変えるきっかけ」にしたいと思い、5年ぶりにこの試験にリベンジしようと決意しました。
LECを選ぶ決め手となったこと
書店で見つけたテキスト「どこでも宅建 とらの巻」。一冊でコンパクトに知識が整理されているこのテキストなら私でも最後まで受験勉強が続くと思いました。このテキストとの出会いがLECを受講する最大の決め手となりました。
講師・講義に対する感想
水野健先生の講義は、テキストの隅から隅まで朗読し完璧な暗記を促すような内容ではなく、試験対策上実益が少ないものは思い切って省き、暗記の前提となる理解の部分に重きを置いた極めて効率的なもので、その講師としての実直な態度にたいへんな感銘を受けました。
また、ユーモアセンスたっぷりの水野先生の講義は、まるで落語の寄席を楽しんでいるような錯覚を覚えるほど楽しく爽快なものでした。水野先生のお話は不思議といつまでも耳に残るので、本試験の際にも水野先生のお話を思いだして無事に正解にたどり着いた問題が現に何問もありました。
LECの講座の役に立った点
(1)ストレスフリーな通信Web受講
動画視聴もスムーズで、聞き逃した部分もボタンをワンクリックで数秒前に戻って聞き直すことができ便利でした。パソコンのみならず、スマートフォンでも気軽に受講できるので、勉強に際して時間や場所の制約が全くありませんでした。
(2)充実の講義内容
LEC講師の講義は実践的。当然テキストをただ朗読するだけの講義ではありません。テキストを読んでいるだけではなかなか定着しない難解な事柄も、実務の事例やユーモアを交えて分かりやすく解きほぐして紹介してくださるので、講義後のインプット学習も”理解した上で”暗記にのぞむことができ、知識の深い定着に繋がります。
(3)無駄のない効率的なテキストと問題集
合格に必要な知識を一冊に収めたテキスト「どこでも宅建 とらの巻」と簡潔な解説でサクサク解くことのできるウォーク問(3冊)の組み合わせで、短い学習期間であっても合格に必要な知識を身につけることができました。
印象に残ったテキストとその具体的な活用法
テキスト「どこでも宅建 とらの巻」は、たった一冊で短期合格に必要な知識を網羅している良書です。コンパクトにまとまっているので、飽きやすい性格の私でも何周も回す(読み返す)ことができました。このテキストを利用された水野先生の講義と合わせて本書を使うことで、さらに学習の効率が上がり短期合格も現実のものになると思います。
なお、本書の別冊付録についている「とらの子」は、外出の際には必ずカバンに入れて持ち歩くようにしていました。手軽に暗記事項をチェックできるのでたいへん便利でした。
ご自分の学習プランとその実行の成果
総学習時間は約100時間。自分本位に手を広げるような学習はせず、その学習時間の大半を講義内容の復習とインプット学習(暗記)に使いました。
学習に利用したのは、講義―テキスト(「どこでも宅建 とらの巻」)―「ウォーク問」の3点セット。基本的にはこの3セット中心に学習しました。
具体的には、講義を視聴した当日の夜に講義内容を復習と暗記作業を行い、翌日の朝に暗記した項目を暗証することを基本のルーティンにし、週末に総復習と実力試しを兼ねてウォーク問を解くようにしました。
日常の電車移動は貴重な勉強時間なので、車内で落ち着いて席に座れるようであれば「とらの子」の暗記項目をチェックし、車内が混雑していて本を開けないようなときは水野先生の講義(mp3)をスマートフォンで聞き返していました。
宅建の合格には、「宅建業法」の攻略が不可欠と考え、講義やテキストのみならず、ウォーク問で問われた内容は正解肢以外の選択肢も丁寧に解説を読んで学習しました。他方で「宅建業法」以外の科目は、消去法等を用いて少なくとも正解肢を選べていれば十分と割り切って効率を優先させる学習方法を選択しました。
もっとも、「税金の問題は捨てる」というような科目単位で「捨てる」ことはしませんでした。他の受験生もチェックしているような項目まで「捨てる」のは得策ではないと考え、最低限「とらの巻」で紹介されているポイントは完璧に頭に入れるように心がけました。
スランプ・挫折体験
ダイエット中に体重が落ちにくくなる「停滞期」があるのと同じように、宅建の学習においてもひととおり学習が済んだ後には練等でなかなか点数が伸びなくなる時期がありました(本試験前2週間ころ)。
今振り返って見るとその原因は、勉強を進めていくうちに独りよがりの理解で誤った知識を身につけてしまっていたことでした。このような「停滞期」は不安も募ってむやみに手を広げるような学習がしたくなるものですが、むしろ基本に立ち返ることが一番の処方せんだと思います。私の場合は、苦手分野を解説した講義を見返して、講師の先生の解説を改めて確認することに終始したことですぐにその時期を脱することができました。
試験当日の配布物について
試験当日は会場近くでLECの方が配布しているパンフ(解答速報や採点の案内)を受け取ることを強くオススメします。このLECのパンフに書いてある直前チェック項目には、本試験の「統計」に関する問題のポイントが簡潔にまとめられており、目を通すだけでも1点取ることができますから使わない手はありません。
(※当日配布されていた他の予備校のパンフレットにも直前のチェックリストは書いてありましたが、チェック項目が多く、その上、本試験の頻出問題とは言えないような重箱の隅を突くポイントが多く、読んでいてかえって不安になりました。)
本試験について
水野先生の講義を通じて感じた効率的な合格メソッドにならい、本試験当日は「1、2問つまずいて満点が取れなくても合格ラインに乗れば良い」「何問か捨ててしまっても気に留まることはない」と考えてのぞみました。そのおかげで緊張しやすい性格の私でもずいぶんと楽な気持ちで本試験に挑むことができ、43点を取ることができました。
これから受験される方へ
合格のノウハウを持っているのはLECと講師の先生方です。世の中のさまざまな情報に惑わされることなく、LECと講師の先生方を信頼して地道に勉強していくこと。これが合格の近道だ、と私は思います。