今西 涼さん
受講講座 | プレミアム合格フルコース |
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受講形態 | 通学+Webフォロー |
初めての宅建試験での点数が、23点。
独学でしたが、1年間真面目に勉強したつもりが半分も得点できず、本当に悔しかったことを今でも覚えています。
2回目の受験、再度独学で勉強しましたが、夏頃に受けた模試であまりにも点数が悪く、慌ててLECのHPで見た直前講座の亀田道場に参加しました。
得点は驚くように伸びましたが、後一歩足りず。
追い込みが一歩遅かったとこれまた痛感しました。
そして今年2015年。
昨年の直前道場で伸び悩んでいた点数が一気伸びたことや、その時、講義後も、覚えるポイントなどを丁寧に教えてくださった亀田先生についていこうと最初から決めていました。
ちゃんと合格の仕方を知っている人に教えてもらう方が確実に合格できると思ったからです。
1月から直前まで先生の講座を受講し、そして、35点で無事合格することができました。
講義は、
具体例をあげてわかりやすく、面白く、飽きが来ませんでした。
また、「「なぜ」を大切にしながらも、ここは、理屈抜きで覚える。」
「ひっかけのパターンを知って、そのひっかけを先に察知して読む。」など
覚えるコツや問題の解き方まで、独学で悩んでいたところが、毎回、目からウロコ状態でした。
優等生とはいえない私が「12点」上げるためにどんな勉強をしたのか、特別な勉強法があるわけではありません。裏ワザもありません。ただ、先生に言われた「点数を取るための勉強をすること」を続けただけです。
それと、1年間勉強を続けたことが、やはり大きかったと思います。
しかしそれは1人で続けられたわけではなく、色んな方々に支えられてきたからこその継続でした。
勉強のやる気がでなかったときに、喝を入れてくださった亀田先生。
今年もまたダメなんじゃないかと不安がっていた私を励ましてくださった亀田クラスの方々。
試験に対してプレッシャーを感じつつも、黙々と勉強をすることができたのは、私に関わってくださった方々のおかげです。
特に亀田先生には、本当にお世話になりました。
「今年は絶対合格したい」と伝えると、一緒に勉強の計画を考えてくださったり、模試などの節目ごとに勉強方針を修正していただいたりしていました。
他にもウォーク問や模試などでどうしても理解できない問題があるときに質問をすると、その問題を理解するためのレジュメや練習問題を作ってくださったりとお世話になりっぱなしでした。本当に感謝しています。
亀田先生に言われて、実践した勉強法方法は、
- 復習中心の勉強にすること
- ウォーク問(過去問題集)を中心に勉強すること
- どうしてその選択肢が不正解なのか、正解なのかを理由を説明すること
- 点数をとるための勉強をすること
です。
具体的にどういった勉強をしたかというと、
1つ目。
「復習中心の勉強にすること」とは、授業を受けた後、自分が本当に覚えているかどうか確かめることです。
具体的には、合格ステップに載っている問題、対応するウォーク問を解き、しっかりと理由を説明して正誤判断ができるかをチェックします。
各合格ステップ3回ずつチェックできるので、「授業を受けた日」「次の日」「1週間後」の3回に分けて復習していました。
ここで大切なことは、間違った場合は、たとえ単なる読み間違いだったとしても、どうしてその問題を間違えたのかを明らかにすることです。
なぜしつこく「何故間違えたのか」を探るのか。
それは、自分の癖に気付いて注意しておかないと、本試験でも同じミスをしてしまうためです。
私の場合、問題を斜め読みし、大雑把に問題を捉えてしまう癖がありました。
そのため丁寧に読み込めず、わかっているのに問題を落としてしまうことが多々ありました。
対策として、頭で考えるのではなく、選択肢毎に図をかいて整理しながら問題を読んでいくことにして解決することができました。
2つ目と3つ目は同時にお話します。
「ウォーク問を中心に勉強すること」の理由は、問題を解く知識を確実に覚えているかを確かめるためです。
テキストで知識を頭にいれていても、その知識を使って問題を解くことができなければ意味がありません。
曖昧に覚えているととにかく迷います。10の曖昧な知識よりも1の確実な知識が大切です。
確実な知識にできているかどうか確かめるために、ウォーク問を中心に勉強すべきだと思います。
また問題を解いていると、一定のひっかけパターンがみえてきます。
特に宅建業法はひっかけのオンパレードですので、確実に得点するために、どのようなひっかけの形で出題されるのかを知ることはとても大切です。
典型的なひっかけは、35条書面と37条書面などの似ているもの同士を比較させ、どっちに何が必要かを入れ替えて出題されるものです。
こうした問題を何度も解いていると、35条書面と37条書面は別々に覚えるのではなく、両者の違いを比較した表などで覚える方が効率的だということわかります。
このように試験問題に対応するための効率の良い覚え方があります。
テキストだけで憶えていくよりも、ウォーク問を解きながら、自分の頭の中にある知識を整理する形で憶えていく方が、私には効率が良かったです。
また、ウォーク問を解く上での注意点ですが、正解不正解に一喜一憂しないことです。
ウォーク問は試験ではありません。自分の知識がどこまで確実なものかを計るためのいわば物差しです。
何度も繰り返し解いていると問題文も答えも覚えてしまいます。
「この問題は確か2番が正解だったな……。お!正解正解!」なんてやっていても仕方ありません。
面倒でも、各選択肢がなぜ不正解で、なぜ正解なのかを考えて答えを出す訓練をすることが大切だと思います。
時には教科書に載っていない知識が過去問で問われ、二択まで絞れるけども、どちらか決めきれないときもあります。
そういう問題は、自分の習ったことのありそうな方を選ぶのがいいと思います。
解答をみると、そういう問題は大抵Cランクの問題ですので、解説を読んで「ふーんそうなんだ」程度で流しておいても問題はないと思います。
私は解説に☆がついているものは覚えましたが、それ以外は読んで覚えられればラッキー程度にしか思っていませんでした。
重箱の隅を突くような知識よりも、まずは☆の付いた基本的な知識を頭に入れるように心がけていました。
4つ目。最後の項目ですね。
「点数をとるための勉強をすること」ですが、これが私には一番大変でした。
偉そうに効率的な勉強法とは……なんてこれまで書いてきましたが、いままでこういう勉強の仕方は一切できませんでした。
いままでの私は科目毎にまとめノートを作って、ポイントを自分がわかりやすいように図などを1から書き直していました。
これが膨大な時間がかかります。1つの章をまとめ終わるのに2週間くらいかかります。
そして時間をかけた割には、大して憶えておらず問題が解けないという無意味な勉強法でした。
こういった「綺麗なノート作り」や「要件ごとに色分けした綺麗なライン引き」などの時間をかけた割には、効果の薄い勉強は止めなくてはいけませんでした。
まとめノートを1ページ作る時間で、ウォーク問30問は解けます。
実際に私がやってみてわかったのですが、1時間をかけて綺麗にまとめたノートよりも、1日5分でも覚えたい項目を読むなり、解くなりするのを1週間続けた方が頭に残っていました。
いまは学生の頃と違い、仕事を終えてから勉強をしなければなりません。
限られた時間を有効に使うために、1日に1問でも得点できるようになる勉強をするようにすべきだと思います。
今回は独学ではなかったので、解説を読んでもわからないことは深追いせずに、亀田先生に全部聞いていました。
何度も間違える問題には、色をかえた付箋を貼るなりして、1週間に1度は解き直すようにしていました。
また問題を効率的にとくために、問題をスキャナしていつでもプリントアウトできる状態にしておいたり、図のかける解答用紙を自作したりと、効率的にウォーク問を解けるようにしていました。
先生に言われたことや、実際に勉強してみて気付いたことを書いてみました。
改めて振り返ってみると、当たり前のこと過ぎてあまり面白みがないですね……。
しかし23点だった私が、35点取れるようになったのでかなり効果はあると思います。
この合格体験記を読んでくださっている方に向けて、どんな計画を立てて、どんな考え方で勉強していたのかを記載してみました。
これからの勉強に何かしらのヒントにしていただければ幸いです。